はなうた日記

4歳のシオ・1歳のハノと、シオハノ一家の他愛もない日々の記録です。

幼稚園見学

2007-11-15 16:41:42 | シオのこと
生憎の雨(時々みぞれ交じり・・・とうとう嫌な季節が・・・)で、
大人なら歩いて5分の道のりを車で。。。

うちを出る前に二人ともおむつにおっきいのをしていて
慌てて交換するも、
二人とも精一杯の抵抗を試み、
いつもの4倍くらい時間がかかって。。。
ワタクシ早くもヘトヘト。

のちに出発。
出かける際に長靴が気に入らず、
「おくつぅ~~~!!!」
と、半べそをかきながら幼稚園へ。

でも、昇降口に入ったら、子供たちの元気一杯な声!
シオ、長靴を脱ぎ捨てて先生たちへのごあいさつもそこそこに
園内へ突進!
大興奮で幼稚園探検の始まり。

「極端に苦手なことは?」
「何かに執着することは?」
「あ、ミッキースキなんだね」
「アンパンマンもスキ?」

などなど、シオを見ながら
担任になる先生が私に質問を投げかけてくれました。

シオを知ろうとしてくれる姿勢が、なんだかとても嬉しかったです。

しばらくすると、「お片づけの時間です」と放送が入り、
新入りのシオや私の背中におんぶされているハノに興味深々で
くっついてまわっていた子供たちが一斉にお片づけに。

お見事。

そして、それぞれのクラスに戻って、お遊戯会の準備。
年少さんも、お遊戯会で使う楽器を持ってホールへ向かい、
お行儀よく先生が来るまで待機。
先生は、遊びに夢中になるシオをホールに誘うために必死にシオに
呼びかけてくれたのですが、
もう夢中。
「じゃあよかったら後で観に来てね」
と、ホールへ。
シオを何とかホールに誘導しようとしていたら、園長先生登場!

挨拶をして、シオを見て。

「うん!この子は優しい子だね!周りをほっとさせてくれる、
 そんないい子だよ!」

と言い、暫くシオに付き合ってくれた後に、上手にシオを
ホールへ誘導。

お見事!



ホールでは、その日は風邪で7人中3人がお休みとのことで、
4人の園児がお遊戯会の練習をしていました。
 
でも、シオが気になったのは、先生の弾くピアノ。。。

弾きたがるのを園長先生がおもちゃで誘導。
お友達が仮設舞台で練習中、シオはホールを探検。
おもちゃやボールを物色。
でも突然、お友達のみんなの歌声が耳に入ってきたのか、
舞台に駆け上り、
一緒に「もりのおんがくかい」を熱唱。
オリジナル振り付けつき・・・・・・・・・・・・



満足したのか、今度は年中さん、年長さんのクラスをのぞきにいき、

「お母さん、ハノちゃんおんぶで大変でしょう?
 小さい子たちのお部屋で少し遊ばせながらお話しましょうか?」

と園長先生。



満三歳児以下の子達のお部屋で、シオはようやく落ち着きを
取り戻しつつあった。
初めての場所、知らないお友達、先生・・・
シオは、たくさんの情報があるとテンパってしまう。
周囲が見えなくなる。
でも、普段慣れているくらいのお友達のいる部屋で、
それまでのバタバタした様子がいくらか落ち着いた。

「保育園では、ここの子達と同じクラスにいるんです。
 きっとほっとしてると思います」

と、私が思わず言ったら、未満児クラスの先生も、園長も
ビックリした様子。

「シオくんは4歳になるんでしょう?
 幼稚園では同じ学年になる子のクラスに入れますよ?
 だってそれが一番自然なことですから」


ああ、その言葉を待ってました。
実は保育園で一番のきがかりは、そこにあったんです。

ただでさえ早生まれ。3月がお誕生日のシオ。
学年が1つ下のお友達とも違和感なく充分溶け込んでます。
その溶け込みが心配でもありました。

「幼稚園では、オープンな時間はどこのお部屋で遊んでいても
 構いません。
 シオくんがここのお部屋で落ち着くなら、
 ここにいてくれて構わないけど、
 時間になったら自分のクラスで過ごすことが重要です」

おっしゃるとおりです。

「ここの幼稚園は、人数は少ないですが、
 だからこそ一人一人の子供たちの個性をみんなで理解して
 受け入れていけるよう教育をしています。
 シオくんも当然そうです。
 遅れがあるのはよくわかりました。
 
       でも、それがシオくんなんです




この園長先生の言葉に、心を打ち抜かれました。

先生はこうも続けました。


「そんなシオくんをありのまま受け入れて、
 みんなでできないことをサポートして、
 できるようになったらそれをみんなで喜びます。
 アタリマエのことをアタリマエにやっていくだけですし、
 何も心配しないでください。
 いつからいらっしゃいますか?」





REEママさんのブログに、

「親こそが最大の差別者」という言葉がありました。

ずっと心に残っている言葉です。


そうあってはならない、と読んだ時からずっと思ってました。
なのに私は
受け入れを拒否されることもあるのかな・・・なんて思ったり。

そんな自分を恥じました。


シオに幼稚園は無理なんじゃないか。
あまりにも年少さんとの差がありすぎる。

幼稚園側は、園児獲得のために必死なだけなんじゃないか。
シオを実際目の当たりにしたら、
やはり受け入れることはできないと言われるのではないか。

そんなふうに思っていました。


・・・穴があったら入ったまま一生出てきたくないくらい
ハズカシイ!



シオに必要なものは何か。


それを考えたら、答えはひとつしかないじゃない。



迷うことはない。
実行いたします。
後は家族の理解だけです。





同時に、ワタクシもっとシオのことを勉強しなければ!








・・・そんな話をしていたら、
「!!!ハノちゃんが!!!」
と、他の先生の声とともに大爆笑が。

ふとハノの存在に気づいて探すと、
マメ椅子に両腕を乗せて寄りかかり、
眠そうにまったりとしながら、
お友達が遊ぶ様子を薄目で眺めるハノが!!!

みんなで大爆笑!!!





帰るのイヤダーーーー!と大騒ぎなシオを抱きかかえ、
車に乗せて帰ろうとすると、
年少さんクラスのお友達のみんなが
先生とともに寒い中昇降口から外に出て
お見送りしてくれました。




今晩は家族会議です。

議題は「シオの幼稚園入園を1月からにしない?」 

で。

結果はまた後日この場でお話させていただきますm(__)m

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良かったね(p^v^)b (REEママ)
2007-11-15 22:18:03
ほんとにほんとに、良かったね♪

シオ君が楽しく過ごせますように。。。
ママも、がんばれ!
返信する
泣けちゃった (ひろむん)
2007-11-16 00:02:54
そのままのシオ君を受け入れてくれる場所。
なんだか嬉しくて読みながら涙ぐんでしまいました。

シオ君とママの一番良いタイミングで
幼稚園での生活がスタートできるといいですね。



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REEママさん (わにゃママ)
2007-11-17 12:44:16
計3ヶ所でコメントいただいちゃいまして(;^_^A

ありがとうございます!

ガンバリマス!ざっぱーん!
返信する
ひろむんさん (わにゃママ)
2007-11-17 12:47:00
家族会議の結果、一月からの予定です。

幼稚園はムリ?と、先入観で動かなかった自分が情けなく思ってます。

これからはシオのために思い立ったら即行動!の勢いでいけたらいいなと思います。
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