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M氏の一口馬主のススメ

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【金言】馬体についての考え方

2019-12-30 17:00:00 | M氏の金言
こんばんは、M氏です。
馬の価格に対しての考え方を理解したところで次は馬見になります。馬見をする際に見るべきポイントは多数ありますが、大まかに言うと、馬体、動き、気性になります。
その中で今回は馬体について書いていきます。

馬体を見る際に見るべき部分は
バランス、筋肉量、骨量、筋肉の質感と皮膚感と強さ、繋ぎの長さと角度、飛節の角度、前脚の角度、トモ、背中の形、お尻の形、胴、首、脚の長さと太さ、背の高さなどたくさんあり、比較するのが難しいと思います。
実際に完璧な馬なんていませんし、見る側の好みもありますので、評価も個々に違ってくると思います。
また一口馬主の難しさの一つに1歳時(2歳追加募集は除く)の馬体で判断して、成長を予測しないといけない事です。この成長を予測する事が一番難しいのは言うまでもなく、馬体の基本的な見方よりもこの部分が実は肝になります。
それと馬体が血統とマッチしているか?も重要な要素になりますので、より複雑になり、余計に分からなくなってしまいますね。
ではどうしたら分かりやすく見る事が出来るかの順序とポイントをこの後に説明していきます。

まず最初に全体のシルエットはどうか?から見ます。細かい部分は後から見れば良いですし、成長で変わっていきますので、まずはそこまで神経質になる必要はありません。
その際に測尺の数字があれば、尚良いですね。その全体のシルエットと数字がマッチしているかを比較します。
例としては
サイズの割に小さく見える、大きく見える
と言った感じです。

次にその馬体の成長度を見ます。この際に目安に生まれ月を参考して下さい。幼い馬体はバランスが悪くても、やや筋肉量が少なくも、1歳時はあまり問題ありません。
この際に測尺からデビュー時にどれくらいに成長しそうかも予測します。
その際に測尺で使用するのは体高と菅囲。この二つは成長してもそこまで大きく変わらないですし、サイズの割に菅囲が太い馬はこれから成長して多くなる可能性が高いですね。

次に馬体の欠点を探します。
繋ぎの長さと角度、前脚の角度、背中の形、脚の太さ、飛節の角度などです。ここで脚元にリスクがあるかどうかを判断します。

次に筋肉量、骨量、筋肉の質感と皮膚感と強さを見ます。この部分はその馬の資質に関わる部分なので、重要です。特に筋肉の質感と皮膚感と強さは天性のモノなので、ここで馬体の資質を判断して下さい。

最後に血統から見て、馬体はどうか?で父似なのか、母似なのか?を見てもらい、今まで見た要素をプラスし、総合的に見て、適性を予測して終わりとなります。

注意点としては一つ一つを分けて見てもらい、最後に総合評価とする事です。全部を一緒に見ようとするとごちゃごちゃになってしまい、抜けが発生しやすくなります。
また血統とのマッチ度は必ず最後にして下さい。最初からこの種馬だからという先入観を持つとフラットに見れなくなります。また母馬が名馬、愛馬、好きだったとかそういう先入観も持たないようにして下さい。馬体を見る際にそういう思い入れは視野を狭くするだけですからね。


以上が馬体を分かりやすく見る考え方になりますが、結構複雑になってしまいましたね、すいません。
ただ馬体を見るのは慣れも必要になりますし、分からない方はとにかくたくさんの馬を見る事からスタートすると良いと思います。幸いに毎週グリーンチャンネルでパドック中継もありますし、JRAVANでパドック動画をいつでも見る事が出来ますので、努力あるのみです。





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