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エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

令和5年度の「銀(シロガネ)の三日間」

2025-07-22 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回は、前回(R7.7.21)書いた「銀(シロガネ)の三日間」の令和5年度の振り返りです。
 令和5年度の「銀(シロガネ)の三日間」、重点として考えていたのは以下の3点です。

1.「学びからの逃走」の余地を減らす。
2.「真面目に取り組む姿勢」の価値を高める。
3.「自分で考える事」の重要性を伝える。

 この内、1を重点とせざるを得なかったのは、1学期の指導が甘かったからです。まだ低学年という事を考え、トイレへ行きたい時は行って構わない…など、授業中に立ち歩き出来る要素を多くしていました。その結果、何となく授業に参加したくないという気持ちの子が、頻繁にトイレへ行くようになってしまうなど、正に、「学びからの逃走」とも言える状態になってしまったのです。 (^_^;)
 こういうミスをするのがB級教師らしいですが、ミスしたなら修正すれば良いだけです。
 2学期は、授業中に立ち歩く要素を極力減らし、授業に参加したくないという気持ちが逃げ込める余地を減らそう…と考えました。ですから、トイレへ行く事をはじめとする各種ルールを再確認し、「銀の三日間」で再度定着させる事を目指した訳です。これが、上記1を重点にした理由です。
 上記2も、1学期に見られた諸問題への対応として必要でした。お恥ずかしい話ですが、授業をサボろうとする子がいたり、掃除を真面目に行わない子がいたりしたのです。そのまま2学期を始めたら、面倒な事から逃げる子が増えかねません。
 そこで具体策として、例えば掃除であれば、まず、正しい掃除の仕方を再度教え、その上で、掃除の最中に教えた通りに行っている子を褒めます。そして、掃除の後、教えた通り行っていた子を再度褒めます。この様な感じで、「真面目に取り組む事は素晴らしいんだ」と価値づけていく事にしました。
 上記3も、1学期に私が問題だと感じた部分へ対応する為の重点です。ただ、上記1や2の様な問題行動があった訳ではありません。むしろ、失敗する事を恐れて何もしない…そう言う態度が気になりました。
 ですから具体策として、例えば学習の際、自分なりの考えを発表した子に対して、正誤に関わらず、「自分で考えた事が素晴らしい」と価値づける様にしました。地道な取組になりますが、B級教師は、こう言う事を粘り強く行っていくしかありません。
 令和5年度は、これら「銀の三日間」の重点項目と具体策が効果を発揮し、2学期以降は少しずつ落ち着きが見られる様になりました。また、学習なども活発になったので、じっくり「銀の三日間」の計画を練り、実行した甲斐があったと感じています。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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