不審者情報その2＆怒り

息子が幼稚園の頃、不審者情報は1件だけあった。

それは、駅近くで起きた刃傷事件だったが、犯人が逃走していたために、
警察が市内全域に情報を流していたため。

ところが、小学校に入ったら、「事件」に発展していない不審者情報が数多く聞かされるようになった。

そのうちの大半は取り越し苦労と思いたいが、
内容を聞くとそうでもない。

・子供のランドセルを後ろからいきなり持ち上げて、突き飛ばす。
・「一発殴らせろ」と言って、男の子を追い掛け回す。
・女の子が遊んでいるところを、ビデオで見ている。（数回の目撃）
・下半身の露出。（書くのも身の毛がよだつ！！）

こうした情報は、被害にあった児童の保護者から、学校と警察に連絡が行き、
学校は、翌日プリントで全校の保護者に連絡する。

ところが学区が異なる小学校の情報は、ほとんど連絡されない。

これはおかしくないか？

幼稚園だろうと小学校だろうと、学区や地域が異なろうと、
不審者情報は該当地域のすべての人が分かるように周知すべきでは？

千葉県警では、近く県内の不審者情報を、すべてHPで検索できるようにするそうだ。

神奈川県警でも、是非早急に対応してもらいたい。
神奈川県警にメールで聞いてみよう（返信が来たらまた書きます）。




毎日、広島と栃木の女の子が殺された事件が報道されている。

マスコミが被害者の家族の家の敷地にまで入り込み、
生活圏や家族の心を踏みにじっているのが、胸がむかつくほど腹が立つが、
今朝の新聞の一面の内容にも吐き気がしそうだ。

『刺し傷が12カ所、心臓を中心に力任せに執拗に刺したと見られ・・・』

異様な殺意を表現するのに、そこまで具体的に活字にしなくても、
と思うのは素人考えだろうか。

確かに、ある程度の市民への情報提供は必要だと思う。
だが、殺され方まで知る必要がある人間は数が限られるだろう。

家族や被害者のお友達やその家族だって、こんな内容を眼にしたら、
また苦しむことになる。

何の関係もない不特定多数の人たちにまで、愛する子供の無残な姿を、
誰が知られたいなどと思うものか。

こうした内容は、警察が捜査上必要なだけで、
市井の人間が知る必要はない。

いや、犯罪抑止の観点からも、逆効果だ。

凄惨な事件の様子を事細かに伝えたことにより、
その内容を目にした性犯罪者や快楽殺人者が、模倣しないといえるだろうか。

新聞ですらこのありさまだ。
週刊誌やワイドショー（どちらも見ないが）はもっとひどいに違いない。