かきいろ 2007年10月30日 | 文章からみる日本の色 浴衣を重ねし唐桟の着物に柿色の三尺を例の通り腰の先にして… (新版 色の手帖より) C0 M70 Y75 K0 たけくらべ 樋口一葉(著) ※意思とは何か? これでもか、これでもかと考えたことがないのに意思がなにもないよなぁ~。
ときいろ 2007年10月29日 | 文章からみる日本の色 薔薇色の山際から東の天(そら)は淡く朱鷺色(ときいろ)に明け放れて… (新版 色の手帖より) C0 M40 Y10 K0 青春 小栗風葉(著) ※暴走老人! が話題になっている。いけねー、いけねー、気をつけないと!これからもっと一人では生きにくくなるんだからね。
なまかべいろ 2007年10月28日 | 文章からみる日本の色 生壁色(なまかべいろ)の地へ、焦げた丹と、薄い黄で、絵だか模様だか… (新版 色の手帖より) C0 M13 Y43 K50 草枕 夏目漱石(著) ※メジャーのワールドシリーズも日本人選手が活躍。日本では中日VS日ハムの日本シリーズ。次はオリンピックだ。
くわぞめ 2007年10月27日 | 文章からみる日本の色 糸薄(いとすすき)は桑染色(くわぞめいろ)の花盛りであった… (新版 色の手帖より) C0 M20 Y60 K40 雪国 川端康成(著) ※季節はずれの台風が関東に接近で一日中雨。北海道では日本シリーズの開幕。一年の早さと季節の移り変わりを感じる。
いちごいろ 2007年10月25日 | 文章からみる日本の色 その頸は横転逆転し切り口の苺色がみえたり眼玉がとびだしたり暗くなったり… (新版 色の手帖より) C0 M75 Y35 K30 蛙 草野心平(著) ※「できない」人ほど「努力」のチャンスに恵まれている。「これも男の生きる道」とは橋本治氏。中途半端な「できる」は努力することをおろそかにしてしまうのか。
えびいろ 2007年10月24日 | 文章からみる日本の色 中央に吊るされた大プラムの、五色のレンズで飾られた蝦色(えびいろ)の傘の影が… (新版 色の手帖より) C0 M80 Y40 K70 少年 谷崎潤一郎(著) ※アメリカのカリフォルニアでは大火事。日本では偽装ばかり。気候も世の中も異常なのか?
ネービーブルー 2007年10月22日 | 文章からみる日本の色 なんとイキな白のヴラウスにネービー・ブルーのスカートと来ると、これまた戦後日本の新風景で… (新版 色の手帖より) C70 M50 Y0 K70 鉛筆ぐらし 扇谷正造(著) ※学生の就活セミナーという名目で人を集め、物を売り売り付けようとしている。なすがままにされる方もいけないが、弱みにつけ込む企業の体質はどうかしている。そんなものは販売促進とはいえない。
モーブ 2007年10月19日 | 文章からみる日本の色 匡子がモーブ色の足先までつつむドレスを着て、〈略〉ドレスと同じ色に染めた髪をきらきら灯に輝かせて立っていた (新版 色の手帖より) C50 M70 Y5 K0 抱擁 瀬戸内晴美(著) ※JJとはいかないが、少しはいつもと色を変えてみれば!
柑子色(こうじいろ) 2007年10月18日 | 文章からみる日本の色 こうじいろ 大きな雄鳥である。総身の羽が赤褐色で、頸(くび)に柑子色の領巻があって、黒い尾を長く垂れてゐる (新版 色の手帖より) C0 M40 Y75 K0 鶏 森鴎外(著) ※ばかとはさみはつかいようというが、つかいこなせないあなたはもっとばか?
たいしゃいろ 2007年10月14日 | 文章からみる日本の色 草の枯れた利根川の土手は唯一帯に代赭色(たいしゃいろ)に塗られて見えた (新版 色の手帖より) C0 M70 Y84 K30 田舎教師 田山花袋(著) ※文豪・夏目漱石の49歳の生涯を感じる一日(江戸東京博物館11/18まで開催)。
モスグリーン 2007年10月13日 | 文章からみる日本の色 男のやうな黒いベレエ帽を被った女と、すばらしい海草色(モスグリーン)の外套を着た女が、ちょっと頬笑(ほほえ)みあひながら〈略〉看守を待ってゐた (新版 色の手帖より) C30 M0 Y70 K60 真理の春 細田民樹(著) ※「悟らなければ修業する意味がない」などと考える必要はない。「少しずつでも、自分はよい方向に進んでいる」という思いは、それだけで人生の素敵な財産である。〈朝日新聞/日々是修業より〉 超人にはなれないし、いきなり目標を高く設定してもクリアするのは難しい。一歩一歩が大切だ。それも相手にわかるようにというのが、会社ではこれまた難しい。
つちいろ 2007年10月11日 | 文章からみる日本の色 顔の色が土気色をし、半白、一つまみほどの髪をひっつめに結った老夫人が… (新版 色の手帖より) C0 M47 Y85 K0 冥府(1954) 福永武彦(著) ※オペレーターとはただ機械の操作をする人にあらず、そこに心をいれていけば「質の向上」という強みを持つことになるだろう。
ぎんねず 2007年10月09日 | 文章からみる日本の色 その銀鼠色(ぎんねずいろ)にすすけた障子へ… (新版 色の手帖より) C0 M0 Y0 K43 都会の憂鬱 佐藤春夫(著) ※江戸東京博物館で「文豪・夏目漱石ーそのこころとまなざしー」を11月18日(日)まで開催している。季節が変わり「芸術の秋」で企画展も目白押し、縁遠いなんていってないで、たまには出かけてみるとしょっ!
草色 2007年10月06日 | 文章からみる日本の色 無造作に外套のポケットから草色の洋封筒に赤インキで書いた手紙を出して渡した(新版 色の手帖より) C30 M0 Y70 K48 暗夜行路 志賀直哉(著) ※教育なのか、しごきなのか、むずかしい問題だ。ビール瓶でなぐるなんてもってのほかだが、言葉もじゅうぶん凶器になりうる。いたるところに暴力はあるかもしれない。
オリーブグリーン 2007年10月04日 | 文章からみる日本の色 実験用の色素は当時簡単に入手できた模型用の水性塗料を使った。するとその色は、オリーブグリーン――軍隊で使用される暗緑色――になることがわかった。(P188) C20 M0 Y75 K70 (新版 色の手帖より) 完全版 下山事件 最後の証言 柴田哲孝(著) ※歳を重ねると不思議がる心が薄れてゆく。デザインは感動!と本田宗一郎はいった。今は歳だけとってしまったのか。それでも人間バンザイだ。