O氏のかばん

いろ・イロ・色々@日常雑記

えびちゃ

2008年03月31日 | 文章からみる日本の色
別天地 
国木田独歩(著)


蝦茶色(えびちゃいろ)の仏蘭西織(フランスおり)のカーテン…
(新版 色の手帖より)
C-0・M-60・Y-50・K-60


デザインの時代といわれているが、雑誌の「ペン」や「カーサ ブルータス」などの購入層はどこのだれ?

朱色

2008年03月25日 | 文章からみる日本の色
行人 
夏目漱石(著)


あるものは袖口を括った朱色(しゅいろ)の着物の上に…
(新版 色の手帖より)
C-0・M-85・Y-100・K-0


「漁夫生涯竹一竿」漁夫は釣竿一本あれば生きていける。地位や名誉など余分なものは捨てて自由に生きなさい、という意味。でも、人生においてその釣竿はいまだに見つけていない。

退紅色

2008年03月22日 | 文章からみる日本の色
青年 
森鴎外(著)


退紅色(たいこうしょく)の粗い形の布団を掛けた置炬燵を脇へ押し遣って、桐の円火鉢(まるひばち)の火を掻き起して、座敷の真ん中に鋪(し)いてある〈略〉紫縮緬の座布団の前に出した…
(新版 色の手帖より)
C-0・M-30・Y-20・K-10


計算された見せ方だけに目が向くと、隠れた重要な部分を見過ごしがちになる。

鉛色

2008年03月20日 | 文章からみる日本の色
海辺の光景 
安岡章太郎(著)


高知湾の海がナマリ色に光ってゐる…
(新版 色の手帖より)
C-3・M-0・Y-0・K-65


「理解する」を英語で言うと“understand”。直訳すると“下に立つ”。
子供に対して大人が見下ろして話をしても口を聞いてくれないが、同じ目線で話をすると安心する。大人同士であれば、相手を尊重し、目を合わせて話をすることがコミュニケーションの原点だ。

納戸色

2008年03月16日 | 文章からみる日本の色
倫敦塔 
夏目漱石(著)


其真中の六畳許りの場所は冴えぬ色のタペストリで蔽はれて居る。地は納戸色(なんどいろ)、模様は薄き黄で…
(新版 色の手帖より)
C-82・M-0・Y-22・K-40


「自分探し」という言葉は若者だけの言葉ではない。今の世の中、おじさんたちはこれからもっと切実な「自分探し」が多くなるのではないだろうか。

だいだい色

2008年03月15日 | 文章からみる日本の色
青べか物語 
山本周五郎(著)


焚口の火を映して、建物の中に充満した濃霧は橙色(だいだいいろ)にぼうと染まり…
(新版 色の手帖より)
C-0・M-60・Y-100・K-0


サービスの正体は、決して自分へのサービスではない、サービスをもらえないことに怒りを覚えるあなたに「サービスの正体とはね…」などと口にする権利はない。