ある芝居について若い後輩と少し電話で話をした。芝居を語る時の自分は学生時代とあまりパッションが変わらない。話を終えて、ここ数年会ってない人の動向が少し気になった。学生時代の友人や劇団の先輩後輩、親戚など。一緒に遊んだり活動したり語り合った人は今もどこかで元気にやっていると思うが、当時の常識では想像できなかったこの劇的な変化をどう捉えているのだろう。現在進行形のことはまだハッキリ見えないが、十数年前を思い返せば、僕の思い込みと世界の真相に随分と温度差があった。旧知の人たちは当時と今の温度差を受け入れているのか、或いは拒絶しているのか、或いは無頓着なのか、直接訊いてみたくなった。学生時代に「全ての常識を一度疑ってみろ」が口癖の先輩がいた。その先輩なりに常識を疑った結果、どれほどの真実を垣間見たのか分からないが、今の僕にとっても「常識」は疑うだけの価値がある。その結果見えてきた真実もあれば、まだ見えない真実もある。常識を疑う第一歩は、世間にとっての「常識」が何かを認知することだと思う。そして次に「常識」とは何者かによって作り出された幻想だったと気付くのだろう。
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