Ordinary days...

就職して二年目。天から突然降ってきたのは再生不良性貧血という名の難病。病気なんかに負けないぞ!

AA疾患と他の疾患の移植生存率の違い

2012年11月04日 00時31分35秒 | Weblog
ここ最近、移植についてよく書いてます。

あくまで医者でもないただの患者のつぶやきです。

今日はAAの移植と他の疾患の移植生存率の違いについて

出典は昨日同様、日本造血移植学会のHPです。

詳しくはこちらをどうぞ。

この報告書では年齢別の統計が
1)16歳未満 2)16歳以上 3)16歳~40歳未満 4)40歳以上
の4つにわかれているので、今回は自分も含まれる3の16歳~40歳未満のデータです。

再生不良性貧血(AA)

骨髄異形成症候群(MDS)

急性骨髄性白血病(AML)

急性リンパ性白血病(ALL)

慢性骨髄性白血病(CML)


以上のデータから分かることは
1)血縁、バンクから問わず全てでAAの成績が良い
2)AAの血縁者からの骨髄移植(Rel-BMT)は長期生存率9割近くで、圧倒的に成績が良い
3)MDS、CMLは血縁者からの移植(Rel)がバンク(UR)からより20%前後成績が良い
4)AA、MDSはAMLなど他の血液疾患より移植件数が圧倒的に少ない
5)AAは移植後1年⇒5年の生存率減少幅が他の疾患に比べて圧倒的に少ない

ってとこかな。
ケイさん!
MDSの親族間も成績いいからきっと大丈夫!