是々初心忘るべからず

日々思ったこと

かあさん とうさん

2017-06-03 22:47:57 | 日記
かあさんは私の母。

私の子供達からみれば、おばあちゃん。
ふざけてババ様。
見た目も十分おばあさん。


でも私には、やっぱりお母さん。


老けたね〜。
お互いね。
笑っちゃう。


母がひとりで暮らしてた頃は、母はもう少し若かったかな。
それは気のせいかしら。

「ひとりで暮らせていたら」は、「ホームに入所させたから」、という私の負い目。
私ひとりで考えてしまう、私の負い目。

弟妹と、考え、決めたこと。
母を思って決めたこと。
誰も私たちを責めないし、それがベストだったと言ってくれる。

だから、後悔はない。
あるのは感謝だけ。
すべてに感謝。


なんども繰り返す、心のうちで。
それも、生きていてくれるから。


穏やかな日々が母の残りの人生に訪れますように。
私も元気でハツラツとしていられますように。




じい様

私の義父。
旦那さんのお父さん。
子供達からみたら、おじいちゃん。

強烈な人生前半を送ってきたらしい。
戦争を体験した人の、強さ弱さを感じることがあった。

今は好々爺。
こちらもグループホームに入所。

私達夫婦の葛藤と、義父の反乱と抵抗と、嵐のような日々を過ごしての入所。

穏やかな顔になりましたね。




でも、母と違って、しっかりしているところも多々あるので、「帰りたい」と訴える。

せつない。

お嫁さんの私には、とても優しい舅。
同居中はとても良くしてくれたのに、「帰りたい」という望みを叶えてあげることができない。


やはり、なんども心の中で繰り返す。
せつない、けど、これが最善策だと信じたい。

感謝につきる。






すごく大変な毎日を過ごしていた時期があった。
介護に疲れ果てていた。

なんで、私ばかりこんなに大変なの?
なんで、私ばかりこんな思いをするの?

誰を呪っていたのか。
自分の人生を呪っていたのかもしれない。
ただただ泣いていた。




あの涙は乾いてない。
乾くことはない。

だからこそ、今の充実した生活の中に、2人のジジババはしっかりと存在し、
私の人生のハリになっていてくれる。


2人に恥じぬ生活を送ることが、私の涙の跡を輝かせることができる、と思ってる。





2人に、2人のために、元気な顔を見せに行くのは、私の心の心張り棒のようなものだ、と思う。