障害者スポーツ振興センターだより

愛知県社会福祉協議会内に設置され、障害のある方の自立と社会参加が促進されるよう、各種スポーツ大会等を実施しています。

「障害者にとってスポーツの意味は何か」~総合学習で中学生の見学がありました。

2011年11月25日 | 事業報告

先日、障害者スポーツ振興センターに江南市の中学生5名が見学に来てくれました。

私たちのセンターは、スポーツ施設を持っていないので、本格的に障害者スポーツを体験することはできないのですが、いくつかの質問を持ってきてくれたので、いろいろなお話しをしながら、少しだけ障害者スポーツの体験をしてもらうことができました。

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今回、5人が取り組んでいたテーマは、「障害者にとってスポーツの意味は何か」です。

ここで、少しだけ当日お話しした内容の一部を紹介させていただきます。

Q.1 どのようなスポーツをしているのですか。

A.1 国際オリンピック委員会が「オリンピック」という名称の使用を許可しているのは、デフリンピック(聴覚障害者の競技大会)のほか、パラリンピック(身体障害者の競技大会)、スペシャルオリンピックス(知的障害者の競技大会)があります。

 トップ(ハイエリート)からレギュラーまで、老若男女を問わず、皆さんが知っている「スポーツ」はすべて行われています。また、障害の特性に合わせて様々な競技上の約束や道具などがあります。

 例えば、ボッチャ競技は、脳性麻痺などの運動能力に障害がある競技者向けに考案された種目で、パラリンピックの公式種目になっていて、世界40カ国以上のに普及している競技です。

Q.2 何人くらいが参加していますか。

A.2 10月に行われた全国障害者スポーツ大会「山口大会」へは、愛知県から約140人、66都道府県指定都市から総勢5,263人(うち選手3,144人)が参加しました。

Q.3 教えている人は何人いますか。

A.3 日本障害者スポーツ協会の登録指導員が21,214人、スポーツドクターが126人(平成22年7月31日時点)います。愛知県には、949人の指導員がいます。

Q.4 参加料はいりますか。

A.4 全国障害者スポーツ大会や愛知県大会などは無料です。一部の競技会は、参加料が必要な場合もあります。

Q.5 どうしてこのような施設(センター)を作ったのですか。

A.5 国や県の施策が進められる中で、誰もが安心して生きがいを持って生活できる地域社会を築くことが目標とされました。「ノーマライゼーション」や「バリアフリー」の理念に基づき、障害者の方の自立と社会参加の促進を図るために設置されました。

Q.6 障害者にとってスポーツとはどのような存在ですか。

A.6 健康づくり、競技、余暇活動など、目的は人によって様々です。

 障害者スポーツの始まりはイギリスで、戦争で負傷した軍人のためのものだったといわれていますが、体力低下、身体機能の低下などによる二次障害の予防にもスポーツ活動は効果があり、障害の特性に合わせて、安全に楽しく行うことで、その人らしい生活を送るためのリハビリテーションの効果もあります。

Q.7 スポーツを始めてどのように変化が見られましたか。

A.7 健康や体力、満足感といった個人的効果とともに集団や地域社会全体にもたらす効果もあります。人との出会いや交流、コミュニケーションにより、つながりが深まり、社会参加が促されることによって、地域を愛する心や連帯感が生まれるなどの社会的効果もみられます。

その後、せっかくの機会なので、障害者スポーツを体験を、ということでサウンドテーブルテニス(視覚障害者卓球)のボールに実際に触れてもらいました。

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皆さんには、音が出るボールを会議用の机(競技では専用の卓球台を使います)で、実際に打ってもらいました。遅いボールには対応できるのですが、速い球には難しそうでした。

中学生の皆さんには、今後、地域で障害のある方たちと一緒にスポーツで汗を流す機会を作ってもらえたらいいなと思います。


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平成23年度愛知県身体障害者グラウンドゴルフ大会を開催しました。

2011年11月22日 | 事業報告

さる11月13日(日)、新舞子マリンパーク(知多市)にて、愛知県グラウンド・ゴルフ協会と愛知県身体障害者福祉団体連合会のご協力のもとに、平成23年度身体障害者グラウンドゴルフ大会を開催しました。

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この大会は、関係者の皆さんからの要望で、昨年度まで実施していたソフトボール大会から種目を変更して企画したもので、当日は、さわやかな秋空のもと、141名の参加をいただき盛大に参加することができました。

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競技規則は、日本グラウンド・ゴルフ協会ルールを適用し、2ラウンド16ホールの合計打数で順位を競いました。

1グループ4~5人の編成で、スコアの記入は各グループの中で選出された記録員に行っていただきました。

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緑の芝の所々に雑草が生い茂るコースコンディションの中、苦戦する場面もありましたが、男子の部では、ホールインワン3回を記録した知立市の大株和美選手が、スコア39で優勝しました。

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女子の部では、ホールインワン一回を記録した豊川市の三宅フサコ選手がスコア48で接戦を制して優勝しました。

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初めての開催ということもあり、終了時間が予定よりも遅れてしまったり、選手のみなさんには何かとご不便をおかけしたことと思いますが、今回の反省点を踏まえ、次回はもっと良いものにしていきたいと思います。

最後になりますが、当日の運営に多大なるご協力をいただきました愛知県グラウンド・ゴルフ協会の皆さん、どうもありがとうございました。

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[競技結果]

男子の部  優 勝  大株和美(知立市)

        準優勝  杉浦紀彦(豊川市)

        第三位  鈴木尹成(豊川市)

女子の部  優 勝  三宅フサコ(豊川市)

        準優勝  水下房子(豊川市)

        第三位  南条文子(一宮市)

ホールインワン賞  男子の部 7    女子の部 2 


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