「食べ処・身土不二」(札幌)は、身土不二を日本と世界へ発信する。食堂ならぬ食堂、啓蒙運動の発信地。日本よ、滅びるな!

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服役中の凶悪犯、玄米菜食で変身(2)

2007-07-09 06:55:37 | Weblog

 
 本日は、昨日(2007・7・8)の「服役中の凶悪犯、玄米菜食で変身」の続きです。昨日の話をお読みでない方は、それを読まれてから、本日の話を読まれると、わかりやすいと思われます。

-刑務所では、起床時間になると、看守はドア-をたたいて、服役囚らを起こすのだが、そんな時、彼らは「うるさい」とか 「あっちいけ」とか、これまでは怒鳴っていたのが、怒鳴らなくなってしまった。そして、看守に「おはよう」と挨拶するようになったんだ。それまでの反抗的な態度がすっかり消えてしまったんだ。

 玄米菜食による変身物語だな。それは、すごいことだ。 

 

                 刑務所の玄米はおいしい

 -刑務所側は、囚人らのこのような変化が本当かどうか、調べることにした。あるとき、彼らに翌日の日曜日までに逃亡せずに戻って来るという条件で、外出許可を与えてみたそうだ。  

 約束どおり、戻ってきたのかね。 

-1人も逃亡せずに、帰ってきたんだ。刑務所では、やはり心配だから、尾行をつけたそうだ。2回目は、尾行をつけずに外出させたが、やはり逃亡しないで、全員、戻ってきたんだ。 

 驚いたなぁ。看守をバカにしていた囚人たちが、そんなに変わるなんて、信じられないくらいだ。玄米・野菜食になってから、看守に挨拶するようになり、外出許可を与えても、逃亡しないで戻ってくるとは!

-いわゆる模範囚となったわけだ。それで、刑期も短縮されて、2年で全員が釈放されてしまったのだ。

 たしかに、すごい変身だ。食物のパワーは想像を絶するものだ。

-彼らが、逃亡しないで刑務所に帰ってきた理由が、おもしろいよ。街で食事しても、おいしい食べ物がない。刑務所で食べる玄米菜食が、いちばんおいしい。しかも、タダだ。だから、刑務所に戻ってきたというのだ。 

  そんなに、玄米菜食はおいしいのかなぁ。

-味覚が変われば、玄米菜食ほど、おいしいものはないよ。 

 ということは、凶悪犯たちは、味覚がかわったということか。

 -まあ、そういうことだ。  

     
       日本の刑務所でも、玄米菜食を採用しては 

-最後にまとめといこう。食物は、おそろしいパワーを秘めている。食物は、人を生かすことも、殺すこともできる。それが、食物というものだ。 その食物が、囚人たちを更生させたわけだ。

 たしかに、そうだよな。ところで、日本の刑務所でも、玄米菜食を採用したらどうかね。 

-それは、いいアイデアだ。だが、やるかな。 まず、ボストンの久司さんにも聞いてみるべきだよ。そして、リスボンの刑務所をたずねて、調査・研究すべきだな。

 たしかにそうだな。リスボン刑務所で起こったことは、信じられないからといって、そんな先入観にしばられて、調査も研究もしないのは、ぜんぜんいただけない。

 -そうだよ。北海道は農業王国だ。そこで取れた、無農薬・有機栽培の玄米と野菜で犯罪人が更生するとなれば、北海道は犯罪者を更生させる場として、理想的なところになるのだが。

 刑務所に農園を付設して、そこで囚人自ら、安心・安全で、「氣」に満ちた農作物をつくって食べるというのは、どうかね。