【重賞回顧】京成杯

1番人気グラティアスが先行していき、直線では荒れた内目をスイスイと抜けていき、後続を突き放す強い内容で重賞初制覇して、2戦2勝としました。セレクトセールで約25000万で落札された馬でデビュー戦に続いての圧勝でクラシック戦線に名乗りを挙げましたね。関係者の方々、おめでとうございます。

グラティアス→仕上がりB、やや入れ込み気味で緩さがまだありますが、バネはありました。内容は上記に記載した通りですが、この内容ならダノンザキッドあたりとも互角にやれるだろうと感じました。

タイムトゥヘヴン→仕上がりB、入れ込みが激しかったですが、手先の軽さは目立ちました。

レースでは先手を奪い、直線では馬場の良い外目に出して、伸びてはいますが、勝ち馬が強過ぎました。メンタル面が成長すれば、かなり楽しみな馬になりそうです。

テンバガー→仕上がりA、ストライドが大きく、しっかりと歩けていました。

レースでは中団前目から追走し、直線ではしぶとく伸びての3着と力は見せました。

【重賞回顧】日経新春杯

7番人気ショウリュウイクゾが先行していき、直線では馬場の真ん中から前を捉えて、後続の追い上げを凌いでの初重賞制覇しました。タフな馬場、スムーズな先行策と全てが上手くいきましたが、この勝利をきっかけにGIでもタフさを活かして好走を期待したいですね。関係者の方々、おめでとうございます。

ショウリュウイクゾ→仕上がりB、やや入れ込み気味で緩さもありました。内容は上記に記載した通りですが、相手なりに走れる強みはGIでも強みになるかもしれませんね。

ミスマンマミーヤ→仕上がりA、前向きで軽さがありました。

レースでは最後方待機から直線では一頭だけ勢いが違う末脚を発揮しました。軽ハンデに恵まれましたが、スローを最後方から差してくるあたりはフロックではありませんね。

クラージュゲリエ→仕上がりB、やや硬さがありましたが、踏み込みは力強かったです。

レースでは先団後ろから追走し、直線では伸びてはいますが、最後は一杯になっています。本質的には2000以下が良いでしょう。

アドマイヤビルゴ→仕上がりA、推進力があり、バネがありました。

レースでは先団後ろの内側を追走し、直線では手応えはありましたが、全く伸びませんでした。タフな馬場が合わなかったのと、内にいれたのが堪えたかもしれません。

【重賞回顧】愛知杯

2番人気マジックキャッスルが中団追走から、直線では外から長く脚を使っての差し切り勝ちで重賞初制覇しました。

馬体は成長していましたし、得意のハイペースでタフなレースになりましたが、しっかりと勝ち切れたあたりは先々に繋がるでしょう。出資者の皆様、関係者の方々、おめでとうございます。

マジックキャッスル→仕上がりB、やや入れ込み気味で小足で秋華賞よりは仕上がりは甘かったですね。内容は上記に記載した通りですが、より強いメンバー相手でも通用する可能性は感じました。

ランブリングアレー→仕上がりA、前向きでしっかりと歩けていました。

レースでは中団追走から直線では外から先頭に立ちましたが、マジックキャッスルに僅差で競り負けてしまいました。自分の得意な条件なら重賞勝ちは近いでしょう。

ウラヌスチャーム→仕上がりS、外目をキビキビと体を使えており、抜群でした。

レースでは後方待機策から、直線では鋭い末脚を発揮しての3着と頑張りました。

ペースが向きましたが、力はまだ衰えてはいません。

センテリュオ→仕上がりC、集中力を欠いており、硬さがありました。

レースでは後方追走しましたが、3角あたりから手応えが怪しくなり、直線は全く伸びずに大敗しています。状態も今ひとつで馬場とペースも向きませんでした。