翔殿の胡椒&故障少々blog

群馬大学医学部4年生:翔殿の、ゆるい、しょっぱい、スパイス生活が満載だゼ

行動科学中

2005-12-04 22:25:30 | 文化人
 明日は、行動科学のテスト。んで、今日は風邪を引いたせいかほぼ一日中寝ちゃったので、夜は勉強がんばらねばならない。はず。

 そもそも、行動科学っていうネーミング自体が微妙じゃない?何の学問かって言うと、中枢神経系の薬理学ってところかな。この前やった薬理学は、高血圧とか心不全とか心臓作用薬や、レニン-アンギォテンシン系とかの腎系とか、血液凝固系とか、体中に関連するクスリをやりました。んで、行動科学は、麻薬とか、全身麻酔薬とか向精神薬とか抗てんかん薬とかを扱います。

 でもね、実際わからないこと多すぎなのよ。効くけど、原理がわからない。つーか、ホントに効くのか?とかね。

 教科書読んでも、『~というような機構が考えられている』的な表現のオンパレード。『実際に作用機序は不明である』もいっぱい出てきすぎなの。

 そもそも、あぁもう煮え切らない的な学問を勉強しても俺の頭がすっきりするわけないじゃない。

 でも、まさにこの思考自体は、煮え切らないドーパミンやらセロトニンが関係しているわけで…。

 はいっ、パラレルワールド

 現実的に、クスリの名前と作用機序を丸暗記して、過去問といて明日に向かいます。ホントはいやなのにさ、こういうロマンがない勉強って。


 こういうときは、映画にはしる俺。ブラピのあの映画はもう今後の行動計画に入っているんだけど、ザスーラという超変化球も試してみたい。サユリとあらしの夜にはDVDでいいや。

 つーことで、まだ観ていなかったトムハンクスの『ザ・ターミナル』を観たんだけど、普通だった。ここで笑わせようとかここで泣けって感じじゃなくて、全般的にいいリズム感で淡々とストーリーがすすんで、クスりと笑わせるのは大変いい。だけどそれ以上の何かは感じられず、観なくても俺の人生には関係ない作品だった。5.5点。

 かなり前から見たくて、いつの間にか忘れ去ってしまったビリー・ボブ・ソーントン監督の『スリングブレイド』も観た。いいね、これ。主人公とその周囲の人間達によって、主人公の人間性が再構成されるって言えばちょっとかっこよすぎだけどまさにそんな感じ。人間の素晴しさ、怖さが存分に出ている。だけど、漱石の『こころ』みたいに、ある結末へ収束していくのを追うストーリーだからすごく切ない。まさかでもやっぱり、なんて思いながらエンディングへ向かうんだけど、エンドテロップがこんなにもポカーンとして終わるのは哀しいね。7.1点。

 あとは、隣人が見ていないといったから『アウトブレイク』も借りてきた。テスト後に見るつもりだけど。俺は小学生の頃に見て、ずーっと好きだった作品。将来、チンパンジーを飼いたいと思う俺に歯止めをかけるストーリーw。ウイルスは怖いです。でもワクチン、そんなに簡単にできないです。24の主人公を演じるキーファー・サザーランドのお父さんのドナルド・サザーランドがナイスな記憶があります。っていうか、小学生の頃の俺はこの人が出てきた→こいつは悪い奴だ→主人公に倒されるとオートに考えていました。この作品でも実際そうですがw。

 このサザーランド親子関連では、『評決のとき』ってのが面白いです。俺の大好きな俳優サミュエル・L・ジャクソンが娘を白人にレイプされた父親。で、白人優位の社会では犯人は極刑にはならない。だから、ショットガンで射殺してしまうんですね。で弁護士は白人若手。だから地域を巻き込み人種問題に発展しちゃう。

 それに、同じ父サザーランドで同テーマで白く渇いた季節っていう名作も忘れてはいけませんね。

 あぁ、またblogに逃避。勉強に戻ります。モリモリ写真ありがとう。