テレビをみていたら、大阪の鉄筋コンクリート造の中学校がぼろぼろになっているニュースがながれた。壁がはがれ、屋内では雨漏りがし、きのこまで生えている。
修理もせずに、放置しているのだという。財政難、それが理由だ。
かつて、1980年代に「荒廃するアメリカ」という本が出され、それを同じ状況が日本でも起こるかも知れないということで、国土交通省の調査をやったことがある。
「荒廃するアメリカ」は、アメリカの不況時代に、地方公共団体等の財政破たんが相次ぎ、道路はぼろぼろ、橋は落下するという事故が相次いだことを報告したものだ。
私が関わった仕事では、過去の国土基盤(社会資本)の投資データから、例えば住宅関係であれば40年後に更新投資が発生するというように、将来の更新費を予測した。
この結果、2025年頃には国土基盤関連投資の半分以上が更新や維持管理費となり、2050年にはほとんどがそれとなると予測された。
しかし、実際には新規整備を優先され、更新や維持管理はなおざりにされる。その結果、国土は荒廃する。「荒廃する日本」の到来である。
今日、テレビでみた中学校のようなことは、全国各地で起こりえる。そういう時代のなかにいることを知る必要があろう。
一方、浜松市の山間部にある廃校を再整備し、活用しようというNPOがたちがっていることを聞いた。「荒廃する日本」の時代は、「新たな公」が、国土基盤の維持管理、再活用の担い手となることが期待される時代でもある。
修理もせずに、放置しているのだという。財政難、それが理由だ。
かつて、1980年代に「荒廃するアメリカ」という本が出され、それを同じ状況が日本でも起こるかも知れないということで、国土交通省の調査をやったことがある。
「荒廃するアメリカ」は、アメリカの不況時代に、地方公共団体等の財政破たんが相次ぎ、道路はぼろぼろ、橋は落下するという事故が相次いだことを報告したものだ。
私が関わった仕事では、過去の国土基盤(社会資本)の投資データから、例えば住宅関係であれば40年後に更新投資が発生するというように、将来の更新費を予測した。
この結果、2025年頃には国土基盤関連投資の半分以上が更新や維持管理費となり、2050年にはほとんどがそれとなると予測された。
しかし、実際には新規整備を優先され、更新や維持管理はなおざりにされる。その結果、国土は荒廃する。「荒廃する日本」の到来である。
今日、テレビでみた中学校のようなことは、全国各地で起こりえる。そういう時代のなかにいることを知る必要があろう。
一方、浜松市の山間部にある廃校を再整備し、活用しようというNPOがたちがっていることを聞いた。「荒廃する日本」の時代は、「新たな公」が、国土基盤の維持管理、再活用の担い手となることが期待される時代でもある。
斉藤さんと、山田国広さんの話などをして、恩地さんの名前をお聞きしていたところです。
リニューワルやリペア、あるいはリハービッシュをもりあげたいなと思っているところです。
どこかでお会いしたいですね!
NPO木野環境の斎藤さんにこのプログを教えていただきました。
ご無沙汰しています、そして、懐かしいです。
維持管理よりも新規整備の方が補助率が高いという制度の問題が指摘されていますね。