懲役六年の判決が言い渡されました。
ニュースで見ました。
エリート官僚であった父親が
実の子供である、長男の命を奪ってしまった事件。
東大を卒業すれば、幸せになれる。
父親の期待に応えられなかった挫折。
最後まで分かり合えないままの死別。
兄の存在、妹である長女の自死という悲劇。
家庭内暴力により、母親はうつ病を患っているという病苦。
高学歴で、事務次官まで昇りつめた超エリートという肩書。
結局、やつれた犯罪者に成り下がった現実。
高齢で、六年間の塀の中での生活。
勉強、勉強で頭でっかちで
自心、精神の勉強が疎かだった。
結局、ただの凡夫でしかなかった・・・・・・・・・。
愛情、躾、思いやり、感謝、反省、優しさ、報恩の大切さ、を
このような大事なことを、誰が教える。
子供は、親が護る、そして、子供を、誰が育てる。
ちゃんと育ててた・・・・・・・・・・・。
佛教用語では、知恩、感謝、反省、報恩の心、とあります。
密教の現世利益は、人間がしあわせに成るために・・・・・・。
せっかく生まれてきたのに、思愛和施が出来なかった。
誰が、このことを実行する。
結局、自分が自分で自分を自分する
これしかないのです。
(澤木興道老師の、お言葉)
俺我、俺我、私我、私我、親のエゴイズム
押し付け、相手の人格を認めなければ・・・・・・・・・。
子供が両親を、あの世に送った事件。
過去形だけど、確か、バットで・・・・・・。
あと、二十歳過ぎたら自己責任・・・・・・・・。
悩み苦しみを克服できなくて
喘ぎ騒いでいるのは、自己責任・・・・・・・。
何で、今の状況を変えないと、しないのか。
酷な言い方をしますけど
自分で自分を変えるしかないのです。
神佛への感謝の念が、無いのです。
不信心の者には悪事災難、必ず来る。
(荒神経)
誰も、あなたの思うように、相手は、動いてはくれません。
例え親子であっても・・・・・・。
何故ならば、姿形は違うけれども
似ている部分があるだろうけれども
両親の血が流れていても
お互いに業・因縁が違うのです。
この世に、生まれた時期が、異なるのですから。
背負っている業も、また、お互いに違っています。
何で、どうして、と、相手を責める前に
自分のことを、見つめ直す必要があります。
考え過ぎるな、成るようにしか成らない
世の中だから、素直に受け止めるしかないのです。
そう、受け止めて、生きる。
生きて、生きて、生きなければ・・・。
でも、そう受け取れなければ
あなたの人生、何だったのですか。
高学歴のプライドを捨てて
世間体を気にしなければ
本当の親に成れていれば
殺すこともない
殺されることもない
仲睦まじい
家庭では、なかったのではないですか。
家族では、なかったのではないですか。
余りにも哀れですし
余りにも残念でしかありません。
自死した妹さん、長女への供養を
ちゃんとしていましたか・・・・・・・・・・・・・・・。
これが、出世間 (しゅつせけん) の教えなのです。
合掌
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