エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

晩秋のオリエンテーリング

2023-08-11 04:30:00 | 教育

 木~金曜の八軒自然科学クラブ語り…今回は、昨日(R5.8.10)のブログに書いた、ヒグマの影響で中止に追い込まれた活動を紹介します。

 11月の通常活動は、札幌市の中央区にある盤渓(バンケイ)地区に作られたオリエンテーリングコースを、グループ毎に分かれて歩く…のが一般的でした。

 オリエンテーリングコースのある場所は、幾つも林道が作られており、地図もあれば目印もあって、初心者がオリエンテーリングをするにはぴったりです。ここで、子供たちを2~4人のグループに分け、グループ毎に行きたいコースを選ばせ、時差をつけて出発させていました。いつもは指導員に引率されて歩くのですが、この回は子供たち同士で相談しながら、ゴール目指して歩く訳です。

 もちろん、子供たちを放っておいたりはしません。指導員も手分けして、子供たちが歩いているコースを歩きます。その頃は携帯電話などという文明の利器が無かったので、途中、指導員同士が顔を合わせたら情報交換し、子供たちが迷子になっていないかを確認しながらゴールを目指しました。

 11月のこの時期は、すかっり木の葉も落ちきってしまい、林道には落ち葉が10~20cmほど積もっています。晩秋の弱くなった太陽の光を浴び、それをカサカサ踏みながら歩くのは、とても気持ちの良いものでした。

 無事にゴールした後は、ゴール周辺に生えているツルウメモドキを切り、ぐるぐる巻いてリースにします。アサガオで作るのと違い、ツルウメモドキはしっかりしているので、きっちり巻くと丈夫なリースになりました。子供たちも喜んで作り、「帰ったら飾り付けてクリスマスに飾る」と言っていました。

 晩秋の一日をのんびりと過ごす良い活動でしたが、盤渓(バンケイ)地区にヒグマが頻繁に出没するようになり、オリエンテーリングコースでも目撃情報が増えてきたため中止となりました。仕方ない事ですが、とても残念です。

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野外活動の大敵

2023-08-10 04:30:00 | 野外活動

 毎週木~金曜は、既に解散してしまった八軒自然科学クラブについて書いています。

 八軒自然科学クラブで活動する時には、注意しなくてはならない「敵」がいます。刺して血を吸うアブやカ、毒性の強いスズメバチ、触るとかぶれるツタウルシ、噛まれたら病院行き確定のマムシ…など、色々な「敵」がいます。

 しかし、活動そのものを中止させられるほど危険な「敵」と言えば、羆(ヒグマ)でしょう。

 令和5年度は、北海道のあちこちにヒグマが出没していると報道されています。道東の方では、ヒグマに襲われて亡くなられた方もいます。そして、このヒグマ、八軒自然科学クラブが活動する辺りにも居るのです。

 これまで紹介した春香山にも、穴滝周辺にも、奥手稲の辺りにもヒグマは出没します。「ヒグマ注意」の看板も、これまでに何度も見た事があります。

 ただ、出没する頻度と最も近い出没時期を検討した上で、おそらく大丈夫だろう…と思えた時は活動していました。これは、「ちょっとでもヒグマと遭遇する危険性があるなら中止する」となると、八軒自然科学クラブの活動が成立しないからです。それくらい、ヒグマは札幌市や小樽市の近郊の山に居ます。

 それでも、出没する頻度が高い上、活動予定日に近い日に出没したため、活動を中止せざるを得なかった時もあります。何せ、野田サトル先生の『ゴールデンカムイ』に出てくる通り、活動中にヒグマと遭遇してしまったら、良くて大怪我、悪けりゃ死ぬ覚悟をしなくてはなりませんから。

 解散するまでの間、八軒自然科学クラブでヒグマと遭遇しなかったのは、本当に良かったと心から思います。

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何故、米国的な学び方が難しいか③

2023-08-09 04:30:00 | 教育

 月~水曜は学校教育について書いていますが、先日(R5.8.6)からVoicyという音声メディアで受けた質問に対して、私なりの答えを書いています。興味のある方は、令和5年8月6日、7日、8日のブログも御覧ください。

 「何故、アメリカのような学び方(学習を受ける側の自由や自律に任せた学び方)が日本では難しいのか」という質問に対し、私は、「現在行われている一人の教師が教える一斉授業形式だと、アメリカのような学び方を取り入れると不具合が発生するから難しい」と答えました。そして、考えられる不具合として、「教師の指導力が低下する可能性がある」「学習を忌避する傾向が強まる」「周囲から学級崩壊していると見られる(同調圧力が発生する)」の三つを挙げました。

 まず、「学習を忌避する傾向が強まる」の続きから書きます。

 一人がトイレに行くと、次々とトイレに行く子が出てくる…これは、「幼いから自分を律する事ができない」という事が大きな原因ではないか、と私は考えています。そしてそれは、「みんなと同じ事をしたい」という気持ちと、「勉強したくない」という気持ちを、自分で抑える事ができないからではないか、と私は考えています。この中で、最も問題だと私が考えるのが、「勉強したくない」という気持ちです。

 児童労働や少年兵に関するドキュメント番組を視聴すると、出てくる子供たちに「今、何をしたいですか」と問うと、ほぼ必ず「学校に行って勉強したい」と言います。これが日本の子供たちだと、同じ質問に「遊びたい」「好きな事をしていたい」と答えます。これは仕方ないと思います。辛い児童労働や戦争よりは、学校で勉強する方が楽しいですが、より楽しい事(ゲームをするとか、趣味に没頭するとか)があるなら、それをしたいと思うのは当然の気持ちですから。

 だから、授業を抜け出してサボる機会があれば、それを活用しようと考えるのは当然なのだろうと思います。大人だって、「サボれるならサボりたい」と考える人は多いでしょう。それを大人がしないのは、「ここで勉強しておかないと、後で大変だ」と予想ができるからです。これは子供も同じで、そういう先読みができる年齢の子は、自分を律する事ができる可能性が高いです。

 しかし、子供たちが幼くなった事で、そうやって自分を律する事が出来ない子が増えました。だから、「アメリカのような学び方」を取り入れると、「学習を忌避する傾向が強まる」と私は思います。

 最後に、「周囲から学級崩壊していると見られる(同調圧力が発生する)」についてです。

 学級がうまくいっているかどうか…学校内では多くの場合、それは学級が落ち着いているかどうかで判断されます。そして、落ち着いているかどうかは、教師の指示が通り、授業がコントロールされているかどうか…で判断される事が多いです。つまり、授業中に立ち歩きが許可され、子供たちが自由に立ち歩いている学級は、それだけで「ヤバい学級」と判断される可能性が高いという事です。

 もちろん、管理職の判断や学校としての方針で、「ヤバい学級」への対応は変わってきます。前回(R5.8.8)触れた築地久子先生の学校では、自由に立ち歩く児童がいても問題とはならなかったでしょう。

 しかし現在、子供たちが自由に立ち歩く状態の学級を見れば、多くの教師は「この学級は大丈夫なのか?」と感じるはずです(私も感じます)。そして、それがその担任のやり方だと分かったとしても、「もっと落ち着いた学級(=立ち歩きの無い学級)にした方が良いのでは…」と考える教師は一定数います(私は、「あ、そうなんだ。なら大丈夫だね」と考えるでしょう)。かくて、同調圧力が発生します。

 実際、令和5年度は、私の学級でトイレに行く子が多い様子を見て、「トイレは、授業中には行かない事を徹底した方がいいですよ」とアドバイスしてくれた方がいました。他の学級と比べると、私の学級が落ち着いていないと判断されたから、その様なアドバイスをする気持ちになったのでしょう。

 以上、長々と書いてきましたが、「現在行われている一人の教師が教える一斉授業形式だと、アメリカのような学び方を取り入れると不具合が発生するから難しい」と私は考えていますが、不可能だとは思っていません。自分としても、もっと力量を高めて可能性を高めていきたいと考えています。

 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。御意見や御感想をいただけると、とっても有り難いです。また、少しでも面白いと感じていただけたのなら、「いいね」を押していただけると励みになります。宜しく御願いします。

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何故、米国的な学び方が難しいか②

2023-08-08 04:30:00 | 教育

 月~水曜は学校教育について書いています。今回は、一昨日(R5.8.6)、昨日(R5.8.7)の続きで、「何故、アメリカのような学び方(学習を受ける側の自由や自律に任せた学び方)が日本では難しいか」について、小学校教師の立場として述べます。

 昨日は結論として、「現在行われている一人の教師が教える一斉授業形式だと、アメリカのような学び方を取り入れると不具合が発生するから難しい」と述べました。そして、その「不具合」として、「教師の指導力が低下する可能性がある」「学習を忌避する傾向が強まる」「周囲から学級崩壊していると見られる(同調圧力が発生する)」の三つを挙げました。今回は、「不具合」について具体的に述べます。

 まず、「教師の指導力が低下する可能性がある」です。

 実際に教室で児童を指導すれば分かりますが、教師という立場で教室に入ったからといって、簡単に児童を指導できる訳ではありません。昭和時代や平成前期の児童なら、「学校の先生の言う通りにするんだよ」という指導を家庭で行われていましたから、ある程度は簡単に指導できました。それでも、指導力不足の教師(大学を卒業して直ぐの私も、その一人でした)が担任になると、授業中に指導が通らなくなり、学級崩壊状態になってしまう事がありました(私も、それを経験した一人です)。

 それが、「自分のしたい事をする」傾向の強まった現代であれば、より難易度が上がっています。授業中、自由にトイレへ行く事を認めたり、自由に教師への質問や意見を認めたりする事で、「先生の言う事に従わなくてもいいんだ」という誤解が子供の中に生じてしまった場合、教師の指導に従わない子供が出てくる事は容易に想像できます。

 また、「一人の教師が教える一斉授業形式」の授業の場合、どう授業を組み立てるかは教師が考え、進めていく事が多いです。つまり、授業をコントロールするのは教師…となる訳ですが、例えば、自由にトイレへ行く子供が何人も出てくると、授業をコントロールするのが難しくなります。大事な説明をしたい時、学級の児童が十人近くトイレへ行ってしまったら、そこで説明を続けるのはためらわれますから。

 実際、令和5年度に担任していた学級では最初の頃、トイレに行きたい子は自由にトイレへ行って良い事にしていました。ところが、一人がトイレに行くと次々とトイレに行く子が出てしまい、本当に十人近く教室から出てしまう状態になってしまったのです。これでは授業を進めるにも支障を来してしまうので、授業中にトイレへ行く事は禁止する事となりました。

 もちろん、これは私がB級教師で力不足だから招いた結果です。私は拝見した事がありませんが、授業記録などを読みますと、静岡県の築地久子先生の学級では、相当にアメリカ的な授業が為されていた様子です。授業中に立って調べに行ったり、友達と相談したりする事が普通に行われていた様子ですから。だから、相当な実力のある教師であれば可能なのでしょうが、普通の一般的な大多数の教師(=私)にとっては、かなり難しいと言わざるを得ません。

 ところで、一人がトイレに行くと次々とトイレに行く子が出る…というのは、二つ目の不具合、「学習を忌避する傾向が強まる」と関連しています。

 これは私の肌感覚ですが、平成初期の子供に比べ、現代の子供は幼くなった様に感じます。そのため、自分の事を自分で律する…つまり、自律する力が弱くなっているように感じるのです。

 かなり長くなったので、続きは明日のブログで書きます。御意見・御感想のコメントお待ちしています。また、良かったと思われた方は、ぜひ「いいね」を押していただけるとありがたいです。

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何故、米国的な学び方が難しいか①

2023-08-07 04:30:00 | 教育

 月~水曜は、学校教育に関する話を書いています…が、今回から水曜までの3回分は、Voicyという音声メディアで受けた質問に答える内容となります。その経緯については、昨日(R5.8.6)のブログに書いてあるので、そちらを御覧ください。

 なお、これから書く内容は、令和5年の私が考えている内容で、令和6年以降は変わっているかもしれませんし、間違えた考え方をしているかもしれません。間違えた考え方をしていると思われたら、御意見いただけるとありがたいです。また間違ってないと思われる方は、「いいね」などを押していただけると、とても励みになります。

 さて今回のテーマは、「何故、アメリカのような学び方(学習を受ける側の自由や自律に任せた学び方)が日本では難しいか」です。なお、小学校と他の学校(中学・高校・大学)では条件の異なる部分があるので、このブログでは私の勤務する小学校について述べます。

 結論を先に述べると、「現在行われている一人の教師が教える一斉授業形式だと、アメリカのような学び方を取り入れると不具合が発生するから難しい」となります。そして、発生する「不具合」としては、「教師の指導力が低下する可能性がある」「学習を忌避する傾向が強まる」「周囲から学級崩壊していると見られる(同調圧力が発生する)」の、大きく三つがあると考えられます。

 「現在行われている一人の教師が教える一斉授業形式だと、アメリカのような学び方を取り入れると不具合が発生するから難しい」ですが、日本の小学校では現在、一人の教師が学級担任となり、その学級の全て(全教科の指導と給食や清掃、その他の様々な学級指導)を指導しています。もちろん、一部の教科などは専門の教師が教えている場合もありますが、それは地域や学年などで異なります。基本は、先程述べた通りです。

 この様な状況で、アメリカのような学び方を取り入れた場合、何か不具合が発生したら取り返しのつかない事になる可能性があります。ある教科での指導が通らなくなったら、他の教科の指導や学級指導も通らなくなる可能性が高いからです。その行き着く先は、おそらく「学級崩壊」となる可能性大です。

 現実に、「自由」に振る舞う児童が増えてきた事で、今でも学級を維持する事は難しくなっています。私のようなB級教師だと、それこそ毎日、全集中で取り組まないとなりません。とても、アメリカのような学び方を取り入れる余裕はないのです。

 では具体的に、どんな不具合があるのか…それは明日以降に書かせていただきます。

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アメリカ人の学ぶ姿勢

2023-08-06 04:30:00 | 自分

 日曜は、月~土曜で扱わない内容を書いています。ただ、今回の内容は限りなく「教育」に近い事を、予め、お断りさせていただきます。

 以前(R5.7.9)、Voicyという音声メディアから色々と学んでいる事を書きました。その時に紹介した「田中淳子の『人材育成』応援ラジオ」という番組で、パーソナリティーの田中さんから質問されたのです。

 なぜ、お前なんかが田中さんから質問されるのか…と言うと、田中さんが頻繁にコメント返しをしてくれるからです。

 田中さんは相手との距離を縮めるのが上手な方なので、コメントをするとイイ感じでコメント返しをしてくれます。その際、質問をしてくる事もあるのです。

 今回、質問をされる原因となった放送は、令和4年7月13日に放送された「#008 アメリカ人の学習スタイルに目から鱗がたくさん落ちた」です。ざっくり内容を紹介すると、田中さんがアメリカで研修を受けた時の話です。日本と異なり、アメリカ人は研修の講座の最中でも立ち上がり、トイレに行くなど自分のしたい事をします。また、分からない事があると講師が当ててくれるまで挙手し続けたり、講座の内容について意見したりするのだそうです。これは、アメリカ人の学習が「自由」と「自律」が基本となっているからだろう…という内容の放送でした。

 これに対して私は、「過去放送の紹介コーナーから聞きにきました。いやぁー、面白いです。色々と考えさせられました。(改行)学校現場からすると、子供が勝手に立ち上がったり、好き勝手な事をしていたりするのは、はっきり言って学級崩壊です。そんな事はさせられません。しかし、そういう一斉授業スタイルで、小学校から中学校まで9年間指導され続ける事で、事務局や講師に任せっぱなしと言う態度になってしまうのでしょう。教師の立場からすると、なかなかに悩ましい問題提起だな…と感じました」とコメントしました。

 このコメントに対し、令和5年7月31日の放送で、「善し悪しはともかく、アメリカ的な学び方が、日本の学校で実現しない訳がないと考えています。ある意味、日本の親御さんや先生の覚悟が必要なんだろうな…と思います。(中略)学級崩壊ととらえずに、何か、もっと自由な発想が出来るような学級運営の仕方が編み出せるとイイですね」と言うようなコメント返しがあったのです。

 これ、厳密には質問ではありません。ただ、学校現場にいる者として、「教師の立場からすると、なかなかに悩ましい問題提起」と考えるのは何故か…を説明した方が良いと考えました。

 それで、7月31日の放送のコメント欄に書こうとしたのですが、250文字では書き切れませんでした。そこで、明日(R5.8.7)からのブログで書こうと思います。

 以上、予告編です。長くなってスミマセンでした。

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傑作短編『悪役令嬢の中の人』

2023-08-05 04:30:00 | ライトノベル

 毎週土曜は、私の大好きなライトノベルについて書いています。ブログに来てくれる方の数が土曜は極端に減るのですが、これは「推し活」なので気にせず続けます…と言うか、もしかして私の書き方が手ぬるいのかもしれません。もっと、「推し愛」を前面に出した方が良いのかも…。

 今回紹介するのは『悪役令嬢の中の人』です。「小説家になろう」の短編部門から出た作品なので、およそ200頁の単行本中の6割くらいの長さです。ちなみに、残りの4割はショートショートくらいの作品が7つ入っています。

 この作品の面白さを説明するには、作者まきぶろ先生自身が書いている「あとがき」を読むのが一番です。引用します。

◆悪役令嬢が悪役であるまま幸せになる話

◆婚約破棄からのざまぁ

◆敵が破滅するスカッとする展開

◆自業自得で失恋して後悔して泣く愚か者(悪人ではない)

◆共感はともかく応援できるような理由付け

◆ヤンデレ美女

◆クソデカ感情

 もう本当に、この通りの作品です。そして短編なので、これらの展開が非常にテンポ良く進んでいきます。サクサク読めて読後感スッキリという、まるで「読む炭酸水」みたいな作品です。

 『野獣死すべし』や『蘇る金狼』など(ちょっと例示が古すぎかな?)ピカレスクロマン系の作品が好きな方には、かなりオススメと言えるでしょう。

 それと、この作品はコミカライズもされていて、そちらも面白いのです。それについては、次の土曜日に書かせていただきます。では、また来週~!

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キノコ狩りで「ひたる」

2023-08-04 04:30:00 | 野外活動

 木曜と金曜は、もう解散してしまった八軒自然科学クラブについて書いています。今回は、昨日(R5.8.3)のブログに書ききれなかった事を書きます。

 10月は奥手稲エリアで長距離ハイキング…は主目的ですが、実際にはキノコ狩りを楽しんでいました。以前(R5.7.20&21)のブログに書いた通り、キノコ狩りが「ひたる」活動になる訳です。

 ここで重要なのが、キノコ狩り「に」ひたるだけでなく、キノコ狩り「で」ひたる活動も行われていたという事です。

 例えば、昨日のブログで、キツネノチャブクロは胞子を飛ばす時期になると、食用部分が全部黒い粉になる…と書きました。この状態のキツネノチャブクロは、傘の上部に穴があり、手で押すと穴から黒い煙…つまり胞子が吹き出してきます。これが、やってみると面白いのです。上手にやると、2~3回吹き出させる事ができるので、熱中してしまう子が出てきます。

 中には、キツネノチャブクロを他の子にぶつける子もいました。ぶつかった衝撃で黒い煙が吹き出すので、「食らえ、キツネノチャブクロ爆弾!」などと言ってぶつける訳です。ぶつけられた子も、直ぐに拾って投げ返します。手で押すのと異なり、ぶつける場合は2~3回繰り返し使用(?)できます。

 ぶつけるのは、バグサレているキノコでも行われていました。バグサレているキノコは通常以上に柔らかいので、ぶつかると飛散しまくります。しかも、中を虫が食っている事が多いので、虫も一緒に飛散するという、正に悲惨な状態になる事もしばしば。これには、ぶつけられた子から「先生、止めさせてください」と言われる事も多く、その時は「人にぶつけるのは禁止ね」と言ってました。

 こんな過激な遊びをしなくても、キノコの種類を調べるだけでも楽しいです。秋の長距離ハイキングはキノコ狩りを行うと分かっているため、子供の中にはキノコ図鑑を持ってきている子もいました。それを使って、片っ端から調べていく訳です。ほとんどは食べられないキノコなのですが、調べたキノコの正体(?)が分かると、満足そうな表情をする子が多かったです。

 キノコだけでも、これだけ「ひたる」事ができる…自然って素晴らしいと思います。

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奥手稲でキノコ狩り

2023-08-03 04:30:00 | 野外活動

 毎週木~金曜は、八軒自然科学クラブの思い出(?)を書いています。今回も、通常の山歩きやハイキングについて書きます。

 10月は、銭函から星置まで(あるいは星置から銭函まで)の「奥手稲」と呼ばれる場所で、全行程10kmくらいの長距離ハイキングを行っていました。もっとも、年々、子供たちの歩行速度が遅くなってきたため、全行程を歩くと夕方までに帰宅できなくなってきたのです。そのため、解散の少し前の頃は、途中で引き返し、帰宅予定時刻に間に合うようにしていました。

 行って戻ってくるだけなら面白くないだろう…と思われるでしょうが、これが面白いのです。何故なら、この時期はキノコ狩りができるからです。

 その年により、収穫できるキノコの種類は多少変わります。平成21年の記録を見ると、ノボリリュウ、ナラタケ(ボリボリ)、オシロイシメジ、ヌメリスギタケ、ナメコが収穫されていました。他の年には、キツネノチャブクロや落葉キノコが採れた事もあります。ナラタケとヌメリスギタケは、割と毎年のように採れていました。

 もちろん、「天然物」ですので、確実に収穫できるとは限りません。その年の天候などにより、既に10月の段階でバグサレている事もあります。

 あ、「バグサレ」とは、成長しすぎて腐ってきている…って状態です。時々、スーパーで買ったキノコで異臭がしたり、味がえぐかったりする時がありますが、これは「バグサレ」が近づいている状態です。その状態が、もっと進んでしまったら「バグサレ」になる訳です。

 また、バクサレていなくても、胞子を飛ばす段階まで成長し、食用にならない事もあります。キツネノチャブクロは、それが明確で、通常だと食べられる部分が、全部黒い粉…つまり胞子になってしまいます。

 そもそも、食べられるキノコを見つけるだけでも大変です。マイタケは毎年、同じ場所に生えるそうですが、他のキノコは必ずしも同じ場所には生えるとは限りません。ですから、歩きながら、あちこちを注意深く見ていく必要があります。

 そうやって苦労して発見し、収穫したキノコです。子供たちも、「帰ったら、キノコの味噌汁にするんだ」などと言って、袋に入れて大事に持ち帰っていました。

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学びの場 令和5年7月例会

2023-08-02 04:30:00 | 教育

 毎週月~水曜は、学校教育に関する内容を書いています。今回は、私が所属している教育研修サークルの例会について書きます。

 令和5年現在、小さな教育研修サークルに私は所属しています。メンバーは退職した元教員、再任用された教員、現役の教員などで、月に1回くらいのペースで集まり、模擬授業やレポート交流、ミニ講座などを行っています。

 今回は令和5年の7月例会で、7月26日に行いました。行われたのは以下の5つです。

1.2年算数「たし算とひき算」のノートの書かせ方(レポート交流)

2.「分数のかけ算・わり算」でできない子を減らす取組(レポート交流)

3.2年国語「雨のうた」(レポート交流)

4.「比喩」について(ミニ講座)

5.ねこのこ 2年国語下(模擬授業)

 1と2は、算数の計算でつまずく子を減らすための取組です。共通していたのは、計算の手順を細かく分け、子供たちがつまずきそうな部分を見つけ、対応策を考える…という事です。また2のレポートからは、習熟のためのドリルの重要性を感じました。

 ちなみに、1は私のレポートです。計算の手順を子供たちに言わせる時、やや複雑な言わせ方をしていると指摘がありました。もう少し単純化する必要があります。

 3と5は、どちらも擬音語や擬態語の入っている詩を扱っています。3は音楽の授業と関連させ、リズムを意識した表現を扱っているのが面白いです。5もリズムに着目させましたが、表現させるのではなく、読解につなげているのが見事でした。

 4は、「比喩とは何か」について調べた事を、参加者が最後まで興味をもって考えられるようミニ講座に構成してありました。比喩についての理解が、少しだけですが、深まったような気がします(まぁ、それは錯覚かもしれませんが…)。

 次回は、8月24日(木)19時からの予定です。

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