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二刀流 (大谷翔平と佐々木朗希)

大谷翔平のMLBの試合の感想

佐々木朗希、肩のインピンジメントでIL入り

2025-05-14 | 佐々木朗希
25/05/14(水) 08:23 スポニチ 佐々木朗希が右腕の痛み訴える 次戦へ「見極めているところ」とド軍指揮官 先発陣またも暗雲か… 
 https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/05/14/kiji/20250514s00001007059000c.html

> ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が13日(日本時間14日)、本拠でのアスレチックス戦の試合前にメディア取材に対応。佐々木朗希投手(23)が腕に痛みを感じていることを明かした。
  佐々木は9日(同10日)のダイヤモンドバックス戦に先発。4回0/3、61球を投げ、5安打5失点で2勝目をつかむことはできなかった。
  前回登板後、一度もグラウンドでキャッチボールする姿は確認されておらず、
 ロバーツ監督は「前回の登板後は、もっと長いイニングを投げたかったと悔しがっていましたが、精神的には大丈夫でした。
 体の状態としては少し腕に痛みがあったようで、普通なのかどうかを見極めているところです」と明かした。
  佐々木に関して球速の低下も指摘されているが、指揮官は
「メカニクスの問題もあるかもしれませんが、コマンドや、メジャーの打者を抑えるための登板間隔の管理など、複数の要素が関係していると思います。
 今は彼といろいろ話し合って、ベストのパフォーマンスを出せるようにしています」と説明した。

  次戦も中5日での登板なら、15日(同16日)のアスレチックス戦の先発が有力で、本来ならば2日前のこの日、ブルペンに入る。
 ただ、指揮官は「(ブルペン投球は)投手コーチに聞いてください。今日はコーチや佐々木とは話していないので」と語るにとどめた。

  佐々木はここまで8試合に登板し1勝1敗、防御率4.72。チームではスネル、グラスノーも負傷者リスト(IL)入りしており、佐々木も離脱となればさらなる痛手となる。


25/05/14(水) 10:31 MLB 佐々木朗希、肩のインピンジメントで負傷者リスト入り https://www.mlb.com/news/roki-sasaki-placed-on-injured-list
> ロサンゼルス発 ― ドジャースは13日(火)の夜、右肩のインピンジメントのため右腕投手の佐々木朗希投手を故障者リスト(IL)に登録し、右腕投手のJ・P・フェイライゼン投手を復帰させた。

  23歳の佐々木投手は今シーズン、メジャー初登板となる8試合に先発し、1勝1敗、防御率4.72の成績を残している。34回1/3を投げて24奪三振、打率.225に抑えている。
 過去4シーズンをプロ野球(NPB)の千葉ロッテマリーンズで過ごした後、1月22日にドジャースに加入した。2024年はマリーンズで111イニングを投げ、10勝5敗、防御率2.35の成績を残した。奪三振129、与四球32、WHIP1.036を記録した。
 千葉ロッテマリーンズで4シーズンを過ごし、30勝15敗、防御率2.02の成績を残した。414.2イニングを投げ、524奪三振、3完投を記録した。通算69試合でWHIPは0.883。

  32歳のフェイエライゼンは、ドジャースでの最初のシーズンでは1試合に登板し、2安打1四球で敗戦投手となった。ドジャースでは2度目のシーズンを迎え、11試合に登板して0勝2敗、防御率8.18の成績を残している。
 メジャーリーグ通算5年目となるフェイエライゼンは、ミルウォーキー・ブルワーズ(2020-21年)、タンパベイ・レイズ(2021-22年)、ドジャース(2024年以降)、
 ダイヤモンドバックス(2025年)を渡り歩き、96試合に登板して防御率3.07を記録している。
 ウィスコンシン州出身の彼は、2014年にウィスコンシン・スティーブンスポイント大学からクリーブランド・ガーディアンズにドラフト16位で指名された。

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「impingement」 (perplexity.aiより)

医学的な意味(インピンジメント症候群)

  特に整形外科領域では「インピンジメント症候群」としてよく使われ、主に肩関節で発生する障害です。
肩のローテーターカフ(回旋筋腱板)が肩峰(けんぽう)などの骨や靭帯、滑液包(かつえきほう)と衝突・挟まれることで炎症や痛みを引き起こす状態です。

 主な症状
 ・肩の痛み(特に腕を上げる動作や夜間に悪化しやすい)
 ・腕や肩の脱力感、動かしにくさ
 ・肩の前方から横にかけての痛み
 ・肩を動かすときの引っかかり感や異音(ゴリゴリ、パキパキ)

 主な原因
 ・繰り返しの肩の使用(オーバーユース)、スポーツや作業による負担
 ・骨の形状(肩峰の形や骨棘など)や加齢による変性
 ・ローテーターカフの筋力低下や肩甲骨の動きの異常

 治療法
 ・保存療法(安静、リハビリ、ストレッチや筋力トレーニング)
 ・症状が重い場合には手術が検討されることもあります
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  「右腕に痛み」ということで、部位が懸念されましたが、「肘」ではなく「肩」だったようです。
 どれくらいILに入るのか分かりませんが、やはり、米国球やピッチクロックへの対応、マイナー登板を経ずに、開幕からローテーションに入れたのは、通常の手続きとは異なり失敗でした。
 編成部門TOPのフリードマンの責任は重いと言えるでしょう。
  空いたローテーション枠は、現行でもCaspariusやSauerらが投げられますし、不十分ならマイナーから誰か引き上げるでしょう。


 [追記]

25/05/14(水) 14:26 スポニチ 「数週間、肩の違和感を…」IL入り佐々木朗希 投手陣に離脱続出で「支障出る」まで我慢 ド軍監督明かす 
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/05/14/kiji/20250514s00001007168000c.html

> ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が13日(日本時間14日)、本拠でのアスレチックス戦後、右肩痛で負傷者リスト(IL)入りした佐々木朗希投手(23)に言及した。
  佐々木は9日(同10日)のダイヤモンドバックス戦に日米通じて初の中5日で先発。4回0/3、61球を投げ、5安打5失点で2勝目をつかむことはできなかった。
  前回登板後、一度もグラウンドでキャッチボールする姿は確認されておらず、試合前に球団が「右肩のインピンジメント症候群」でIL入りを発表した。

  アスレチックス戦後、指揮官は佐々木がMRI検査を受けたことを明かし、検査で右肩のインピンジメント症候群が判明したという。
 インピンジメントは関節、腱、筋肉などの組織が骨とぶつかったり狭い空間で擦れたりして痛みや障害が起きる症状。
  指揮官は「彼の肩にはインピンジメント(衝突症候群)があり、これは2024年彼が経験したものと似たような状態です」と説明。
 続けて「我々がそれに気づいたのは、彼がアリゾナで登板した後のことでした」とダイヤモンドバックス戦後にチームとして確認したと明かした。

  そして、「我々が把握している限りでは、彼はここ数週間、肩に違和感を感じていたようです。
 しかし、先発投手陣の状況を考慮し、自分のパフォーマンスに支障が出ると感じるまでは、何とか投げ続けようとし、苦しみながらもやり切ろうとしていました」と
 先発陣に故障者が相次いでいることから、右腕は我慢していたと語った。
  さらに「そのため、彼が身体の状態を報告してくれたのは、パフォーマンスに影響が出ると判断したそのタイミングでした」とし
 「その時点で、まずは彼の身体をしっかりケアすることを最優先にしました」とした。
 検査結果について「結果は深刻なものではないにしても、やはり現在の状態を踏まえ、我々としては(これまでの投手と同様、あるいはそれ以上に)慎重に対応することが最善だと判断しました
 とし
 「したがって、彼をIL(負傷者リスト)に入れる決断を下し、肩の状態を落ち着かせ、彼本来の状態に戻し、100%の力を発揮できるようにしたうえで、再びマウンドに立ってもらいたいと考えています」と
 100%の状態まで慎重にリハビリに努める方針を示した。

  佐々木に早期に肩の違和感を伝えて欲しかったかとメディアから問われたロバーツ監督は「はい、伝えました。私たちはそのことについてしっかり話をしました」とも語り
 「ただ、メジャーリーグの選手なら誰しも、同じように無理を押してでもプレーしようとするものだと思います。自分なら何とかできる、乗り越えられると考えるんです」と右腕をかばった。
  そして、「今の投手陣の状況を理解して、チームのために貢献したいという思いを持っている彼の姿勢には、本当に敬意を払っています。彼は素晴らしいチームメイトです」とも付け加えた。

 ・米国球への適応     (適応は人にもよるが、球種が3つしかない佐々木にとって、最初は「4S」、その後も「forkball」の制球で、余計な球数は致命的に)
 ・ピッチクロックへの適応 (特に先発投手は、ルール導入前後で、体力的に厳しくなった。35歳以上の高齢投手や小太り/ぽっちゃり体型の投手はさらに厳しく)
 
  やはりLAD側の 佐々木朗希 [23-192d] に対する楽観的過ぎるシナリオは、スケジュール的にも無理があった。【Posting公表―長期化した契約交渉―正式契約―キャンプ入り―日本開幕戦公式登板―ローテーション入り】

  LADは昨季WSを勝ち抜き、今季日本開幕戦と、MLB30球団中、選手の休養時間が最も短いチームとなるハンディキャップを負っている。
 昨季酷使された投手陣(特にブルペン)に春季キャンプや開幕直後に故障者が相次いでいるのも必然だ。(Snellは他チームからのFAで関係ない)
 やはり、開幕はマイナーで迎え、米国野球やボールへの適応を進め、段階的に調整し、課題をクリアして行くほうが良かったと思う。
 これは結果論ではなく、日本人の多くがその方が良い、と考えていただろう。 
 
  違和感を我慢していたというのは、Snell と同じように見えるが、Snellが違和感を感じながら数週間我慢していたのと、
 佐々木がチーム事情に配慮し我慢していたのとでは根本的に異なる。佐々木の自己判断は好ましくないが、Blake Snell [32-161d] が 4/02(水) を最後に最初に離脱し、

数字=Team内プロスペクト順位 [年度]
10.Justin Wrobleski [25年] 1試合 4/08 Away WSH戦 5.0回 8H 8R 8ER 3BB 4K 2HR 14.40ERA 87-58 [66.7%] 2-8でチームは敗戦

14.Landon Knack  [24年] 1試合 4/09 Away WSH戦 2.1回 4H 5R 5ER 4BB 2K 1HR 10.38ERA 69-36[52.2%] 6-5でチームは勝利
               2試合 4/15 Home COL戦  4.1回 4H 2R 2ER 2BB 2K 0HR  7.27RA 84-53 [63.1%] 6-2でチームは勝利   

 2.Bobby Miller   [23年] 1試合 4/16 Home COL戦  3.0回 8H 6R 6ER 1BB 7K 2HR 18.00ERA 84-53 [63.1%] 8-7でチームは勝利 


 3Aの彼らが昇格して先発登板したが、全員期待に答えられなかった。さらに、追加で 4/27(日) を最後に、Tyler Glasnow [31-264d] が離脱してしまった。

  そうした中で、佐々木が個人のパフォーマンスに影響が出るまで、なんとかローテーションを守ろうとしたのは、決して責められないだろう。
 長期契約の高額投手の二人が離脱し、代替となる若手投手も昨季から成長が見られないという状況では。 

  こうした中で、左腕のKershowが戻ってくるが、近年複数の故障を抱えていた彼がシーズンを通してローテーションを守っていけるか、疑問に思える。
 大谷翔平の投手復帰も身体的には可能だろうが、仮に復帰させ好投した後に、他の故障者が戻ってきた際に、先発枠をどうするのかという問題に直面する。
 MLB機構やファンは大谷の“二刀流”を見たいので、投手復帰し好投し続けている限り、9月や10月に備え腕を休め、DH専門に戻るのは難しい。
 (もちろん、身体的負荷やコントロールの問題、試合勘などで、好投しなかった場合は、違う問題になる)

  ポジティブな事を言えば、IL入りの期間がどれくらいになるか不明だが、体重を増加しMLBに沿った肉体強化も可能だろう。
 (渡米した直後の大谷は現在と大きく異なり、打者としてはスリムだった)
 右肩は安静にしボールは投げられないが、下半身の強化は可能だと思うし、この期間を有効活用して欲しい。

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