月・火曜は学校教育話です。今回は、令和6年度に誕生した会社活動を紹介します。
令和6年度、色々な事情があって、2番目に成立した「おばけやしき会社」。この会社が考えた「お化け屋敷」は、
1.中休みに教室で行う。
2.電灯を消し、カーテンを閉め、教室を暗くして行う。
3.教室の机と椅子は、全部、後ろに下げて行う。
4.教室に、お化けの絵を貼り、それをお客の子に見てもらう。
…と言うシンプルなものでした。ここまでが前回の内容です。
7月某日の中休み、いよいよ本番です。
会社の子らは、まず、「お化け屋敷するから、みんな、机を下げて~」と声をかけました。学級のほぼ全員が机を下げたので、あっと言う間に教室の前側に大きな空間ができます。
その後、会社の子が電灯を消し、カーテンを閉めて教室を薄暗くしました。15~16人くらいの子供たちが、わくわくした感じで教室に残り、準備が終わるのを待っています。
今度は、会社の子らが何やら掲示物を掲示し始めました。おそらく、「お化けの絵」でしょう。もっとも、貼る作業をする人手が足りないのか、「貼るの手伝って」とお客に頼んでました。
何とか貼り終わり、中休みが残り10分くらいのところで開始。
ただ不思議な事に、何故か4人だけが、オバケを探す活動をする様子です。お化け屋敷と言うよりは、どちらかと言うと宝探しに近い印象でした。
終了後、授業の隙間時間に感想を聞いてみました。
「大変面白い」4名くらい、「まあまあ面白い」4名くらい、「あまり面白くない」4名くらい、「全く面白くない」4名くらい…と言う結果です。理由を問うと、「4人しか参加出来ないから」が最も多く、次が「ルールの説明が無かったから」でした。
まぁ、この結果は納得です。せっかく、15~16人くらいの子が教室に残ってくれたのに、その中の4人しか参加出来なかったのですから。
でも、ここで意欲を完全に削いでしまっては、これからの会社活動が盛り上がりません。そこで、「成る程、せっかく沢山残ってくれたんだから、全員が参加出来る工夫があれば良かったんだね。あと、ルールの説明もあると更に良かった…って訳か。その点を直せば、次は盛り上がりそうですね」と話をして終えました。
さて、今後も「おばけやしき会社」が出てくるのか…ちょっと楽しみです。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。