更新が全然出来てなかったのだが、ようやく風呂が完成した。
(そうです、今まで我が家には風呂がなかったのだ。)
鋳物の浴槽と焚き口は新築後すぐに作ったのだが、再就職して勤め始めるとなかなか時間が取れなかったり、家の他の場所の工事にかかったりで遅々として進まない。
長い間こんな状態。
風呂が無い間はすぐ裏の実家にもらい湯に行ってて、それはそれで親も孫の顔を毎日見れるので悪くはなかったのだが、雨の日や寒い日、深夜などはさすがに行きにくい。
一番の原因はどう作るかが定まらす、思考錯誤してた事。
中でも窓は散々悩んで、古い建具を古木里庫で買ってきて、加工した。木製だがペンキを塗って風通し良くしておけば問題ない。それから、田植えや外仕事の経験から、家の中を通らずに外から直に洗い場に出入できるようにしたかった。現場の取替でいらなくなったアルミの吊戸を片引きにして外からの出入り口にした。
外壁はポリカの波板。多少のすきま風や断熱は考えないことにした。もちろん火を焚く側は不燃下地にガルバの波板。去年の台風で飛んでしまった自転車置き場の屋根材を再利用。煙突はホームセンターで部材をそろえて組み合わせる。強風に耐えられるように針金で控えを取っておく。
風呂の内装はモザイクタイル。洗面やトイレの壁の一部に使ったのと同じもの。天井、壁は白で統一。床は配管を埋めてタイルにすることも考えたのだが、後々のメンテナンスを考慮して床組みの上にすのこを置くことにした。ここに関しては将来的にはやり直すかもしれない。
でも、今のところ、ウォールナットの濃色の床と白い壁、浴槽の対比は気に入っている。ワックスオイルを染み込ませた床材がどのくらい持つかは未知数だが。この材料も現場で使わなかった材料。柄にムラガあって施主からクレームが出たのでメーカーが無償で代替品を送ってきたものだ。
一応2月4日の大安が風呂開きだったのでもう1月ほどたってしまった。外壁の一部と網戸など、まだこれからの部分もあるが、ともかく毎日入っている。当然毎日焚く必要があるわけだが、薪の消費が思ってたより多い。元々使うのかわからない木材を備蓄していたので、それを片付けるのも兼ねて燃やしていたのだが、すぐに底をつきそうな気配。庭の剪定の枝葉も伐ってすぐには燃やせない。本社の加工場で木っ端をもらっていたら、便のついでにまとめて運んであげるよとうれしいお言葉。さっそくトン袋2つ届けてくれた。なくなったらまた声をかけてとの事なので、薪問題はどうやら解決。庭の剪定と片付けは続けるつもりだが。
今後は薪置き場と焚き場所の囲いを整備していく予定。息子の個室の事もあるので、まだまだ家づくりは続くのだ。