筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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6月1日は「鮎の日」 万葉集/巻5-0855 2024年

2024年06月01日 | 00.今日は何の日

6月1日は「鮎の日」です。
万葉集には、鮎(あゆ)を詠んだ歌があります。


今日は、生き物を詠んだ  鮎(あゆ) の歌です。

万葉の時代は、占いにも使われたようで、「鮎」という字が当てられたといわれています。万葉歌の原文では「年魚(あゆ)」とも書きます。

万葉集/巻5-0855  作者/不明

松浦川(まつらがわ)    川の瀬光り  (あゆ)釣ると
       立たせる妹(いも)が   裳(も)の裾(すそ)濡れぬ 

【意味】松浦川の瀬がきらめいて アユを釣ろうと川の瀬に
  立っておられるいとしい人の 裳裾が濡れて美しい

 ※「立たせる」〈せ〉尊敬已然形。
                             〈る〉存続連体形。立っていらっしゃる。
 ※「裳」女性が腰から下に着た着物。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、フリー写真素材を使用


「鮎の日」の由来は、6月1日がアユ釣りの解禁日としている地域が全国的に多く、また、アユが小売店に出そろうことからこの日が選ばれた。

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