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筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集/巻3-0356 生き物を詠んだ歌 蛙(かえる)

2023年07月21日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
今日、紹介するは、生き物を詠んだ  蛙(かえる) の歌です。

万葉の時代は、「蝦(かはづ)」と呼ばれています。

万葉集/巻3-0356  作者/上古麻呂(かみのこまろ)

今日(きょう)もかも  明日香(あすか)の川の  夕去らず
                 かはづ鳴く瀬の  さやけくあるらむ 

【意味】明日香の川の日暮れになると   カエルの鳴いている
  瀬の風景は今日も変わらず すがすがしいであろうかな

 ※「今日もかも」〈かも〉詠嘆的疑問。
 ※「夕去らず」夕方になるたびに。
 ※「かはづ」カエル。

万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用

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