土崎港☆下酒田町BLOG☆201○

来年は…。「土崎港曳山まつり」下酒田町のex.曳山実行委員会が発信するブログです。

2012年回顧22 第27号車 幕洗川一区

2012年09月09日 | 振り返る
第27号車 幕洗川一区

外題:内裏炎上 憤怒の雷電



囃子:町内囃子

見返し:受け入れて がれき(枯れ木)に花を 咲かせましょう
委員長:佐藤昭人氏

幕一さん。
イオン土崎店(ジャスコ)向かって右側の厳島神社、
洋服の青山向かって左側脇の小道を入ったあたり。
旧国道まで面する範囲。
イオンの正面玄関あたりは幕一さんになるんですかね。

学問の神と呼ばれる反面、
崇徳天皇、平将門とともに日本三大怨霊ともいわれる道真公。

右大臣にまで登りつめたものの、
901年、政敵でもある藤原時平に陥れられ、大宰府に左遷、
2年後亡くなってしまいます。

しかしながらその死後、
まずは909年にその政敵藤原時平が早世。
その後も京に異変が続き、
道真公の祟りではないかと恐れられたそうですよ。
怖いですね。

で、今回の場面は
「北野天神縁起絵巻」にも描かれた俗に言う「清涼殿落雷事件」。

天皇の居所に落雷、多くの被害者を出し、
目の当たりにした、あまりの衝撃に醍醐天皇も病に倒れました。

後にこの落雷が道真公の操ったものだとか、
いや道真が雷神になったんだ!とも、噂にもなるそうで…

この怨霊という想像、物語の世界を
場面として表現し、
しかも道真公をまさにそのもの「雷神」として
人形に配しているのだから
今回の幕一さん、
凄いことだと思います。

とにかく斬新だし、
このインパクトと言ったら社宅さんにも匹敵、
またイメージ的には平成22年の壹騎町一区さんと同様の面白い試みだと思いまた。

幕一さんはここ数回、
前回の白い犬や、源満仲の三ツ矢サイダーのお話など、
題材に似た傾向とか、面白さがありますね。
気のせいでしょうか?
考えている人が一緒なんでしょうかね。

それにしても、道真公ったら、

物凄い。


ちなみにこの事件ののち、
表記の通り道真の怨霊は雷神と恐れられ、
当時火雷天神が祭られていた京都に北野天満宮を建立し、
道真の祟りを鎮めようとしたんだそうです。

以後「天神様」を信仰する「天神信仰」が全国に広まったそうですが、
後にその祟りという伝説が風化するにともない、
もともと道真公が優秀な学者だったことから
今でも有名な学問の神として信仰されることにつながったんですね。

また道真公自体も死後20年後には右大臣に復位、
同じく90年後には最高位である正一位が贈られ、
太政大臣となったそうですよ。

よかったですね、すごいですね。
で、勉強になりましたね。
これも道真公のおかげです。



余談ですけど、我が家は相方の旧姓の御縁もあり、
勉学には励みませんが、各地に出向いた際は天神信仰で
ぶらりぶらりとも、していたりします、です。
以上、まったく関係ない余談でした。

にしても、簡単に書こうと思った回顧、
気が付けば今回も結構長めの思い話になりましたなあ。

過去のを読み返してみたらあまりにも前半と差がありすぎますもん。
だんだん、熱が…というとこなんでしょうけど、
前半の町内さんにはなにか申し訳ない。

ということで、気が向けば徐々に、など言いつつ。
まずは本日新町さんと壹騎町二区さんの記事に一部追記しました。
お暇でしたら。

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