ローマ法王が退位されるそうで。
なんというかそうなんだという位しか言葉がないんですが(仏教徒だし)、BBCやらCNNを見ているとやっぱり大事件なのだと感じます。
日本ではあっちやこっちの座主が変わっても一般庶民にとってはそんな大事件ではない気がしますが、お国柄・国民性でしょうか。
『ローマ法王の休日』という映画がありますが、御覧になった方おられます?
昨年上映されたミニシアター系のイタリア映画です。
映画はコンクラーヴェ(教皇選挙)から始まります。
枢機卿の3分の2以上の票が誰かに集まる迄延々と繰り返されるのですが、映画でも中々票が固まらず投票が繰り返される。
もしかしたらこれから御覧になる方もおられるかもしれないので書きませんが、小中学校の学級会を彷彿とさせる場面が…^^;
最終的に選出されたのが全くのダークホースで、しかも「私には無理だ!」と叫んで新しい法王の言葉を待つ信者たちの前から逃げてしまうえらい人間的なおじさん(主人公)。
確かに国の指導者とはまた違う重圧がありそう(なんてありきたりな感想)。
邦題があの名作のパロで(原題は「法王が決まった」。ラテン語?)、日本での触れ込みも「コメディ」になっているのですが、これはコメディではないだろう…多分。
前半は確かにコメディだと思うけど。
良いと思える人とそうではない人、好きか嫌いかの両極に分かれる映画だと思う。
目の付けどころは凄く面白いのだけれど、後半がちょっと分かり辛いというか、物足りないというか。
ハリウッド的な映画に慣れ過ぎているというのもあるのかもしれないけれど。
『英国王のスピーチ』のような話を期待する人には不評だろうという気はします。
あの結末には驚いたけれど不満はない。
教会関連の歴史物では私の一押しはやっぱり『薔薇の名前』(ショーン・コネリー)だなー。
他にも何か見てるだろうと思うのだけれど、何があったか。一番印象に残っているのが薔薇の名前。
笑いを禁じるなんて衝撃的。
ラテン語と言えば『テルマエ・ロマエ』で阿部寛がラテン語を話しとりました。
上戸彩がどう見ても短期間で独学で勉強して話せるようになったというのは流石にどんだけラテン語のハードル低いんだよwという感じだけれど、あの映画の前半部は面白かった。
原作がそろそろ終わるそうですが、映画は来年のGWに続編が公開されるそうです。
何だか映画の話が続いているので。
『ドラゴンタトゥーの女』
あああーあ!トレイラーがイミグラント・ソングだーと思っていたら映画のオープニングに使われていた。
『ミレニアム』(スウェーデン版)のではなくて去年公開されたハリウッド版、ダニエル・クレイグが出ていた方。
原作は知らないのだけれど、原作ファンにも結構受けがよかったそうで。映画も面白かった。
R15でバイオレンスとセクシャルどちらの方かと思ったらどちらもだった。女子への性暴力シーンは辛い。
そしてダニエル・クレイグにモザイクがかかってたよ…(^^;
結構面白かったのでいずれミレニアムのシリーズも見たいと思っている。
『オーケストラ!』
確かフランス映画だったと思うのだけれど、ロシアの楽団の指揮者(と楽団員)が主人公なのでロシア語で話が進んでいく。
当然出てくる人の設定はロシア人だけれど、…ははは。呑気な人たちだ…
感動作の括りに入るのだと思うのだけれど、途中がだれてしまって見ていて疲れてくる。
最後のオーケストラのシーンと過去の話が繋がっていく辺りだけでいいかなあ。
『?』
確か冤罪を蒙って刑務所から出た後に自分を嵌めた人間と次々と殺していくアクション。
何で見たのか自分でも謎。なんせ題すら覚えていない。
『007 スカイフォール』
Mが!Qが!(察して)
面白い事は面白かったのだけれど、なんというか全体的に雑じゃないかこの映画…
そう思ったのは私だけ?^^;
それにジェームス・ボンドはそれなりにおっさんだけど、そこまでおっさんだった?とゆーか^^;
おっさん(比較的若い)だけど、(正真正銘の)おっさんではないと思ってた。
しかしこの作品ではついに老いが射程範囲に入ってきました…orz 似合わねえ…
一応体力第一的な諜報員という位置付けだから、最前線でいられる年齢は高くはないと思うけど。
色んな分野が新旧交代していく狭間にいる難しさと、「古くても良いもんは良い」的なテイストが入り混じった話だったと思います。
軍艦島出てたね~
実際には撮影出来ずセットを作って撮影したそうですが、あれはセットとは思えない。
でもまあ、007は『ロシアより愛をこめて』と『ゴールドフィンガー』が一番面白いと思うよ…
そういやピアース・ブロスナン(先代)の第1作目『ゴールデン・アイ』にショーン・ビーンが出てるのよ。
敵役です。
『マーガレット・サッチャー』
鉄の女、サッチャー首相の伝記的映画。メリル・ストリープ。
サッチャーすごいの一言。こういう人じゃないと10年も首相はやっていられないんだろう。
認知症とはいえまだ生きている人、しかも政治家を映画にするというのは結構難しいと思う。
対象者に対する作り手のスタンスというか、カラーが強く出てくるので。
ただ私があまり知らない事もあって、そこまでは感じずサラッと。
割と見やすい映画だったと思うけど、「ああそこもうちょっとクローズアップして~」と思う所が幾つか。
『ロビイストの陰謀』
ベースド・オン・アメリカの数年前のロビイストの実話!ケビン・スペイシー、バリー・ペッパー。
ブッシュ政権の時の話なので、そんなに昔の話ではない。
アメリカでは共和党の政治家を巻き込み大スキャンダル(ジャック・エイブラモフ事件)になったのだけれど、日本ではあまり報道されずに終わった。
どこまでのロビー活動が合法でどこからが違法なの…
見ていて思ったのは、正論を「正論であるから」という理由だけで法案を通すのはちょっと無理だろうな~と。
そしてこの映画はちょっと疲れた…
ケビン・スペイシー主演の映画では『マージンコール』が今は気になってる。
『リンカーン弁護士』
純然たるマシュー・マコノヒー目的だったのだけれど、これは面白かった!お勧め。
リンカーンという名前の弁護士かと思ったら、リンカーンに乗ってい(てそこを事務所にしてい)る弁護士の話。
どちらかと言うと悪徳。笑。
調べたら原作があって邦訳が2タイトル出ていた。ちょっと読んでみたいぞ!
あとウィリアム・メイシーを久しぶりに見た。
『サンキュー・スモーキング』(アーロン・エッカート)(これもお勧め)以来。
+『ローマ法王の休日』
+『テルマエ・ロマエ』
まだあるけど、それはまたいずれ。
というかローマ法王?ローマ教皇?
歴史的には教皇だよね?でも今はどっちも使っている。
前から疑問だったのですが、ウィキペディアを見たらああそうなんだという感じだった。(気になる人は各自でググって)
>なかむらさん (反転して下さい)
脚気の話を読んで頂いたのですね!ありがとうございます。
病気ひとつをとっても色んな歴史があるものだと、私も調べ始めてから驚く事が多くて。
日本での治療方が維新前には確立していた事を思うと、本当にその後の40年ほどは何だったのかと切なくなります。
先人の知恵は大切ですね…
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