蜜柑色 2008年04月28日 | 文章からみる日本の色 真理の春 細田民樹(著) 足早に小ごしをかがめ、蜜柑色の小さなスエターを背後から握った… (新版 色の手帖より) C-0・M-55・Y-100・K-0 全ての人が共通して求めるもの。それは「幸福」だ。
緑青色 2008年04月27日 | 文章からみる日本の色 虞美人草 夏目漱石(著) 一面に冴へ返る月の色の方六尺のなかに、会釈もなく緑青(ろくしょう)を使って、柔碗(なよやか)なる茎を乱るる許に描た… (新版 色の手帖より) C-57・M-0・Y-60・K-40 納得できれば、今を面白くできるし、がんばることも出来る。
わさびいろ 2008年04月26日 | 文章からみる日本の色 思ひ出 北原白秋(著) 店全幅(みせいっぱい)の薬種屋式の硝子戸棚には曇った山葵色(わさびいろ)の紙が… (新版 色の手帖より) C-30・M-0・Y-50・K-10 長野で聖火リレー。
枯草色 2008年04月24日 | 文章からみる日本の色 セルロイドの塔 三浦朱門(著) 二十坪ほどの庭は樹木らしいものは殆どなく、その中央の部分は芝生である。枯草色の去年の芝の間から、緑の若芽が生毛のようにのびかけていた… (新版 色の手帖より) C-0・M-15・Y-40・K-10 お金はなくとも楽しくやっていける。それは、お金のある人がいう言葉?
ろこうちゃ(路考茶) 2008年04月21日 | 文章からみる日本の色 日本人のへそ 井上ひさし(著) 路考茶(ろこうちゃ)の縮緬の袷小袖に襦珍の丸帯を締め… (新版 色の手帖より) C-0・M-20・Y-70・K-55 あとで、あとでという「あとで」は、とうとうやってこなかった。
牡丹色 2008年04月19日 | 文章からみる日本の色 傷ついた葦 曾野綾子(著) 牡丹色の司教マントを着た大司教と… (新版 色の手帖より) C-3・M-77・Y-0・K-0 明日はいい天気になりそうだ。
革色 2008年04月16日 | 文章からみる日本の色 多情多恨 尾崎紅葉(著) 帯は地模様の革色襦珍と黒襦子の腹合… (新版 色の手帖より) C-40・M-0・Y-40・K-70 「記憶とは過ぎ去らなかったもののこと」。ブームは記憶を呼び起こす仕掛けかなのかも…。
かちいろ 2008年04月13日 | 文章からみる日本の色 沙羅の木 森鴎外(著) 褐色(かちいろ)の根府川石に 白き花はたと落ちたり… (新版 色の手帖より) C-35・M-27・Y-0・K-65 おもてなし、サービスという言葉が多すぎて……??。
栗色 2008年04月10日 | 文章からみる日本の色 海と毒薬 遠藤周作(著) 日本人の顔をしているが髪の毛が栗色だった… (新版 色の手帖より) C-0・M-70・Y-80・K-65 労働とはその営みを終えてしまった後でなければ、自分が何を成し遂げたのかが分からないように構造化されている。(内田 樹) 人生を振り返った時に、はたして何かが見えてくるのだろうか?
消炭色 2008年04月07日 | 文章からみる日本の色 贅沢貧乏 森茉莉(著) 一枚は消炭色。もう一枚はピンクがかった小豆色と、小豆色を帯びた灰色との、細い格子のぼやぼやした布地である… (新版 色の手帖より) C-0・M-0・Y-0・K-85 途切れた気持ちを修復するのは難しい。環境を変えてはじめてよかったのか、わるかったのか、わかるものである。
カーキー 2008年04月05日 | 文章からみる日本の色 色ざんげ 宇野千代(著) カーキ色の詰襟を着てゲートルを捲いてゐる… (新版 色の手帖より) C-0・M-25・Y-60・K-35 チームとしての力を十分に出すために必要な条件とは…? 個々の能力?信頼?お金?etc.
漆黒 2008年04月02日 | 文章からみる日本の色 女ひと 室生犀星(著) 下まぶたから四本の漆黒な線が、口に向いてイナズマ状にはしってゐた… (新版 色の手帖より) C-50・M-50・Y-0・K-100 思いっきり暗部を経験すれば、次は明るくなるに決まってるじゃないか。
古代紫 2008年04月01日 | 文章からみる日本の色 細雪 谷崎潤一郎(著) 女たちは皆、姉が黒羽二重、幸子以下の三姉妹がそれぞれ少しづつ違ふ紫系統の一越(ひとこし)縮緬、お春が古代紫の袖、と云ふ紋服姿であった… (新版 色の手帖より) C-35・M-63・Y-0・K-32 入社式だった新入社員もいれば、まだ決まらずに求職を続けている若者もいる。やりたい仕事にできるかどうかは本人しだいだが、間違った教育を強要されることはあってはならない。