サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

仙台の低炭素都市づくり

2008年09月03日 | 気候変動緩和・低炭素社会
写真:サマーパラソル


仙台市の低炭素都市づくりに関する基礎調査を受注したので、打合せのため出張した。


今回の仕事は、いわば地球温暖化防止計画の2回目の改訂に相当する。それを「低炭素都市づくり」というあたりに、こだわりがある。

また、産業部門、民生部門、運輸部門等といった排出部門別に施策を整理するのではなく、都市基盤、エネルギーシステム、ライフスタイル・ビジネススタイルといった横断的な切り口で施策を整理するのだという。

低炭素都市づくりの計画は、いわば都市計画と環境政策の両方にまたがるもので、環境基本計画の個別分野の計画ではないともいう。


最近、地球温暖化防止地域推進計画を策定してない市町村が多く、計画策定を求めるという、環境省の調査結果が報道された。

しかし、実行計画にしてもそうだが、見よう見まねで計画の形をつくったが、魂が入っていない計画が多いように思う。計画をつくればいいものではない。

自分たちの頭で考え、自分たちが行う施策を位置づけ、その推進のトリガーとするような計画をつくる必要がある。


仙台市の低炭素都市づくりの計画が、どれだけ実効性のあるものとなるか。調査の委託先として、なにかしら貢献していきたい。
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