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ネットが育んだ友情:パイオニア CT-770

2006年08月25日 | audio
今回、ブログを通じて知り合った床屋店主さんに
チュ-ナーをお送りするという親しい間柄になれたのは
ネット環境が無かった時代には考えられませんでした。
ネットや携帯電話を始めとした、
こうした通信技術の向上で多くの人が健全な友人を見いだす一方、
犯罪や戦争でこうした素晴らしい技術が悪用されているのは大変皮肉なことです。

さて、話を元に戻します。
実はこの件よりも2年ほど前にも同年代の方とネットオークションで知り合い、
親しくなったことがありました。
時々、メールで近況を知らせることさえありました。
その方は私が出品したジャンクのカセットデッキの落札者の方で、
御自分でカセットデッキを分解修理されていました。
写真にあるパイオニアCT-770がそれです。
これは高校入学の御褒美と
今は亡き父に無理して買ってもらった思い出の品でした。
いつしか故障してしまっても処分できず、
これまで20年以上持ち歩いていました。
でも、オークションでまた他の方に有効利用してもらえるという道を知り、
思い切って出品した訳です。

落札者の方は私の出品したデッキをメインに、
自分の手持ちのデッキをドナーにして
2台を1台に、いわゆるニコイチをされるとのことでした。
わたしにはとても真似ができません…。

メールのやりとりをしているうちに、たまたま
同じ音楽の趣味や学生時代同じ機種のカセットデッキを持っていることが分かり、
意気投合しました。
その方もオーディオ再開組の方で、アナログレコードを集めておられました。
彼のコレクションでわたしが探していたレコードがあったので、
ダビングしてテープを送ってもらったりしました。
それが
ポールモーリア「ペガサスの涙」とレーモンルフェーブル「ほっかいどうシンフォニー」
この2本は今でもヘビーローテーションで聞いております。
暖かな交流ができた一時でした。