
5年ぶりの上高地。
5年前は、夏だったけど、今回はまだ春の季節に。
5月のGWが終わったころに、上高地に行こうと思ったので、
宿を探したが、空きがない。
やっぱり、山開き後の花の季節は平日でも混むんだねぇ
と思っていたら、1部屋だけキャンセルが出たらしく、空きが出たとのお知らせが届いた。
(今は検索履歴から、旅行サイトがご親切にメールで知らせてくれる)
というわけで、5月31日・6月1日の1泊2日で行ってきた。
そもそも、なぜ上高地かというと、ニリンソウ(二輪草・↑の写真)を見に行きたい、
との夫の要望のため。
この時季は、徳沢でニリンソウの群落が見られる、ということなので。
※徳沢は、上高地の河童橋から徒歩で2時間ほど奥へ行くところ。
※涸沢への入り口になる登山口。
※徳沢までは、山登りにならないので、安全かつ楽。

家を4時半に出て、河童橋到着9時半。
平日でまだ午前中なので、橋の上にはまだ人が少ない。
しかし、お天気がイマイチ。
この天候で雨が降らずにもってくれるならいいけど、雨が降るとさすがにイヤなんで、
この日(1日目)は徳沢まで行かずに、明神池までで折り返すことにした。

晴れていてもいなくても、眺めは気持ちがいいけどね
春の上高地、ニリンソウの他にも白い花が多かった。

↑オオカメノキ(大亀の木)。
花が散ると、花の形そのまま落ちて華やかでかわいらしい。


↑シロバナエンレイソウ(白花延齢草)。ニリンソウに囲まれている。
シロバナ、ということで、白くないエンレイソウ(褐色とか緑色とか)もある。


↑サンカヨウ(山荷葉)。
これが、ニリンソウの次に多かった花かな。
大きな葉っぱに囲まれて、白い花がまとまって咲くので、
花束みたいで可愛い。
花びらが濡れると、透き通ってしまう、という花。

↑ツバメオモト(燕万年青)。
これはあまり見かけなかった。これからたくさん咲くのかも。
サンカヨウも、ツバメオモトも、実がとても美しい青い実なんだそう。
サンカヨウの実は、甘いらしく、ジャムにしたりするそうだ。
でも、ここならサルが食べるのかもな。
ニホンザルすごくよく見かけるし。

↑コミヤマカタバミ(小深山片喰)。
これもまだ少なかったな。
葉っぱは、見事にカタバミの葉っぱの形。きっと丈夫なんじゃないか、なんて思う。
でも、下界に降りたら、暑すぎて育たたないんだろうな。

↑これは白、じゃないけどフキノトウ(蕗の薹)。
食べるには育ちすぎ。
こんなに固まって生えていたのは、バスターミナル脇のここだけ。
白くない花は、他にもあって、
一番たくさん咲いていたのが、ラショウモウンカズラ↓(羅生門葛)。

羅生門、とは面白いと思って調べたら、
平安時代に渡辺綱(わたなべのつな:源頼光の部下だった人)が京都羅生門で切り落とした鬼(茨木童子)の腕に似ていることから付いた。
とのことだけど、鬼の腕には見えないけどなぁ。
青い花は、スミレもたくさん咲いていた。


↑オオタチツボスミレ(大立壺菫)。
菫は白いのもあったけど、珍しかったのがコレ↓。

↑オオバキスミレ(大葉黄菫)。
目立つ黄色とはいえ、小さい花なのでなかなかよく見つけたと、自分でも思う。
花については、これくらいで
次は道々の様子とか、メインのニリンソウ群落とか鳥とか虫とかね。
(つづく)
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