O氏のかばん

いろ・イロ・色々@日常雑記

うぐいすちゃ

2007年11月29日 | 文章からみる日本の色
田舎教師
田山花袋(著)


帯は白茶と鶯茶(うぐいすちゃ)の腹合せをして居た…
(新版 色の手帖より)
C-0・M-20・Y-70・K-70


※ノーケイタイ、ノーテレビデーの実践を提唱する「作家 柳田邦男氏」の危惧にも日本人は耳を傾ける必要がある。しかし、それが可能なのは一部だろう。その一部の人になるにも生半可な気持ちではできない。どうする?

かめのぞき

2007年11月27日 | 文章からみる日本の色
われから 
樋口一葉(著)


集まりし人だけに瓶(かめ)のぞきの手拭、それ、と切って分け給えば、一同手に手に打冠り…
(新版 色の手帖より)
C-40・M-0・Y-15・K-0


※リサイクルという言葉から感じるほど、ペットボトルのリサイクルはコストがかかりすぎ、本当のリサイクルになっていない。20年の歴史があるというドイツのリユースに学んでもいいんじゃないだろうか。

うすあい

2007年11月24日 | 文章からみる日本の色
母なるもの
遠藤周作(著)


子供の着物は薄藍(うすあい)で、貴婦の着物は黄土色で塗られ…
(新版 色の手帖より)
C-30・M-0・Y-5・K-15


※気にしていると、ものは見える。思い込みがあると、ものは見えない。ビジネスマンのための発見力養成講座〈小宮一慶著〉
見えてるつもり、分かったつもりがいかに多いことか。「バカの壁」は超えられなくても、少しぐらいは崩してみないといけない。

チャコールグレー

2007年11月22日 | 文章からみる日本の色
小さな貴婦人
吉行理恵(著)


雲が部屋の中に戻って来た夢を見た。淡いチャコールグレーが美しかった
(新版 色の手帖より)
C5 M15 Y0 K83


※「今を大切に生きる」とは? 大切と言える基準はなんだろう。自分のため?相手のため?会社のため?家族のため?このまま何も分からずに時が過ぎていくことが、今を大切にしていないことになっていないか?

オパールグリーン

2007年11月21日 | 文章からみる日本の色
貧しき人々の群
宮本百合子(著)


はてしない大空の紺碧の拡がり、山々の柔らかな銀青色の連なり。霞が彼方の耕地の末でオパール色に輝いてゐる
C30 M0 Y30 K0
(新版 色の手帖より)


※「このことが幸福にならないとも限らないよ」「このことが禍にならないとも限らないよ」人間万事塞翁が馬。世の中たしかに予測はむずかしい。でも、禍は避けて通りたいと思っている自分は、なんと身勝手な人間なのだろう。

コバルトブルー

2007年11月18日 | 文章からみる日本の色
ぼくは〈略〉鮮やかな緑とかコバルトブルー、それから向日葵やオレンジやオリーヴの色が好きなんだ
(新版 色の手帖より)

C100 M50 Y0 K0

がらくた博物館
大庭みな子(著)



※便利になり何不自由なく暮らしていけるように思えるが、“こころ”を失いつつあることは大きい。ブルートレインも利用客の減少により消えてゆくという見出しが新聞に載っていた。古き良き日本という言葉とおなじように、新しい中にもその言葉を見つけることはできないものか。ただ、古き良き日本というのもある人からみれば錯覚かもしれないが…
東京都現代美術館で、岡本太郎氏の壁画「明日の神話」を見る。なにか息遣いを感じる。

淡黄色(たんこうしょく)

2007年11月12日 | 文章からみる日本の色
皮膚の色が淡黄色を帯びて…
(新版 色の手帖より)

C0 M3 Y40 K0

吾輩は猫である
夏目漱石(著)



※クレドは「信念」または「信条」という意味のラテン語。リッツカールトンが考案した「クレド(Credo)」は従業員全員が同じ価値観に基づくサービスをお客様に提供するシステム。(安田佳生・ 採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長 )。すこしは信念をもて!「自分」。

すないろ

2007年11月11日 | 文章からみる日本の色
ナイフでけずったような砂色の石が、どこか普通の石ころとちがうと思って先生に見せたら、隕石だということで…
(新版 色の手帖より)

C0 M5 Y25 K20

抱擁 
瀬戸内晴美(著)



※じっと待っているとか、傍観しているままでは先に進むことができません。待っていて巡ってくるチャンスは、人生に何回もやってこないですから。(略)だから、チャンスは自ら動いてつかみ取るものだと思っています。佐藤琢磨/朝日夕刊より