天上天下唯我独尊日記

音楽とバイト漬けの毎日・・・って勉学にいそしめや!!!

祝☆記録更新

2005年10月02日 | 日常
今日は俺的記録がまた更新された。
その記録とは、バイト面接落ち回数である。
アルバイト募集は全国常に耐えない。
職はなかなかないと言えど、アルバイトというものは日本には死ぬほどゴロゴロしてるものだ。
その無数にあるアルバイトのなかから、私は自給、時間帯、シフト体制、ジャンル、勤務地などひとつひとつを真剣に考慮し、面接に向かうわけだが、ものの見事に丁重にお断りを申し出される
私に魅力がないのか、はたまたできないやつに見えるのか、もしくは俺のオーラがあまりにすごすぎて嫉妬してしまうのか、それは分からないわけだが、自分を慰めるために3番目を一番の理由とすることに決めた。
うむ。
アイムポジティブシンキング。
前向きな男はモテる
かるく恋愛講座を導入したとこで今日の出来事を書こう。

今日は近所のコンビニに面接に行った。
コンビニ名は営業妨害になるので伏せておくのだが、ヒントは「午前/午後」である。
面接を受けに店まで行くとやる気のないネェちゃんが掃除をしている。

「よし!俺はこいつよりはできる!」

と勝手に自信を植え付けられ、事務室へ案内された。
店長は頭のはげた大阪人。
大阪弁バリバリである。
なかなか話しやすそうで、シャイな俺も気軽に付き合えそうだなとかんじた。

「よろしくお願いします!」
と剣道をやっていたときよりしっかり挨拶。
この辺りは完璧。

履歴書を渡す。
親に習わせてもらった習字により字の汚さもカバー。
ここまで完璧。

履歴書を読む店長。
最初の一言が

「ん??大学生!?」

なにがまずかったのだろうか。
明らかに難色を示している。

「いやぁ、フリーターさんかと思ったよ。」

イキナリ失礼な頭パイパン店長だ。
確かにフリーターもとい、NEETのような生活をしている俺だが、そんなことをいわれる筋合いは毛頭ない。
学業を主に生活している一大学生なのだ。

働ける時間帯をきかれ、深夜だと言うことを伝える。
店長は
「それはわかってるんだけど・・・」

日本語がどうもおかしい。
質問しておいてダメ出しとはなんとも不愉快である。
思わず

「おい!」

と突っ込みたくなったが働きたいがために我慢。

そのあと延々と長話が進む。
自分の娘の話、自分の学生生活、女関係と、彼の人生が事務所に広がるかのようだった。
無料でくそつまらん映画を、トイレもいくのも許されずに見ている心境だ。

「いやぁ、きみいいね。ぜひ雇いたいよ!」

店長の話に突っ込みを入れたり、自分のことも交えながら意気投合風に話したので
店長も俺のことを気に入ってくれたみたいだ。

さぁ、この貧乏ライフともおさらばだ。
洋服もかいたいし、最近老朽化してきたので新しいドラムのスティックもほしい。
CDもしばらく買ってないので新譜のチェックもしなきゃなと自分の小さな夢を店長の人生映画にかぶせるように事務所に張り巡らせた。

いつから働こうかとスケジュールを考えていたそのとき

「きみ、大学生だからな

・・・

他当たってみてや。

ごめんな。」


俺の小さな夢は真の夢へと化して行った。
気付けば事務所は普通の防犯カメラのある事務所になっていた。

映画のクライマックスに俺はこういいたかった。

「ハゲが!・・・fin」

真の理由は俺と同じ大学の学生が急に何の音沙汰もなしで辞めてしまって、大学生に対する信用がないらしい。

そんなの

人それぞれやん!!


理不尽なこの対応。
気付けば面接開始から50分が経過。
時間を返せ。

「時間とらせてごめんな。」

「いえいえそんなことないです。」
そういう社交辞令もいえないほど俺は暴君と化していた。

しかし俺はめげない。
なぜなら生活できないから。
ドラムのスティックも折れてしまったら、割り箸と取り替える予定だ。

さぁ我いざゆかん。
記録をこれ以上伸ばさないように、伸びた髪の毛も切ってしまおう・・・