O氏のかばん

いろ・イロ・色々@日常雑記

赤銅色

2008年06月28日 | 文章からみる日本の色
菊池君 
石川啄木(著)


志田君は、首から赤銅色になった酔顔を突出して笑った…
(新版 色の手帖より)
C-0・M-80・Y-100・K-60


ポパイ誌のライターは本文よりも写真説明に力を入れよと教育されていたらしい。雑誌が面白いか、つまらないかの判断は、キャプションを見ればすぐわかるそうだ。本文にも勿論自信がなければいえないことだが、それだけ細部にこだわっていたのだろう。

青磁色

2008年06月18日 | 文章からみる日本の色
焚火 
志賀直哉(著)


段々白い雲の薄れて行く、そして青磁色(せいじいろ)の空が拡がるのを眺めて居ると…
(新版 色の手帖より)
C-57・M-0・Y-40・K-10


モノが売れない時代になってきた。本当に必要なモノは何かを考えることも必要だ。でも、それも何年も前にも言われていたことかもしれない。世の中繰り返しているんだろうか?

すみれいろ

2008年06月16日 | 文章からみる日本の色
美しい村 
堀辰雄(著)


私はその暗い雲の割れ目からちらりと見える、何とも言へずに奇麗な、その菫色(すみれいろ)がたまらなく好きであった…
(新版 色の手帖より)
C-65・M-72・Y-0・K-0


20年前になろうか、作家の新井満氏が、いまは「引き算」の時代といっていた。モノや情報に押しつぶされて身動きもできなくなってしまっている。現在もあまり変わっていないか? 
広告のあり方もおしつけがましいやり方は通用しなくなってきている。いまこそ「引き算」型の広告を考えなくてはならない。

ミルキーホワイト・乳白色

2008年06月04日 | 文章からみる日本の色
学生と読書
河合 栄治郎(編)


普通一般に書斎の照明法として応用されてゐるのは半間接と言って、電球が露出せず乳白色のグローヴの中に隠されたもので…
(新版 色の手帖より)
C-0・M-0・Y-3・K-0


景気の善し悪しを感じるのは、ニュースからの情報より、身の回りのできごとから。
※男子バレー、オリンピック出場決定!!

苔色(こけいろ)

2008年06月01日 | 文章からみる日本の色
月山 
森敦(著)


まだまだ夏の気配があって、それが滴るばかりの緑が見せていました。しかし、月山は〈略〉そうした緑の中に、ひとり淡々と苔色を帯びていたのですが、…
(新版 色の手帖より)
C-40・M-0・Y-90・K-45


板橋美術百貨店(於:板橋区立美術館)
靉嘔 (あいおう)ギャラリートークでは、1950年代の自由と独立の精神で制作することを主張するデモクラート美術についてやAY-Oの名前の由来などが聞けて楽しかった。