今回は、電動車椅子常用など比較的重度の車椅子使用者の方が出場する「ビーンバッグ投」という投てき競技を紹介します。
まず最初に用具を紹介しますが、競技に使用する「ビーンバッグ」は、12㎝×12㎝の布または適当なものの袋に、よく乾燥した大豆等をいれたもので、重量は150gと定められています。
次に競技の場所ですが、ビーンバッグ投は、原則として円盤投げのサークルを使用し、有効試技は90度の角度をなすラインの内側に落下したものと定められています。
次に競技の行い方ですが、ビーンバッグ投は、ビーンバッグを足に乗せて蹴りだすことなども含めて投げ方は自由です。また、計測は最初に落下した地点までを1㎝単位で計測します。なお、投てき競技は、3回までの試技が許されています。
選手の入場です。
係員の方から説明を聞きます。
上から投げても、下から投げてもOK、投げ方は自由です。
記録の計測は、落下地点からサークルの中心までメジャーを引いたうえで、落下地点からサークルまでの距離を計測します。
なお、平成24年度愛知県障害者スポーツ大会での最高記録は次のとおりでした。
身体1部(39才以下)女子 肢体4(電動車椅子)[23] 3m62
身体1部(39才以下)男子 肢体4(電動車椅子)[23] 2m20
身体2部(40才以上)女子 肢体3(脳原性麻痺)[17] 2m88
身体2部(40才以上)女子 肢体4(電動車椅子)[23] 5m68