筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

2月8日 は「つばきの日」 2024年

2024年02月08日 | 00.今日は何の日

2月8日 は「つばきの日」です。
万葉集には、椿(つばき)を詠んだ歌があります。


今日は、植物を詠んだ  椿(つばき) の歌です。

万葉の時代も、「椿(つばき) 」と呼ばれています。
日本原産です。ヤブツバキ、ユキツバキが良く知られています。
椿は古事記・日本書紀にも登場し、古くから神聖な樹木として扱われていたようです。


万葉集/巻1-0054  作者/坂門人足(さかとのひとたり)

 巨勢山(こせやま)の  つらつら椿(つばき)  つらつらに
                   見つつ思(しの)はな   巨勢(こせ)の春野を 

【意味】巨勢の山にはつらつら並んで 椿が茂っておりますが
  それをつらつら眺めて巨勢の 春野を思い浮かべよう

 ※「巨勢(こせ)」は、現在の奈良県御所市古瀬あたり。
 ※「つらつら椿」たくさん並んで花または葉の連なった椿。
 ※「つらつらに」念入りに。
 ※「偲はな」〈しのふ〉ここにないものを思い浮かべる。
                          〈な〉終助詞。希望または勧誘。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、「ヤブツバキ(藪椿)」福岡で私の写したものです。


「椿の日」の由来は、「つ(2)ば(8)き」の語呂合わせで長崎県五島市が、日本人の生活と文化に密接なつながりを持つ「椿」に焦点を当て、大事に守り育てていくために「つばきの日」が制定されました。


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