エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

イタドリ笛

2024-01-24 04:30:00 | 野外活動
 水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、指導員から仕掛ける遊びについて紹介します。
 イタドリという植物を御存知でしょうか。大きくなると2mを越える高さまで成長する植物(草)で、節のある茎は太くて、草としては丈夫です。
 このイタドリ、茎の中は空洞になっているので、色々な遊びに使う事が出来ます。中でも手軽なのが、笛にする事です。
 作り方は超簡単。まず、上下の節の両方を残すように茎を切ります。次に、上の節が無くなるように、45度くらいの角度で茎を切ります。最後に、反対側からも45度くらいの角度で茎を切ります。横から見て、2つの切り口が山型になっていれば大丈夫です。
 この切り口の尖った部分が、上唇と下唇の境目に来るよう唇に当て、筒状になっている茎の中へ向けて息を吹き込みます。すると、何とも言えない間の抜けたような音がします。太い茎だとボー、中くらいだとポー、細い茎だとピー…って感じでしょうか。
 山登りの途中、何回か休憩を入れます。その時、休んでいる場所にイタドリが群生しているようなら、イタドリ笛を作るチャンスです。指導員がイタドリ笛を作って鳴らすと、興味をもった子供たちが次々と作り始めます。何せ、ナイフは全員が標準装備なので、イタドリ笛なら簡単に取り組めるのです。
 イタドリ笛は、若干、鳴らすのにコツがいります。そのため、一度作り始めると、結構な時間、この活動は続く事となります。休憩時間が終わっても、鳴らしながら歩く子が出てくる程です。
 子供たちが自然と親しむ活動に「ひたる」、実に良い教材な訳です。
 因みに、吹き口から節までの長さや、茎の太さによってイタドリ笛の音は変わります。そこで、何本も作ってドレミファソの音が出せるようにし、その笛を紐で縛って横に並べると…パンフルートもどきの笛が完成。これで1曲演奏すると、子供たちがメッチャ盛り上がってくれます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
 

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