O氏のかばん

いろ・イロ・色々@日常雑記

もえぎ

2008年01月31日 | 文章からみる日本の色
日本橋 
泉鏡花(著)


萌葱(もえぎ)がかった、釜底形の帽子を…
(新版 色の手帖より)
C-38・M-0・Y-84・K-0


30代の若者が仕事探している姿を多く見かける。就職難を経験した世代で気の毒でもある。一昔前と違い、30代は「まだまだこれから…」の時代かもしれない。

とくさいろ(木賊色・砥草色)

2008年01月28日 | 文章からみる日本の色
虞美人草 
夏目漱石(著)


子羊(ラム)の皮を柔らかに鞣(なめ)して、木賊色(とくさいろ)の濃き真中に、水蓮を細く金に描いて…
(新版 色の手帖より)
C-58・M-0・Y-50・K-50


この言葉が相手に伝わるかどうかは、自分の信頼性や影響力がものをいう。相手との信頼関係を高めることが重要だ。

エメラルドグリーン

2008年01月26日 | 文章からみる日本の色
自然と人生 
徳富蘆花(著)


飛沫は箇々日光を捉へて金紫の色に輝やき、其の落ちてまたむらむらと湧き上る時、冷艶清美実に云ふべからざる緑青色(エメラルドグリーン)を帯ぶ…
(新版 色の手帖より)
C-80・M-0・Y-72・K-0


土曜夜のNHKドラマ「フルスイング」を見ている。久々に感動させてくれる。

コチニールレッド(洋紅)

2008年01月17日 | 文章からみる日本の色
一房の葡萄 
有島武郎(著)


どの色も美しかったが、とりわけて藍と洋紅(やうこう)とは喫驚(びっくり)するほど美しいものでした…
(新版 色の手帖より)
C-0・M-90・Y-40・K-20


震災から13年。早いか遅いかは当事者でなければわからないが、失ったものは戻らないのも事実である。これからの世の中、失うもの以上に心をつなぐ出来事があることを願う。

みずあさぎ

2008年01月15日 | 文章からみる日本の色
草枕 
夏目漱石(著)


茫々たる薄墨色(うすずみいろ)の世界を、幾条の銀?が斜めに走るなかを、ひたぶるに濡れて行くわれを…
(新版 色の手帖より)
C-.0・M-0・Y-0・K-50


知識は至るところに転がっているが、それがわからずに過ごしていることがあまりにも多い。拒否しているわけではないが、自分の力をあげない限りみつけることはできないだろう。

みずあさぎ

2008年01月14日 | 文章からみる日本の色
よじょう 
山本周五郎(著)


水浅葱(みずあさぎ)に染めた生麻(きあさ)の帷子(かたびら)の着流しで…
(新版 色の手帖より)
C-40・M-0・Y-20・K-30


東京の最高気温は5.6℃で、成人の日としては過去30年間で、93年の4.3℃に次ぐ、2番目に低い最高気温だという。今年、雪は見ていない。寒さを感じる状況も様変わりしてきた。