昨日、ハンマー投げの室伏さんが、テレビの特集に出て
いました。
オリンピックや世界選手権が近づくと金メダル候補選手の
特集が組まれるようですが、昨日の番組に関しては、彼から、
はじめて「無の境地」という言葉を聞きました。
つまり、過去にも彼の同じような特集を何度か見ましたが、
「無の境地」という東洋的な発言は、初めてだったので、驚い
たのです。
彼は、大学で、指導もされていますから、西洋の科学思想が
基盤になっていると思います。
今まで、彼は、色々な科学的でユニークなトレーニングを
取り入れて、どの大会でも、自分の限界に挑戦しているの
ですが・・・。
彼は、科学的な裏付けがない、東洋的な概念の言葉を発する
ことはないだろう?と、思っていました。
ハンマー投げという競技と大学の教師という職業柄、
科学的な裏づけのない、東洋の概念を論ずることは
タブーだからです。
ところが、昨日のテレビでは、「無の境地」のことを説明して
おりましたので、何十年も同じ競技に取り組んで、西洋の
科学的な方法論を探究し尽くして、究極の到達点が、東洋の
概念になったのではないか?と、思ってしまいました。
その「無の境地」とは、16ポンド(7.26キロ)の重さのある
ハンマーを振り回すと、さらに重たく感じるのですが、重さを
感じない時があるそうです。
その重さを感じない時が、ハンマーが最高に飛ぶ時で、
その時に「無の境地」になっている!と、彼が説明したのです。
7キロ以上のハンマーを振り回せば、何十キロもの荷重が
かかると思います。けれども、この重さが感じなくなる境地が
あるのです。
野球で、 打者が、ホームランが打てる時、つまり、会心の
当たりになった時も、ボールが当った瞬間は、重さも、圧力も、
何も感じなく、ゼロの感覚なのです。
バットにボールの当たりが悪いと、手がしびれるほどの痛みを
感じるほどの圧力があるのに、会心の当たりの時は、まったくの
ゼロで、ボールをバットで打っているという感覚もないのです。
こんな感覚の時は、めったにないのですが、この時は、信じら
れないような飛距離になり、ホームランにもなるのです。
飛距離からすれば、自分が持っている力の何倍もの、
ものすごいパワーで打っていることになるのに、それが、不思議な
のですが、力がゼロに感じるのです。
一般に、この状態は、肩に力が入っていない、完全にリラックス
した状態で、ボールを打った状態、と、言われておりますが・・。
心身が完全に統一して、表層意識が完全になくなった時!
つまり、心が無になった時!に、このものすごいパワーが出ている
のです。
そして、まるで雲の上に浮かんでいるような感覚で、ものすごく、
気持ちがいいのです。
室伏さんも、「無の境地の時に、重さが感じなくなり、最高の
飛距離になり、金メダルが取れるのです。」
と、説明しておりましたので、今度のロンドン・オリンピックでは、
この境地で、活躍してくれると思います。
それにしても、西洋の科学的な方法論を早く卒業して、
もう少し早く、この「無の境地」に気づいていたら!!
と、嘆いても仕方のないことです。
後輩の指導には、彼は、これからは最高峰の指導者になるの
ですから、遠回りをさせないで早くから、東洋の概念を指導して
もらいたいものです。
弱者救済プロジェクト
いました。
オリンピックや世界選手権が近づくと金メダル候補選手の
特集が組まれるようですが、昨日の番組に関しては、彼から、
はじめて「無の境地」という言葉を聞きました。
つまり、過去にも彼の同じような特集を何度か見ましたが、
「無の境地」という東洋的な発言は、初めてだったので、驚い
たのです。
彼は、大学で、指導もされていますから、西洋の科学思想が
基盤になっていると思います。
今まで、彼は、色々な科学的でユニークなトレーニングを
取り入れて、どの大会でも、自分の限界に挑戦しているの
ですが・・・。
彼は、科学的な裏付けがない、東洋的な概念の言葉を発する
ことはないだろう?と、思っていました。
ハンマー投げという競技と大学の教師という職業柄、
科学的な裏づけのない、東洋の概念を論ずることは
タブーだからです。
ところが、昨日のテレビでは、「無の境地」のことを説明して
おりましたので、何十年も同じ競技に取り組んで、西洋の
科学的な方法論を探究し尽くして、究極の到達点が、東洋の
概念になったのではないか?と、思ってしまいました。
その「無の境地」とは、16ポンド(7.26キロ)の重さのある
ハンマーを振り回すと、さらに重たく感じるのですが、重さを
感じない時があるそうです。
その重さを感じない時が、ハンマーが最高に飛ぶ時で、
その時に「無の境地」になっている!と、彼が説明したのです。
7キロ以上のハンマーを振り回せば、何十キロもの荷重が
かかると思います。けれども、この重さが感じなくなる境地が
あるのです。
野球で、 打者が、ホームランが打てる時、つまり、会心の
当たりになった時も、ボールが当った瞬間は、重さも、圧力も、
何も感じなく、ゼロの感覚なのです。
バットにボールの当たりが悪いと、手がしびれるほどの痛みを
感じるほどの圧力があるのに、会心の当たりの時は、まったくの
ゼロで、ボールをバットで打っているという感覚もないのです。
こんな感覚の時は、めったにないのですが、この時は、信じら
れないような飛距離になり、ホームランにもなるのです。
飛距離からすれば、自分が持っている力の何倍もの、
ものすごいパワーで打っていることになるのに、それが、不思議な
のですが、力がゼロに感じるのです。
一般に、この状態は、肩に力が入っていない、完全にリラックス
した状態で、ボールを打った状態、と、言われておりますが・・。
心身が完全に統一して、表層意識が完全になくなった時!
つまり、心が無になった時!に、このものすごいパワーが出ている
のです。
そして、まるで雲の上に浮かんでいるような感覚で、ものすごく、
気持ちがいいのです。
室伏さんも、「無の境地の時に、重さが感じなくなり、最高の
飛距離になり、金メダルが取れるのです。」
と、説明しておりましたので、今度のロンドン・オリンピックでは、
この境地で、活躍してくれると思います。
それにしても、西洋の科学的な方法論を早く卒業して、
もう少し早く、この「無の境地」に気づいていたら!!
と、嘆いても仕方のないことです。
後輩の指導には、彼は、これからは最高峰の指導者になるの
ですから、遠回りをさせないで早くから、東洋の概念を指導して
もらいたいものです。
弱者救済プロジェクト