さて、気を取り直して…。
この写真、何だかおわかりでしょうか?「パイナップル」のように見えるのは、海辺に生える「アダン」という植物の実です。注目していただきたいのは、その上にいる、青紫の生き物です。これは、「ヤシガニ」といって、陸上に生息するヤドカリの仲間です。
ゆでて食べると大変美味ということで、南国の珍味として結構な値段で取引されるようです。
ヤシガニは夜に活動するため、これを捕るには懐中電灯を持って闇の中を歩き回る必要があります。私は、ヤシガニ捕りに行ったことがなかったので、宿のおじさんが「ヤシガニ捕りに行こうか」と子供たちを誘ってくれたとき、子供たちよりも喜んで「行きましょう!」と意気込んで率先して支度を始めました。
泡盛を飲んで半分酔っぱらった頭で、真っ暗な道を懐中電灯を照らしながらおじさんの後をついて行きます。
「この辺にいるはず」と、道ばたのアダンの実を懐中電灯で照らすと、いました!ヤシガニ!野生の状態のヤシガニは、初めて見ます。
「ほら、捕りなさい」と、我々に促す宿のおじさん。しかし、下手をしたら指を切り落とされそうな大きなハサミのあるヤシガニ。しかも、アダンの葉っぱには、たくさんのトゲトゲがあり、下手に触れると手足を傷つけてしまいます。
我々はどうしたらいいかわからず、呆然と立ちつくしてしまい…。
すると、「仕方ないなあ(笑)」と、見かねたおじさんは素手のままでアダンの木によじ登り、ヤシガニをひっつかんで、少しばかりの格闘の末、アダンの実から引きはがしました。さすが、島の男!(笑)
結局、この日は20分ほど歩いて4匹のヤシガニを捕まえましたが、小さいものは逃がしてやり、大きめの2匹を宿に持ち帰りました。
翌朝、宿のおばちゃんにゆでてもらい、朝食後に出してもらいました。
濃い青紫のヤシガニですが、ゆでると普通のエビやカニのように、真っ赤になります。
…さて、肝心のお味ですが、…そうですね、少しクセのある伊勢エビといった感じでしょうか。実は、私は甲殻類があまり好きではないため、ちょっとだけ試食してやめておきました。
残りは、同宿の家族連れの子供が、大喜びでバクバク食べていました。子供の割に、なかなかの食通!(笑)
今回は、フラッシュを持って行かなかったので、片手で懐中電灯で照らしながら、もう一方の片手でカメラを持って撮りました。
なんか、撮影の様子とか、そのさきの世界が
めっちゃリアルに広がってきます。
島のおとこ。
おじちゃんすごい
でも、はりきってでかけていくしばちゃんふぁみりーもステキな経験ばっかりですごいです★
なんだか グロテスクにみえたのは大きなはさみと
迫力なんですかね。
生息場所とか、アダンのはっぱとか、なんかすごいごつごつした感じでした。
でも、あの青紫 なんだか星空みたいにみえます(*゜∀゜)
たしかに、ヤシガニはグロテスクです。(笑)
結局、「ヤシガニ捕り」に行った割には、私は生きているヤシガニには一度も手を触れませんでした。(^_^;
ヤシガニは、ヤドカリのでかいやつです。ヤドカリから貝殻をとると、こんな感じなんですよね~。
西表島のナイトツアーで、ガイドの方が何気につかんでいましたが、「下手に触ってはさみで挟まれると、指くらい切れてしまうよ」と言われました。
素手で捕まえるなんて、やはり地元の方はすごいですね!
私も鳩間島で宿のおじさんとでかけましたが、すでに12月ということもあり、
お目にかかることはできませんでした。
だから、すごくうらやましいですねぇ。
八重山全般では、乱獲も問題になっているようですね。
来間島は問題なかったんでしょうか?
西表島のナイトツアー、行ってみたいです!カヌーで行って、サガリバナなんか見たりするんですよね!
やっぱり夜の探検にはあこがれます。
★おさやんさん
たしか、「瑠璃の島」でも、ヤシガニ捕りやってましたよね。鳩間にもまた行きたいなぁ。。。
乱獲の話は、来間島の宿のおじさんも気にしていました。なので、捕まえたヤシガニのうち、小さいものはまた元の場所に戻してやりました。