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チャイ語な日々

完全に途切れてしまった中国語学習を再開したい45歳の日常。

她(Her/世界でひとつの彼女)を観て

2018年01月18日 | 映画

あけましておめでとうございます。(今頃かっ

最近、
「Her/世界でひとつの彼女」(2013年アメリカ)
という映画をテレビで観た。
もちろん字幕で。

英語はねー、もうホントに学生の頃から苦手で、
全然聞き取れないんですが、
字幕を見ながらだと、なんとなく聞き取れる部分もある。

「I need some time to think 」
日本語字幕では、「考えさせて」だったかな。

中国語では、
「 我需要时间 」(ザ・直訳!)
かなあ。

一応ネットで探してみると、
「 我需要点时间考虑一下 」

なるほど~。

最近、
「あれ?これ、前は中国語で知ってたのになー、何だっけ?」
という単語やフレーズや綴り(ピンイン)が増えて、
自分にガックリくる…

子どもがもう少し大きくなったら(現在、1歳9か月)、
せめて幼稚園に入ったら、中国語を勉強し直して、
何か、中国語を少しでも使う仕事がまた出来たらいいなあ、
と思っているけれど、
それは甘い考だな、とも分かっている。

焦りを確かに感じているのに、
日々目の前のことに追われて、
結局、出来ていない。忘れていくだけ。

子育てしながら仕事を続けている人は沢山いる。
今はむしろそれが多数派?
本当に偉いなあ、と思う。

去年、児童館で時々顔を合わせていた
同月齢の子を持つ若いお母さんたち、
育休が明けて職場復帰したのだろう、
今年は、いや、昨年末頃から、もう全然見かけない。

どうして自分はこんなにキャパシティが小さいのか。
無駄に歳だけとったのかなあ。。。


「初恋のきた道」感想

2014年01月26日 | 映画

 初恋のきた道

この映画は、
公開当初に中国で1回、日本で2回、計3回映画館で観た。
そして昨日、久しぶりにDVDでまた観た。

主人公は、超田舎の村娘。
そこへ都会から赴任してきた若い小学校教師。
言葉を交わす前から、一目で惹かれあう二人だが、
まだ自由恋愛の珍しかった時代、
若い男女が言葉を交わす機会を得るのは難しい。
それでも何とか親しくなり始めた矢先、彼が突然都会に連れ戻されてしまい・・・。

「使碗的人走了, 把閨女的心也帯走了」
(そのお椀を使った人は行ってしまった、うちの娘の心も持って行ってしまったよ)

やっぱりすごくいいわ~。

チャン・ツィイー演じる主人公の
なんと可愛らしいこと、一途なこと。

セリフはあまり多くなくて、田舎の深い自然の中で
(まあほんとに美しいんだけど、実際こんなところで生活しろと言われたらとても大変
綿入りのゆったりした服を着た主人公の姿を映すショットが多いんだけど、
それが本当に可憐な様子で美しい。

今日は、これから同じ監督の
「あの子を探して」を観るのだ。
楽しみ~。
   


最近観たDVDその2

2013年12月29日 | 映画

若草物語_02

『若草物語』
大好きで、小説はもう何回繰り返し読んだかわからない。
大人になって読んでも、というか大人になって読んでこそ
面白い話。

こちらは1994年公開の映画で、
次女のジョー役をウィノナ・ライダーが演じている。
いつも明るく、元気溌剌としたジョーにすごくピッタリ。
美人だし。


若草物語_01

こちらは1949年の映画。
これはこれで、ジョーがすごく良かった。
サバサバしてて、ちょっとハスキーボイス。
しかも、後でネットでレビューを読んでいて知ったのだが、
この次女ジョーを演じた女優さんは当時もう30代で、
長女のメグ役の女優さんよりも10歳ぐらい年上だったらしいけど、
そんなの全っ然分からなかった。
映画見てる時は、二十歳前後だと思っていた。

個人的に好きなのは、
ジョーが世界を広げようと、大好きな家族と離れて、
ニューヨークで下宿生活するところ。

あと、小説もそうなんだけど、
三女のべスが(1949年の映画の中では四女になってたけど)
死んでしまうところでは、もう涙涙で…。

いやあ、映画ってほんとにいいですねえ。


最近観たDVD

2013年12月27日 | 映画

   マイノリティ・リポート

「マイノリティ・リポート」
犯罪予知ができるようになった近未来。
全ての殺人は未然に防がれ、ワシントンD.C.は世界一安全な都市になった。
予知をするのは、3人の予知能力者で、その予知に間違いはないはずだったが…。

主演、トム・クルーズ。
トム・クルーズの映画って久しぶりに観たけど、
やっぱすごくカッコいい!!

ストーリー自体も面白くて、結末まで一気に駆け抜ける感じ。
あれはこのための伏線か!みたいなことも所々あって、
上手いなあ、と思った。
   

ところで、この映画を観て
「AKIRA」をすごく思い出した。
わたしが中高生だった頃(もう四半世紀も前だ!)
すごく流行ったマンガ。
ええ、持ってますとも。

近未来。
ある治療を施され特殊能力に目覚めた子ども。
未来予知能力。

今でも時々読み返すけど、超名作。
しかも「AKIRA」の中では、2020年に東京オリンピックが開催されることになってるし。
さあ、年末にもう一回読み返すかあ。
   


遅来的報復(馬普尓小姐)

2013年06月02日 | 映画

イギリスのテレビドラマが好きだー!
特に、アガサ・クリスティー原作のポアロ物、ミス・マープル物。

昨日、マープル物の
「書斎の死体」
(原題:The Body in the Library 中国語タイトル:藏书室女尸之谜)
を見た。
ミス・マープルを演じるのはジェーン・ヒクソン。
イメージぴったり。

今日は、これからやはりマープル物の
「鏡は横にひび割れて」
(原題:The Mirror Crack'd from Side to Side 中国語:迟来的报复)
を見るのだ。

楽しみ~。
   


「非誠勿擾」感想

2013年04月07日 | 映画

   

久しぶりに中国映画を観た。
DVDでだけど。

「狙った恋の落とし方。」
(原題:非誠勿擾)

アメリカで一財産作った40代中国人男性。
お金もできたし、さあ次は結婚だ!と、
中国に帰ってきて、ネットの婚活サイトに登録、
それに応募してきた色んな女性たちと次々会うが、
くせのある女性ばかりで、なかなか上手くいかない。

そして何人目かに会った女性は、
「えっ、こんな美人がネットで婚活?!」
と、驚かされるほどの美貌。
はたして、実は彼女も訳ありで…。

舞台の後半は北海道。
映像の中の北海道は美しくて、日本人としては、なんか嬉しい。
この映画の影響で、北海道を訪れる中国人観光客が
ものすごく増えたのだそうな。

タイトルは「狙った恋の落とし方。」なんて、ちょっといやらしいけど、
内容はユーモアあり、ホロリとさせられるところあり
面白かった。

原題は「非誠勿擾」(映画の中では「冷やかしお断り」と訳されていた)なのに、
なんで邦題はずいぶん違うんだろう?
「狙った~」のほうが人の興味を引くのかなあ?


魔髪奇縁

2012年10月26日 | 映画

DVDでディズニー映画「塔の上のラプンツェル」を観た。

「魔髪奇縁」(原題:Tangled 邦題:塔の上のラプンツェル)

ラプンツェルって、日本でも子ども向けの絵本で広く知られているお話だ。
わたしも子どものころ読んだ記憶がある。

階段のない高い塔に魔女によって閉じ込められている髪の長い娘。
そこへ偶然、王子様がやってくる。
最後はハッピーエンド

そう、確か塔にやってくるのは王子様だったような…。

でも、このディズニー映画では、
ラプンツェルがお姫様で、やってくるのは泥棒稼業の青年。

これはこれで面白かった。
この泥棒青年が、すごくナルシストで笑えた。
あと、馬が人間のように行動するのが可笑しい可笑しい。
   

ラピュタのようなシーンも有り、
ナウシカのようなシーンも有り。
最後まで面白かった。

わたしは、アニメはジブリ作品が一番!だと思ってるけど、
ディズニー映画はジブリにない笑いとユーモアがあって、
楽しい。
   


台湾映画「父の初七日(父後七日)」

2012年04月15日 | 映画

久しぶりに映画を観た。
台湾映画で「父の初七日(父後七日)」。

父親急死の知らせを受け、
葬式のため田舎に戻ってきた
20代(30代はじめ?)の主人公。

ゆっくり悲しむ暇もないまま、
久しぶりに顔を合わせた親戚たちに手伝われながら、
兄と一緒に葬式のための雑用を片付けていく中で、
父親との思い出が切れ切れに浮かんでくる。

ああ、こんなこともあった、あんなこともあった…。
父親が自分のためにしてくれたことの数々。
兄や親戚の口から初めて知った、自分の知らない父親のエピソード。

でも、決してお涙頂戴的ではなく、
コメディ調で笑えて、最後にちょっとしんみする感じ。

ハラハラさせる展開とかストーリーらしいストーリーも無いのに、
最後まで飽きさせられなくて、面白かった。

肉親の死、って必ず誰もが通る道。
でも、出来るだけ遠い未来でありますように。
   


映画「第9地区」…怖すぎる

2012年03月20日 | 映画

TVを点けたら、丁度「洋画劇場」が始まるところだったので、
髪を乾かしがてら、何の前知識もなく「第9地区」という映画を観始めた。

ドキュメンタリー風を装った、何となく軽いノリで始まったので、
「コメディーかな」と思って観ていたのだが…。

超怖い映画だった。
怖すぎる。

アフリカ上空に宇宙船がやってきて、
すわ、宇宙人の侵略か!と思いきや、
中にいたのは、大量の弱ったエイリアンたち(外見はエビ似)。

人道主義を気取る人類は、地上にエイリアン居住区を作って、
はじめ親切に彼らを保護するが、20年も経つとエイリアンが増えすぎて(250万匹)
居住区はスラム化するし、近所の人類の住民と軋轢が絶えないし、で
もっと劣悪な環境の第10地区にエイリアンたちを移動させようとする。

その移動計画の責任者に選ばれた男性が、
職務遂行中に、誤ってエイリアンのある液体を浴びてしまい、
体が段々エイリアン化していくという事態に。

そうなると、彼はエイリアンに対して威張っていた立場からたちまち転落、
彼自身がそれまで属していた組織から貴重な実験体として追いまわされ、
エイリアン居住区に逃げ込むはめに。

自分の体が次第にエイリアンに変化していく恐怖。人間からの迫害。

人間の体に戻れるかもしれない唯一の方法のために、
彼はあるエイリアンと協力して人類に激しく抵抗するのだが
とうとう最後に彼は…。


人権無視の拷問、人体実験、組織による事実の隠蔽。
一回観たら脳裏に焼きついて、夢にまで見そうな悲惨さ、残酷さ。
「蛍の墓」に並ぶ衝撃ですよ。

アパルトヘイト政策を皮肉った映画なんだそうだ。
自分と異なるものを強烈に排除しようとする心理。

「この世で一番怖い生物は人間」と前に何かで読んだけど、
確かにそうかもしれない、と思わせられた。


故郷の香り(原題:暖)

2012年01月21日 | 映画

   

久しぶりに中国映画のDVDを観た。
「山の郵便配達」と同じ監督なので、風景が綺麗な映画かなあ、と期待しつつ…。

ビックリなのが、香川照之が出ていた。
しかも中国人役で。
といっても口がきけない人の役なんだけど。

香川照之と中国映画といえば、
以前「鬼が来た!(鬼子来了!)に、日本兵の役で出ていて、
映画自体も面白かったんだけど、香川照之の演技もすごくて、
「この人、“役者” だなー!!」と思った。

でも、今回は中国人役。
しかもセリフないなら、わざわざ日本人俳優を配する意味ないのでは?
日本人の観客を増やそうという魂胆か?
と思いつつ観たら…。

いやー、やっぱ、香川照之すごいわ!役者やわ!
「ヤーパ(唖吧)」と呼ばれる口の利けない、学もない男性の役で、
言葉としてのセリフは全くない。
ただ、「あー」とか「うー」とかの声と、手振り身振りなどの動作、それと表情による演技で、
他の主役の二人(語り手である秀才さんと、村一番の美人で目立つ女の子)に
全くひけをとっていません!
龍馬伝の弥太郎役にちょっと通じるものがあるかな?
あんなに自信過剰のずうずうしい役ではなくて、ひたすら一途な役なんですが。

ストーリーは…
久しぶりに戻ってきた故郷、思い出すのは実らなかった若き日の恋。
君のところにきっと戻ってくるよと約束したのに、
都会に慣れた僕は結局戻らなかった、あの子はどうしているだろう、
聡明で美しかった彼女のことだ、きっと幸せな結婚をして…、
と思いにふけりながら偶然すれ違ったのは、
すぐには気づかぬほど、生活に疲れ変わり果てた容貌の彼女だった。
しかも、夫はあの「ヤーパ」だという。なぜ……。

うーん。
人生、いろいろあるよねー。
若い頃の約束って、儚いよねー。
でも、何が幸せか、というのはやっぱり人それぞれで、
そとから見ただけで、他人が一概に判断できるものではないですね。

いい映画でした。