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定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

話の間

2022年10月29日 | 日記

 第210回国会(臨時会)が開かれています。 会期は令和4年10月3日から12月10日までで、テレビ中継では質問者に対して、政府側の答弁者がいちいち挙手をして、議長の指名があってから感染防止用の間仕切りのあるマイクの前に立って、答弁を繰り返しています。

 答弁者は席を立ち上がり、マイクの前に立つまでの短い時間に質問内容を整理し、単なる空白の時間ではなく、答えを探し出す時間だと聞きました。

 一方、質問の回答を聞く人は、耳から脳へ届く時間が約3秒といわれていて、「間」をとって聞くことによって、準備を促す時間でもあるようです。

       

               遠くに御嶽山を望む

 昨日、名古屋市内で中高年者再就職支援セミナーの講師を務めてきました。受講者は30名で多数の聞き手がいましたから、強調したい「再就職は準備とやる気」「人生 三大 不安の解消」「行動を起こすのは今でしょ!」など、言葉の前後に「3秒」をとると、注目度が加速するようです。

 受講者の中へ質問を投げかけ「間」を入れることで、会場内の距離感が縮まって一体感が生まれ、考える時間と同時に共感も生まれるようです。話の間をうまく取り込むことで聞き手の理解度も深まるようです。そうは言っても、重要な主張を言い切った後、数秒の「間」を作ることは勇気が必要です。

 セミナーの目的は話すことではなく、受講者に理解してもらい、再就職を実現してもらうことです。互いに現状を理解しつつ、意思疎通がとれて理解していることを確認しながら、「話の間」を使いこなさねばなりません。「間」はテクニックだけでなく、受講者への気遣いが大きく影響するようです。