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M氏の一口馬主のススメ

募集馬レビューのパイオニア、YouTube始めました。

【金言】回収率を安定させる為の考え方

2020-01-05 20:00:00 | M氏の金言
こんばんは、M氏です。
次は回収率を安定させる為の考え方について、書いていこうと思います。
まず回収率とは投資した金額に対する配当金の割合をパーセントにしたものです。
いくら儲かったかという金額はレートによって、違いが出るので、回収率で比較しないと平等ではありません。
このあたりは基本的な部分なので、ほとんどの方が理解していると思います。
ただ出資する際に頭のどこかに回収率というものはいってしまいがちですし、勝った時も同様だと思います。
そんな事を書いている私でも競馬場で愛馬勝った時に勝った事でいくら入るから、回収率は今どれくらいになるとかまで考えるほどドライではないですし、そこまでは必要ではないとは思います。
前の記事にも書きましたが、出資が確定してからはもう動きようがないですし、後は愛馬を応援するしかありません。
しかしだからといって、回収率が今どれくらいかという事を把握しないのは間違いです。

何故間違いかと言いますと、回収率をしっかりと把握していないと出資の際に具体的なプランが立てれませんし、行き当たりばったりになってしまいます。もちろんそういうやり方でも勝てる人はいるかもしれませんが、それは運が良いだけで長いスパンで考えたら間違いなくマイナスになる可能性が高くなります。

これが一口馬主ではなく、会社の事業であったら経理管理が出来ていない会社に未来がないのは言うまでもないですし、そんな会社はないですよね、それくらいに把握しておいて当たり前の事です。

ではどうしたら回収率は安定しやすいのか?
私なりに考えた結果は
・出資頭数はなるべく少なくする
・出資レートはなるべく近くする、均等なら尚良し
・世代をグループで考えて、全体でどう稼ぐかをイメージする、その際に上手くいったケースではなく、最低のラインでイメージを作る
・自分が出資する価格帯をある程度決める

馬的には
・体質、気性にリスクが少ない馬を選ぶ
・欠点が少なく、まとまった馬を選ぶ
・すでに完成度の高い(緩さが少ない)馬を選ぶ


一番良くないのは高額馬ばかりを多数集めて、活躍馬がそれなりにいるのに、回収率が低いケース。この場合は名馬を引かないと挽回出来ないですし、本人的に成功していると勘違いしてしまっている場合が多いのも問題になります。そうならないように毎年5月あたりに今の現状の分析とその年の出資の大まかなプラン(予算)を立てるのは最低限やらないといけないですし、私のように毎月数字を回顧した方が良いのは言うまでもありませんね。
事業を経営するのと一緒でいかに具体的なビジョンを持ち、数字を掲げて、データを集めて、現状把握し、改善していくか?一口馬主も私は同じ考え方を持ってやる事が回収率を安定させる為には必要だと思いますので、まずは考え方だけは一流であるようにすべきですね。
そう振る舞う事で色々と見えてくる事も変わりますし、行動も変わっていきますからね。
以上で回収率を安定させる為の考え方でした。


【金言】一口馬主を満喫する為の考え方

2020-01-02 20:00:00 | M氏の金言
こんばんは、M氏です。
ここまで価格に対しての活躍と回収率について、馬体の見方について、筋肉の強さについてを書いてきました。かなり厳しく、またドライに書いており、読んでいて、不快感を抱く方もいらっしゃるかと思います。
しかし一口馬主=投資、ギャンブルという視点から見たら当然ですが、厳しくストイックやらないと勝ち組にはなれませんし、競馬はそんな甘い世界ではないのは言うまでもなく、馬券や一口馬主で勝ち続けている人間は常にストイックにやっていますし、そのくらいの覚悟がないなら高い確率で負け組になるのが目に見えているので遊び程度にしておいた方が良いだろうと私は考えていますので、競馬に関しては厳しくなってしまいますし、それくらいに厳しい世界だと伝える義務があると思っているから、そういう風に常に書いています。また有料でレビューを売る人間としての責任感がありますし、一貫性を持って取り組む事、プロ意識を持ってやっているので、そうなる事は御理解下さい。


ただ私のブログの中で私は愛馬についても書いています(カテゴリーは愛馬日記)
この記事を見てもらえば分かりますが、私は愛馬に関しては贔屓目に見ていますし、ジャッジが甘いのは自覚しています。
それは私も皆様と同じで自分の愛馬が可愛いですし、好きで現地に応援にもよく行きます。
そこは実は皆様と感覚は同じですし、愛馬愛は普通にあります。
そこには一口馬主を満喫する為の考え方のベースがありますので、その部分を今回は解説していこうと思います。

まず一口馬主は出資が確定したら、クラブを退会する以外は引退まで権利を放棄する事が出来ません、当然の話しですね。
つまり出資する時と引退時以外はストイックになる必要はなく、出資してしまったら、最後まで応援するしかありません、愛馬LOVEで良い訳です。愛馬を応援する楽しさ、優越感、愛馬愛は他の投資では絶対に味わう事が出来ないプライスレスな体験ですからね、楽しまなくては損ですね。

ただ引退となり、最終的な収支を振り返る際は贔屓目なしにドライに振り返らなくてはいけません。期待値以上に走ったならその要因を分析し、その成功例をまた次に出資する際のデータとしたら良いのです。
逆に期待値よりも走らなかった場合はダメだった敗因をしっかりと分析する必要があります。
それが資質の問題なのか、育成段階なのか、気性なのか、体質なのか、厩舎なのか、考えられる要素は様々です。
常々言ってますが、失敗から学ぶ事の方が多いので、辛いかもしれませんが、不本意な結果とも真摯に向き合う事が大切です。

このオンオフの使い分けをしっかりとして取り組めば、一口馬主をより満喫出来るだろうと私は考えています。
高評価の馬に出資して、結果が出なかったら、会員様は私のせいにしてもらえたら良いと私は思っています。
辛い反省や回顧は私が代わりに行っていますし、それをレビューの改良に毎年生かしているので、年々精度と質は向上していると思いますし、変化を恐れずに常に挑戦しておりますので、投資は自己責任にはなりますが、最終的に走らなかったら私のせいにして下さい。
そういう風に私のブログ、有料レビューを一口馬主を満喫する為のツールとしてもらう事も会員様、読者様目線で見たら、一口馬主を満喫する為の考え方かもしれませんね。
以上で一口馬主を満喫する為の考え方について、終わりたいと思います。


【金言】筋肉の強さについての考え方

2020-01-02 12:00:00 | M氏の金言
こんにちは、M氏です。
次は馬体の中から筋肉の強さについてを書いていこうと思います。
この部分は今までのレビューではあまり記載していない項目となるのですが、もちろん見た上で評価は付けていました。ただこの項目は私が考えていた以上に馬の資質に対して、重要であるという事が反省、回顧した結果から分かってきました。
そこでこの筋肉の強さについて、今年からはしっかりと記載していくように改良しようと思っております。

話はやや逸れましたが、筋肉の強さと言われてもピンとこないかもしれませんので、基本の部分から解説していきます。
筋肉の強さとは筋肉量とは別に筋肉の内側の強さ、すなわちインナーマッスルになります。
インナーマッスルがあると体幹の強さに繋がりますし、体質の強さにも繋がります。このあたりは人間と同じだと思ってもらえたら理解しやすいかなと思います。
過去の反省からになりますが、動きが今ひとつに見えても、筋肉の強さがある馬は育成していく事で動きが変わっていき、結果的に評価以上に走るという事が分かってきました。
私はバネはかなり重きを置いて、評価しているので、そういう馬はしっかりと評価して、結果を出してきましたが、馬体に良さがあるが、動きは今ひとつでバネもあまり感じない馬が何故走るのか?について、かなり悩み、研究してきました。その結果が筋肉の強さだと分かりました。

では筋肉の強さはどう判断したら良いかという事が次の疑問になると思いますので、解説していきます。
まず見た目は筋肉が締まっていて、硬そうに見えますし、引き締まっているので、皮膚感の良さにも繋がります。
また歩いた際に緩さが少なく、踏み込みがブレずにしっかりとしています。
動きが仮に推進力、ストライド、バネは今ひとつでもそういう馬体で歩きを出来る馬は筋肉の強さがあり、体幹がしっかりしているので、変わる可能性があるというわけです。

判断する際の注意点としては筋肉量、骨量が豊富だからといって、筋肉の強さがあるというわけではないという事。もちろんどれも揃っている馬もいますが、それはかなり資質の高い馬なので、少ないですし、見抜く事はそんなに難しくはないでしょう。
また引き締まっているので、筋肉量、骨量がある割にスマートに見えると思います。
もちろんですが、筋肉の強さがあっても、あまりに馬体にリスクがあったり、動きが悪く、気性にも問題がある場合は評価はしないと思います、あくまでも選定は総合的に行いますので、そこは御理解下さい。
以上で筋肉の強さについての考え方を終わります。



【金言】馬体についての考え方

2019-12-30 17:00:00 | M氏の金言
こんばんは、M氏です。
馬の価格に対しての考え方を理解したところで次は馬見になります。馬見をする際に見るべきポイントは多数ありますが、大まかに言うと、馬体、動き、気性になります。
その中で今回は馬体について書いていきます。

馬体を見る際に見るべき部分は
バランス、筋肉量、骨量、筋肉の質感と皮膚感と強さ、繋ぎの長さと角度、飛節の角度、前脚の角度、トモ、背中の形、お尻の形、胴、首、脚の長さと太さ、背の高さなどたくさんあり、比較するのが難しいと思います。
実際に完璧な馬なんていませんし、見る側の好みもありますので、評価も個々に違ってくると思います。
また一口馬主の難しさの一つに1歳時(2歳追加募集は除く)の馬体で判断して、成長を予測しないといけない事です。この成長を予測する事が一番難しいのは言うまでもなく、馬体の基本的な見方よりもこの部分が実は肝になります。
それと馬体が血統とマッチしているか?も重要な要素になりますので、より複雑になり、余計に分からなくなってしまいますね。
ではどうしたら分かりやすく見る事が出来るかの順序とポイントをこの後に説明していきます。

まず最初に全体のシルエットはどうか?から見ます。細かい部分は後から見れば良いですし、成長で変わっていきますので、まずはそこまで神経質になる必要はありません。
その際に測尺の数字があれば、尚良いですね。その全体のシルエットと数字がマッチしているかを比較します。
例としては
サイズの割に小さく見える、大きく見える
と言った感じです。

次にその馬体の成長度を見ます。この際に目安に生まれ月を参考して下さい。幼い馬体はバランスが悪くても、やや筋肉量が少なくも、1歳時はあまり問題ありません。
この際に測尺からデビュー時にどれくらいに成長しそうかも予測します。
その際に測尺で使用するのは体高と菅囲。この二つは成長してもそこまで大きく変わらないですし、サイズの割に菅囲が太い馬はこれから成長して多くなる可能性が高いですね。

次に馬体の欠点を探します。
繋ぎの長さと角度、前脚の角度、背中の形、脚の太さ、飛節の角度などです。ここで脚元にリスクがあるかどうかを判断します。

次に筋肉量、骨量、筋肉の質感と皮膚感と強さを見ます。この部分はその馬の資質に関わる部分なので、重要です。特に筋肉の質感と皮膚感と強さは天性のモノなので、ここで馬体の資質を判断して下さい。

最後に血統から見て、馬体はどうか?で父似なのか、母似なのか?を見てもらい、今まで見た要素をプラスし、総合的に見て、適性を予測して終わりとなります。

注意点としては一つ一つを分けて見てもらい、最後に総合評価とする事です。全部を一緒に見ようとするとごちゃごちゃになってしまい、抜けが発生しやすくなります。
また血統とのマッチ度は必ず最後にして下さい。最初からこの種馬だからという先入観を持つとフラットに見れなくなります。また母馬が名馬、愛馬、好きだったとかそういう先入観も持たないようにして下さい。馬体を見る際にそういう思い入れは視野を狭くするだけですからね。


以上が馬体を分かりやすく見る考え方になりますが、結構複雑になってしまいましたね、すいません。
ただ馬体を見るのは慣れも必要になりますし、分からない方はとにかくたくさんの馬を見る事からスタートすると良いと思います。幸いに毎週グリーンチャンネルでパドック中継もありますし、JRAVANでパドック動画をいつでも見る事が出来ますので、努力あるのみです。





【金言】価格に対して最低限必要な活躍の考え方

2019-12-30 01:30:00 | M氏の金言
こんばんは、M氏です。
M氏の金言というカテゴリーをブログリニューアルで作成しましたが、秋から冬にかけてなかなか多忙で書けていませんでしたので、年末から記事作成をスタートさせたいと思います。
まずこのM氏の金言のカテゴリーでは一口馬主で勝つ為に必要な事を皆様に教授する記事となります。今まで書いた事と重複するかもしれませんが、そういう時はおさらいだと思って見て下さい。

まず最初に価格に対して、最低必要な活躍についてです。回収率を語る上で必要不可欠な項目となり、馬見をする前にこの考え方をしっかりとしておかないと馬が走っている割に儲からない、赤字続きとなってしまいます。
大体勝ち数、勝った重賞数などだけを書いている場合は実は回収率はマイナスであるという場合がほとんどだと思います。
一口馬主は儲からないものだ、マイナスでもたくさん勝っているし、重賞、GI勝ちして楽しめているから良いというなら別にその価値観にケチをつけるつもりもないですし、それで本人が楽しいなら別に良いとは思います。それも一口馬主ならではの楽しみ方だという価値観も理解は出来ます。
ただ心底から最初からマイナスでも良いなんて思って、一口馬主をやっている人がいるなんて思えません。
競馬はギャンブルですし、馬はペットではありませんから。
一口馬主で勝ち組になる事は容易な事ではありませんが、最初から諦めていては絶対に達成は出来ません。
そこでまず初めに出資する前に今から自分が出資する馬がどれくらい稼いだら、損益がプラスになるか?という損益分岐点をまず知る必要があります。
それを大雑把ではありますが、私が有料レビューの会員様に提供している価格に対しての活躍目安表があるので、こちらをまずアップします。


【価格帯に対する活躍目安表】
1000万代→2勝クラス 又は1勝クラスで安定好走
2000万代→3勝クラス 又は2勝クラスで安定好走
3000万代→オープンクラス 又は3勝クラスで安定好走
4000万代→重賞勝ち負けレベル 又はオープンクラスで安定好走
5〜6000万代→重賞勝ち 又は重賞で安定好走
7〜8000万代→GI勝ち負けレベル 又は重賞勝ち複数
1億以上→GI勝ち 又は重賞勝ち多数


この活躍目安表は餌代を含めて、プラスとなるだろうという損益分岐点を示しています。
まずこの表の具体的な説明の前に一つ、理解しておかないといけない当たり前の事があります。
それは餌代は低価格の馬も高額馬も同じであるという事です。
これ当たり前の事なのですが、結構気にしてない方が多いと思う部分だと私は思っています。
何故そういう風に思うのかと言いますと、多数口クラブで多頭数持ちした場合の例で

予算10万円 1/400クラブ
ケース1
4000万(1口100000円)1口出資

ケース2
1000万(1口25000円)4頭に1口出資

これを予算10万で同様だと考えている方がかなりいるんじゃないかなと思っています。
同じ10万を使っても、この場合に餌代はケース1と2では餌代が4倍かかります。
リスクを分散させているという考え方も理解出来ますが、その場合に餌代が4倍かかるから、その分だけ全体として稼がないといけない賞金に差が出るという事を忘れてはいけません。


次に目安表の具体的な説明ですが、1000万の牝馬を例として、説明させて頂きます。
まず馬の餌代は60万×12ヶ月=720万
で計算します。
もちろんですが、入厩している期間が長くなれば餌代も増えますし、厩舎によって餌代も違いますし、外厩、育成先の餌代も各クラブによって違いますが、6ヶ月ずつ厩舎と外厩にいた場合の目安で計算しています(外厩 月40万×6ヶ月 厩舎 月80万×6ヶ月)

この場合に餌代の請求は2歳1月からスタートして、牝馬のクラブ規約の引退時期の6歳3月までで計算した場合に4年3ヶ月分の餌代が必要となります。

馬代1000万+餌代60万×51ヶ月=4060万

1000万の牝馬を任期満了の6歳3月まで走らせた場合の損益分岐点は4060万となります。
餌代を含めると低価格の馬でも現役が長くなるとかなり稼がないといけないのが分かりますね。

次に活躍目安表の1000万代の設定は
1000万代→2勝クラス 又は1勝クラスで安定好走

となっています。
2勝クラスの方が分かりやすいので、2勝クラスの方を例に説明します。

引退まで25走したと仮定して
未勝利勝ち 500万
1勝クラス勝ち 750万
25走分の出走手当 42万×25走=1050万

2-0-0-0-0-23 の馬なら2300万が獲得賞金となり、損益分岐点までマイナス1760万となりますが、これは極端なケースとなり、普通に走る馬なら掲示板、8着以内に何回か入るので、大体にはなりますが、餌代を含めてもそれなりの目安になると言うのが分かりますね。

このように私の作成した活躍目安表を参考に考えてもらえれば、自分が出資する価格の馬がいくら稼げばプラスになるのかという事は大体にはなりますが、把握する事が出来るので、出資前にこのあたりまで考えた上で出資を考える必要性が回収率を考えたら必要不可欠となります。




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