エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

通知表の渡し方

2023-10-02 04:30:00 | 教育

 月~水曜は、学校教育について書いています。今回は、通知表について…です。

 二期制(一年間を前後期に分ける制度)を採用している学校ですと、前期最終日となる9月最終の登校日に前期の通知表を渡します。私の勤務校も二期制なので、令和5年度は9月29日(金)に通知表を渡しました。

 この通知表の渡し方ですが、平成の初め頃に比べ、「丁寧に渡す」教師が増えてきたように私は感じています。ここで言う「丁寧に渡す」とは、廊下に机とイスを並べ、一人ずつ廊下に呼び出して、通知表を見せながら、良かった点や今後改善すべき点などを説明する…という方法です。

 私が教師になった平成の初め頃、その様な「丁寧に渡す」教師は学校全体で何人か…だったと思います。それが今や、かなりの割合に増えてきました。令和5年度の場合、私のいる学年では3学級中2学級が「丁寧に渡す」方法ですし、高学年では3学級全てで「丁寧に渡す」方法だった学年もありました。全学級について調べたら、おそらく5割前後に達するのではないでしょうか。

 とても熱心だし、とても真面目だし、とても教育に対して真剣だと伝わってきます。

 ただ、この「丁寧に渡す」方法を全教員で行うよう提案されたら、私は反対するでしょう。

 誤解の無いよう書いておきますが、「丁寧に渡す」方法自体を否定している訳ではありません。その方法で渡したい教師が行うのは、とても意味のある事だと思います。それを全教員に強制される事に対して、私は反対だ…と言っているのです。

 何故か。

 まず、「子供たちは一刻も早く通知表をもらいたいと思っているから」です。教師に説明されながら見せられるより、自分で見たい所を見たいように見たいのです、子供たちは。

 また、「廊下で説明中、残った子供たちに自習させる手間がかかるから」という事もあります。一人ずつ手渡して話をするのですから、かなり時間がかかります。その間、騒がしくならないよう、何をさせるか考えなくてはなりません。

 そして、上記内容と関連しますが、「子供たちの安全が心配だから」があります。落ち着きの無い学級であれば、この自習中にケガ人発生という可能性もあります。B級教師の私としては、そんな危険は避けたいです。

 ですから、私は「丁寧に渡す」方法は行っていません。それについては、長くなったので明日のブログで書きます。

 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。


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