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⑮幸福の科学破折

2007-08-02 | 諸宗破折

 幸福の科学は、大川隆法が自ら「釈尊の再誕にして、救世主たるエル・カンターレである」と公言し、個々の幸福と社会全体の幸福を探求して恒久ユートピアを建設する、と称して設立した教団です。幸福の科学は「エル・カンターレ」を自称する、大川隆法を信仰の対象とし、隆法の写真を本尊として祀り信者に拝ませています。
 教団では、「正しき心の探究」をしていくところに「この世とあの世を貫く幸福が実現する」といい、その具体的な方法は、「愛・知・反省・発展の探求」の四正道であるとし、これらの実践によって各人が幸福になり、それを社会全体に広げていくことで世界的にユートピアが実現するといっています。

◆デタラメな隆法の霊言
 次々に出版した霊言集について、隆法は、「別に霊言集で問わなくとも、私が書いてもかまわないのですが、…大川隆法の名前で文章を書き、発表しただけでは、世の人々はなかなか信じてくれません」(新幸福の科学入門)と告白していますように、これらは単にキリスト・釈迦・モーゼ・天照大神・親鸞・道元・卑弥呼など多数の歴史上人物たちを勝手に登場させ、自分の思いつきを書き並べたものに過ぎません。しかも「死人に口無し」をよいことに、いいたい放題いっています。

◆幸福の科学は、宗教の名を借りた営利出版企業
 教団の主要な収入源は、隆法や教団発行の数々の出版物です。隆法著作の本は毎回ベストセラーを連発し、隆法の所得税も毎年というほど高額納税者番付に出ています。ベストセラーになる仕組みは、一般書店から教団や会員が多部数買い取るという方法で、当初教団では、隆法の本を一〇冊以上読まなければ入会できないとしており、いかに出版物の販売に力を入れているかが分かります。幸福の科学は、宗教団体というよりも、むしろ宗教の名を借りた出版営利団体というべきであります。

◆デタラメな隆法の予言
 隆法は『黄金の法』のなかで西暦二〇〇〇年の世界について、ノストラダムスの予言に基づき「世界の人びとは、前年の夏に起きた衝撃的な悪夢からまだ立ち直れないでおります」として、ニューヨークは機能をなくし壊滅的になっているといい、世界各地の情況を述べ日本も復旧作業が続けられているなどとまことしやかに述べていますが、何も起こらなかったことは衆目の事実であります。隆法は予言者でも霊能者でもないことは、この一事をもってしても明らかであり、所詮、大川隆法は宗教を利用した詐欺師といわざるをえません。

◆隆法は『日蓮聖人の霊言』のなかで、「相手の現状を千里眼と宿命通力で分析したあと、日蓮上人におうかがいを立て、霊言として回答を…」などと述べ「日蓮聖人」を登場させていますが、日蓮大聖人は『唱法華題目抄』に「魔にたぼらかされて通を現ずるか。但し法門をもて邪正をたゞすべし。利根と通力とにはよるべからず」と仰せられ、末法において通力などを売り物にするのは、人々を誑かす魔の所業であると教示されています。魔の権化である隆法が日蓮大聖人の教義を悪用することは言語道断というべきです。
 日蓮大聖人は、経文、道理、現証の上から人々の救われる真実の教えを説かれています。是非、お近くの
日蓮正宗寺院をお尋ね下さい。

 


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