goo blog サービス終了のお知らせ 

しゅうりずむ

酸いも甘いも。。。

自分勝手な解釈

2011年10月03日 | 日記
人とは、というか自分という人間はつくづく自分勝手な考えをするものだと思う。

年間1/3は海外出張で不在だった頃、
家族に多大な苦労をかけながらも僕自身子供に会えない日々が
結構寂しかったりした。

それでも、家にいるときにはできる限り子供と一緒に過ごし
不在の分もカバー!なんて思っていたものだ。

妻も「いなくても僕が仕事を楽しんでることが唯一の救い」と言ってくれたものだ。


図々しい人などは「不在の時があるから父親のありがたみもわかるし
思いっきり良い父親になれる」なんて言っていた(僕ではない)


ところが、毎日家に帰るようになった今日この頃。

子供には寝顔だとしても、毎日会えて僕は嬉しいし、妻の苦労は少ないし
転職の結果論だとしてもなんと良かったのだろうと自己満足の日々。

家族とはこういうものだ、と。

結果的にどちらが幸せな家族、親の望む子供像になるかは分からないが
現時点では今の方が幸せだと思っている自分が幸せ、という究極の自己満足の世界。

世の中の流れや製造業という自分が関わる業界、
そしてドメなくせに海外志向の自分を鑑みると
また数年後には海外出張続きなんてこともあるとは思っているが
とにかく今はいい感じである。

余談だが、移動という肉体労働が減り知的労働の時間が増えたことも
脳みそには良いはずである。

ありときりぎりす

2011年09月27日 | 日記
前職の上司からメールが来た。

僕が半年以上関わって原因不明であった問題が解決しそうだと。

メールには懐かしい専門用語が並ぶ。
会社を辞めてたった2か月だけどそのメールから想像する
状況がとても懐かしく、もう決して戻れはしない自分に気が付く。

楽しさ、楽さを現段階で選ぶとしたら前職であろう。
でも、ここ数年はこのままで良いのか?という不安が常に
つきまとっていたことも確か。

目標に近づくか、将来に役立つかという問いであれば今の職を
選んだことに間違いないと現時点では確信を持っている。

10年後、20年後の幸せの為に今を選択した。そういう想いである。
(別に今が辛い訳ではない^^)


学生時代、遊ぶのを断って勉強しに家に帰った友人たちも
もしかしたらそんな心境だったのかもしれない。

「今頑張り明日笑う」

僕は常に目先の楽しさのみ追求してきた、
遊びを断ることなど絶対にできなかった。

だから浪人して、留年して、長期的な目標など何一つ達成できず・・


お先真っ暗という程ではないが、「一寸先は闇」

これこそが自分自身挑戦している証拠ではなかろうか

日々前進あるのみである。

ビジネスパーソンとしての自立とは

2011年09月14日 | 日記

勝手な思い込みであるが、
「世の中ビジネスパーソンってこうでなきゃ!」って事の1つ。

売り上げ、利益に対する責任。

このプレッシャーの中で判断を繰り返し業務を遂行し結果を出してこそ
ビジネスパーソン→経営人材なんだろうな、と思う。

これは会社や職種によって大きく違うし、
当然ながらこの種の責任≒プレッシャーを全員持つべきだとも思わない。

ただ、頭では理解していてもいざ自分に降りかからないとこれはやっぱり分からない。

仕事相手の韓国のエンジニアは一部そういう環境であった。
僕は結果を出そうととにかく頑張りはしたが結果に対する責任は無かった。

今思うとこれはものすごい差である。

どちらが良いかは考え方の違いだが、
将来本気で組織を背負うならば若いうちから進退覚悟の責任環境下で
仕事をするべきで、さもないと頭も体も腐っていくのではないか?と
最近感じる。

というか、決定的な差が出てきているのを職を変え目の当たりにした。

ビジネスパーソンとしての自立(起業という意味ではない)を目指すならば
ここはやっぱり外せないな。

入社1か月が経ち

2011年08月29日 | 日記
入社1ヶ月が経ち何が変わったかと言えば全てが変わった。

家を売却し、保育園の転園に奔走し、
仮住まいの家を探し(まぁこれは一瞬で決まったが)引っ越しして。
その間大学院のレポートがあったりとそんなことをしているうちに
また一つ歳を取った。

とは言え色々物理的には変わったが心理的には変わっていない。

う~ん、この感覚、語彙の無い僕には表現できないが。

勿論仕事での言葉は依然分からないことだらけで、
思考もスピードも何もかも違うのだが、
なんというか仕事への心構えやスタンスというものは
良くも悪くも変わってないなと感じている。

よく言えば、積極的な姿勢!?は維持。

悪く言えば、多少問題あってもどうにかなるだろという開き直り。


退職する前はあーだこーだと色々転職自体に懸念していたが
移ってみるとあっさりという感じで、
例えているならいつも成田使っていたのが羽田になったくらいの軽い感じであった。
意味わからん?


まだまだひよっこ1年生早く自立しなければ!

たくさん飲んだ7月の思いで

2011年08月09日 | 日記

僕は飲み会への参加率は高くない。

ほとんどど宇都宮不在だったことも加わり
会社の飲み会は年に1、2回しか参加しなかった。


2011年7月退職の月

送別会をたくさんの方に開催して頂き、
人生で一番アルコールを摂取した月かもしれない。

5か国8都市で計・・回?
飲んでいない日は数えるほどというくらい飲んだ。


なんといっても韓国での飲みは壮絶である。
思い出しただけで気持ち悪い。

7月1日韓国へ飛び事務所に顔をだし、そして夜の宴。

定番のBeer&ソジュ(チャミスル)に加え日本食屋で日本酒、
更には中国出張帰りのエンジニアが白酒を持ちこみ・・・
あぁ恐ろしや。

どうして韓国人はあんなにも強いのだろうか。

要因の1つ、日本人が失った”気合い”であると僕は思っている。

転職日記3-キャリア-

2011年08月01日 | 日記
退職するにあたり今の考えを忘れないように自分に向けて記す

-キャリア-

キャリア、普通に使われている言葉だが正体不明

キャリアという言葉で思考停止になっているレベルから
自分なりの語感で掴んでいる人までその解釈は違う。

仕事だけなのか人生そのものなのか
そもそも仕事とプライベートを分けるべきなのか。

僕個人としては仕事も人生の一部でありそもそも好きな物として捉えたいので
仕事という存在で考えるのには抵抗を持っている。

ここで僕の定義を語ると長くなるのでそこは曖昧にしたままで。


WillとCanで考えてみる。

Will:ものづくり企業でマネジメントが出来る立場に実力を持って
   なりたいと考えている。
   これは志の時に触れた。

Can:これは少し保守的な見方。
   個人の勝手な考えとして50歳になって自分で仕事を選べる人に
   なりたいと思っている。
   不遇にして事業が上手くいかなかったり行きたくない転勤になったり
   はたまた人間関係がこじれたり・・・ そんなときの為に。
 
   そんなことにならずに最後まで自分の居場所で幸せに定年を迎えるのが
   理想であるが
   そうならなかったときに自分で選択したい。
   特別なスキルを持っていない自分にとってどういう道があるのか。
   正しいかわからないがその選択肢の一つが今回の転職であった。
   
そしてこれまた勝手な思い込みであるが、
学生時代の自分の決断が人生40年弱を過ごす場所として最高だとは思えない。

他にも刺激的な世界が待っているはずである。



初めて海外旅行に行く前、僕は全く行きたくなかった。
面白いはずがないと思っていた。
そして訪れたアメリカ。
小学生にしてすごく刺激的だった。

次のタイ、これまた行きたくなかった。
友達遊んでいる方が100倍面白いはずだった。
ところが、中学生にして異国の地は最高だった。

例えは変だが行ったら行ったで面白い世界がある筈なのである。


転職率は恐らく1%もないであろう事業部で転職とは一大事件であったが
世の中から見ればありきたりの日常で。
それでも当事者の僕には人生に関わる大きな事件であるが。


製品-市場のアンゾフのマトリクスでは無いが
職種、業界共に新規の新天地、その成功確率ははたして?

飛び込んだらキャリアがどうとか、そんな事は言ってられない。
今迄みたいに気を抜いてもいい瞬間はしばらく無い。

ただただひたむきに。

退職日記2-人間関係-

2011年07月26日 | 日記

退職するにあたり今の考えを忘れないように自分に向けて記す

-人間関係-

転職することを伝えた人々、新たな門出を祝ってくれた。

日本、韓国、中国、多くの人たちと飲み語り、門出を祝ってくれた。

単純な僕は素直にその言葉が嬉しかった。
次の職場で通用するかもわからない僕にはその言葉が本当に励みになっている。

僕個人として転職するのだが、
”キヤノンから来た奴として評価されるわけで
キヤノンから来た奴は使えない奴だと仲間たちのブランドに恥を塗らないように頑張れ”
そんな嬉しいプレッシャーも頂いた。


社内外からそしてもう何年も会っていない人から、
多くのメッセージを頂いた。

手紙を書いてくれたり、涙を流してくれたりしてくれた同僚、先輩。

普段人とのつながりをそこまで意識して仕事していたわけではない、
むしろそういう事には無頓着だった。
今改めて”素晴らしいメンバーと仕事ができて良かったな”と思う。


これで縁が切れる訳ではない。

もう一人の自分がそこにはいる。
退職という選択肢を選ばなかった自分がそこに彼らとして存在する。

よき永遠のライバルとして。

彼らからしても、やっぱりいい環境にいると再認識して貰う
材料にもなるかもしれないし、
転職する際の1サンプルとして利用してもらえれば僕はそれで十分存在意義がある。


最後に残るのは知識ではなく、
辛かった良き経験築き上げた人間関係ということを強烈に今感じている。

本に追われて

2011年07月21日 | 日記
6月。
7月は時間ができるだろうと何を勘違いしたのか、
さらに今年上半期は少し読書量が落ちていたのも追い風となりAmazonで一気に購入。

7月。
日本、海外で飲みまくり夜読めるわけもなく。。
6月の約3万円の投資を早く回収せねばと今更焦る。

6月購入本----------------------
TRANSIT美しきインドに呼ばれて
コンサルティングとは何か
製品開発力
説得できる図解表現200の鉄則
問題解決プロフェッショナル
生産マネジメント入門1
生産マネジメント入門2
クラウド早わかり
空(TRANSIT別冊)
MBA定量分析と意思決定
35歳からの「脱頑張り」仕事術
流れを経営する-持続的イノベーション企業の動態理論
兵法がわかれば中国人が分かる
岐路に立つ中国-超大国を待つ7つの壁
勇午(台湾編)
-----------------------------

それでも一応9冊くらいは読んだか。

コンサルティングとは何か、について少し。

この本は2名の日本を代表するコンサルタントの対談本。
著書や講演などで好きな方の本だったのでとりあえず買った本。

そんな本の最後が「日本企業は年功序列を廃止するだけで大半の問題は解決する」
色々な意味で興味深かった。
結論だけ見れば短絡的だが日本企業(もしくは日本)はそれほどまでに
高齢者依存なのである。
戦略コンサルと言えど、組織を動かすほうが、戦略立案より遂行するほうが
最重要タスクなんだと妙に納得。

今この瞬間だけを見れば年配者のほうが強者かもしれないが、
NPVで見れば・・可愛い子には旅をさせよ、既得権益にしがみつくな、
ということなのでろう。

以下そのまま一部抜粋、皮肉めいて面白い。

『略、
だから長年、とにかく上司にすり寄って、えらくなった人間がいるわけです。
むしろ、たぶん、それが多数派だったんだけど。
本当に自分は経営者として自立するという基本的価値観でのし上がっていった人間
よりは、とにかく「無事これ名馬」で、土日はゴルフに付き合って、って。
それでひき上げてもらった「忠犬ハチ公」で行く人間がたくさんいる。

人間って馬鹿じゃないから、そういう環境が続くんだと思えば、7~8割はそういう
方向を選ぶわけですね。

ところが、急になんだか知らないけど「これからそれはなしですよ」って言われたら、
それは頭にくるし抵抗する。』


あぁすごくよくわかる。

じゃぁこれをなくす為にはどうすればよいのだろうか。
こういう人たちの組織に年功序列撤廃は一筋縄ではいかない。

再度モチベーションもって働くともあまり思えない。

プライドを維持しつつ、権力と給与を落とし、若者を育てられればいいのに。

余裕があるなら少しずつ体質を変えるしかないんだろうか。

う~ん。。

寝よう。


退職日記-志-

2011年07月19日 | 日記
退職するにあたり今の考えを忘れないように自分に向けて記す

‐志‐

結果として経営者になったのか、経営者になりたくてなったのか

会社・組織の力学をうまく渡って経営者になったのか、
スキルを買われて経営者になったのか。

様々な結果がある訳だがそのプロセスは大きく異なる。

「製造業で経営者になって発展途上国に対して貢献したい」

嘘でも見栄でもカッコつけでもなんでもいいのだが
今現在僕の軸はここにある。
明日にはやっぱり世の中金だ!となるかもしれないが今はここにある。
これはここ数年変わっていない。

これをどう達成するかである。

エクセレントカンパニーと言われる企業で技術者として後に経営予備軍として
修行するのもその一つの手段であろう。
これが最善かもしれない。


どこに行っても通用するのかお前は!というものに挑戦したかったのである。
更に調子に乗っていえば組織の中での成長が止まったと感じてしまった。

MBA通ってあぁ俺って頭悪いってあれ程痛感したのに馬鹿なもんである。

僕は根が怠惰だから強いプレッシャーの下で自分は駄目だと
思いながらやった方がいいタイプでちょっと身に付けた知識があると
すぐあぐらをかいてしまう訳で。

正論もしくは面接的答えとしては幅広い製造業を経験したかったのである。

I wanna 自己満足、I wanna 刺激だったのかもしれない。

動かずしてまぁまぁなら動いて失敗した方がマシ
大体失敗なんて誰が定義するんだって考えで、
もうこれは個人の価値観としか言いようがない。


常日頃から考えさせられるこういう言葉たちに推されたのも事実。


★生きるとは呼吸する事ではない。行動することだ。
 by ルソー

★自分の運命は自分でコントロールすべきだ。
 さもないと、誰かにコントロールされてしまう。
 Control your destiny or someone else will
 by ジャックウエルチ


★志とは「壮大なもので」「多くの人間を感動させ」
「やることを事前に意思決定する」こと by 野田一夫

★自分は探すものではなくつくるもの


★略
and the only way to be truly satisfied is to do
what you believe is great work.
And the only way to do great work is to love what you do.
If you haven't found it yet, keep looking,
and don't settle. As with all matters of the heart,
you'll know when you find it.

And most important, have the courage to follow your heart and intuition.
They somehow already know what you truly want to become.
Everything else is secondary.

by Steve Jobs


★ 「疾風知勁草 患難見真情」
by 温家宝 国務総理@香港
激しい風が 吹いて初めて強い草が見分けられる。
転じて、苦難や事変に遭遇して初めて
    その人の節操の堅さや意志の強さなどが分かる。



★今までの自分を壊して新しいステージへ行くことができる人は危機に強い。
孫さんが危機にこれだけ活躍できるのもそのせいでしょう。

人間、若いときには、どうしても自分の幸せを追求してしまうものです。
しかし、それではいつか行き詰まってしまう。発想を変え、みんなの役に立ちたい、
社会の幸せを実現したいと考えたときに、初めて人間は輝けるようになる。
いわゆる利他主義です。
利己主義を徹底したほうがお金が儲かると思うのは間違っています。

不思議なことに、利他主義を貫くことで、人も、会社も大きくなるし、
結果として自分も幸せになり、経済的に潤います。
by 茂木健一郎



★Success is the ability to go from one failure to another with no loss of enthusiasm
 成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すこととである
 by ウィンストン・チャーチル


★Where there is a will, there is a way.

旅立ち

2011年07月13日 | 日記
7月で退職することにした。

9年4か月、112か月の僕の最初の会社生活が終わった。

愛すべき会社そしてメンバーであった。

最高に楽しくそして幸せな日々であった。

辞める必要が無いなんてことは充分分かっている、でも挑戦しようと決めた。


世の中に溢れている転職という行為、膨大なエネルギーを要することを知った。
(僕の場合はまだ辞めただけで本当に大変なのはこれからであるが)


この旅立ちを選択した経緯を将来の自分の為に残そうと思う。