店舗での仕事を終えての帰宅途中、シネコンが目に留まったので映画を観ることにした。『ソルト』も気になったが、大画面向きの『インセプション』を観た。迫力ある映像は評判通りだった。展開が複雑そうだったので、途中で置いていかれると思ってたが、意外と分かり易かった。(以下、途中ネタバレあり)二層三層と続く夢と現実の区別を時間幅で表現する手法は面白かった。でも「死ねば夢から覚める」って着想には「輪廻転生」と通じるものがあって僕は抵抗があった。輪廻転生の思想には、現世を否定的に捉え始めると来世に期待するあまり死を選ぶ可能性があり、思想的に危険な側面がある。どんな矛盾や非科学的な光景を目にしても、「それも現実だ」と割り切らないと、人生をムダにするかもしれない。夢と現実、どちらかを否定する必要もなく、この世界に疑念を抱かない方がきっと真実には近づける。・・・今綴ったことが、主人公の苦悩の原因として物語のコアになっている点も見所ではあった。とにかくいろいろ想像が膨らんで面白かったけど、明かされない謎も多く、結末には不満が残った。何であんな終わり方になったのかな。アメリカ人好みな結末だと思ったけど、僕は違う結末を期待してた。やっぱアカデミー賞でも狙ってるのか・・・。これは、続編を作って貰わないと僕は納得できないな。
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