korou's Column

2024.5.1 音楽ブログとして再スタート。

音楽雑記(2月) 天地真理、クインシー・ジョーンズ

2023-02-24 | 音楽全般

まだ2月は終わってないのですが

ネタを溜めすぎて鮮度が落ちるのも

文章を書く際に困ってしまうので

これからは

月ごとの雑記というスタイルは崩さないまま

思いついたときに書くことにします。

 

☆☆☆

 

先日、たまたまですが

天地真理のヒット曲を続けて聴く機会がありました。

 

リアルタイムでは

この方はほとんどスルーしていました。

当時、歌っている姿をたまに見かけると

超多忙なのか声は上ずり

呼吸も苦しげに聞こえ

音程も微妙で

一言で言って「聴くに堪えない」感じでした。

 

それが、今聴くと

実演(昔)とCD(今)の違いはありますが

なかなか心地よいのです。

声質がまろやかで

耳障りなところが皆無、そして

一昔の歌手に共通した丁寧さもあり

見直しました。

 

でも、それならばとyoutubeでかつての歌声を

生歌で聴くと

やはり歌いっぷりは粗く

それほど良くは聴こえません。

 

そんな歌手がたしか居たなあと

思い出してみると

ああ、中島美嘉のパターンか

と納得しました。

録音であれば癒しの歌声、生歌は全然別人・・・

かつて、このブログで

中島美嘉をボーカロイドに擬してみましたが

(つまり、本人の声質だけを最大限活かして

 音程、声量などは録音技術でカバーする人工的な歌手)

天地真理は

”昭和のボーカロイド”だったのかもしれない

と思ったのです。

 

彼女の声質を堪能できる楽曲を探しました。

個人的にはこれがイチオシです。

 

小さな恋 (天地真理)昭和47年

 

これは浜口庫之助サンの作曲で

天地真理の大半のヒット曲を作曲した森田公一サンの

ものではありません。

やはりハマクラさんの曲はいいですね。

森田サンも優れた作曲家ですが

あまりに職人的で

その点でハマクラさんの天才には

敵わない部分を感じます。

 

☆☆☆

 

もう一つ。

私は

自分のyoutubeチャンネルのなかで

歴代の米ビルボードNo.1ヒット曲を集めた再生リストを

いくつか作っているのですが

すでに1970年から2019年までは作成し終え

今は1955年から1969年のNo.1シングルを集めた再生リストを

作成中です。

つい最近、坂本九「スキヤキ(上を向いて歩こう)」まで辿り着き

もうすぐビートルズ出現ということになるわけですが

その「スキヤキ」の1つ前のNo.1曲が

レスリー・ゴアの「涙のバースデイ・パーティ」という曲で

その曲自体、以前から好きな曲だったので

この2曲が連続していたのか、という新鮮な驚きがありました。

 

It's My Party( 邦題「涙のバースデイ・パーティ」)

 

で、この曲のプロデューサーが

あのクインシー・ジョーンズで

しかも、この曲は

クインシーが手掛けたシングル曲のなかで

初の米ビルボードNo.1曲だった、という事実に

またまた驚いた次第。

その後、マイケル・ジャクソンの「スリラー」や

「ウィ・アー・ザ・ワールド」などをプロデュースした彼にとって

これが米国での最初の成功だったわけです。

 

ただし、「It's My Party」は

クインシーの曲ではなく別の人の作曲でした。

クインシー自身はどんな曲を書いていたのかと調べてみると

これがなかなかのもので

このメロディ、リズムはクインシーの作曲だったのかと

発見の連続でした。

 

まず、「ウィークエンダー」のテーマ・・・いやいや実は

「鬼警部アイアンサイド」のテーマから。

 

アイアンサイド/クインシー・ジョーンズ

 

フルートがヒューバート・ロウズで

フリューゲルホルンがフレディ・ハバードという

超豪華なソロメンバーなので

演奏もハイレベルで聴き応えがあります。

 

さらに、映画「オースティン・パワーズ」のテーマ・・・いやいや実は

「ソウル・ボサノヴァ」という曲。

これも、今現在でさえ、いろいろなところで耳にする人気曲だ。

 

Soul Bossa Nova

 

やはり、クインシー・ジョーンズ、侮れない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 音楽雑記(1月) 藤本卓也、... | トップ | 音楽雑記(4月) ボブ・ゴ... »

コメントを投稿

音楽全般」カテゴリの最新記事