Ordinary days...

就職して二年目。天から突然降ってきたのは再生不良性貧血という名の難病。病気なんかに負けないぞ!

生きて社会に還元したい…

2012年11月06日 00時32分59秒 | Weblog

亡くなられたジャーナリストの方のお参りのため、ただ今東京におります

新幹線は空いておりました



富士さんもきれいです。

本当に亡くなられたのは信じられない

当初は週2回の外来があり、お葬式には行けなかったのが非常に残念

ただ、自分にとっての師を失った喪失感はすごく大きいのに、奥様は非常に気さくだった…

葬儀の写真を見せてもらったんだけど、奥様は涙ひとつ見せず、どの写真もどこかすがすがしい様子だった…

棺の中には、何十年も使ってきたと思われるぼろぼろの国語辞典のほか、ご自身のジャーナリスト生活の経験を綴った著書が納められていた。

私が出会った時はすでにジャーナリストは引退され、大学で講師を務められていた。

「昔は固有名詞が出てこないなんてことはなかったが、やはり歳のせいで最近は…」と、どこか悔しそうに話していたのが忘れられない。

常に未来ある若者を応援し、

弱者に手を差し伸べたいと語っていた。

東日本大震災の時は、本当に心を痛めていらっしゃった。

自分の入院費のためにとっておいた1000万円を、ためらうことなく寄付をしていた。

もう乗らないと車を被災者の方に譲っていた。

両親と生き別れ、学費が払えないという何人もの大学生の学費を肩代わりしていた。

生前、僕も色々と良くしてもらっていたので、感謝を申し上げると

「あなたはこれからの人。社会に還元してくれればいい」と常に話していた。

まさか自分が病気になるとは思ってもおらず、今働けないのがもどかしい。

でもやっぱり思う。

自分は意志を引き継いで、生きて、社会に還元していきたい。

それこそが故人の望む恩返しなのだから