久々の更新です。
昨夏にヤンバルを訪れた際、民宿の庭で見つけたキノボリトカゲと思われる生物。
玄関先の柱や石のあたりでのんびりしていました。
足の指がメチャクチャカワイイです。
白くてぷにっとしたヤモリも大好きですが、この緑色でザラザラのトカゲも、相当愛嬌があります。
写真からは分かりませんが、眼や頭の動きもクリッとして愛らしいこと。
レンズを変えたりしながら、何枚か撮りましたが、長いことおとなしく観察させてくれました。
久々の更新です。
昨夏にヤンバルを訪れた際、民宿の庭で見つけたキノボリトカゲと思われる生物。
玄関先の柱や石のあたりでのんびりしていました。
足の指がメチャクチャカワイイです。
白くてぷにっとしたヤモリも大好きですが、この緑色でザラザラのトカゲも、相当愛嬌があります。
写真からは分かりませんが、眼や頭の動きもクリッとして愛らしいこと。
レンズを変えたりしながら、何枚か撮りましたが、長いことおとなしく観察させてくれました。
沖縄本島北部では、辺戸岬の次くらいに有名な景勝地、茅打バンタ(かやうちばんた)です。
バンタとは崖のことで、束ねた茅を崖から投げ落とすと強風でバラバラになったことからこの名がついたそうです(Wikipediaより)。
(なぜ茅を投げたのか、その必然性がいまいちよくわかりませんが。。。(笑))
海からはかなり上がった場所にあり、下の集落や港を見下ろす雄大な眺めは壮観で、個人的には辺戸岬よりも好きな場所です。
写真は、最北部の西海岸から南を向いて写している感じで、やんばるの山々の深い森と、港付近のエメラルドグリーン、そして外海の深い青のコントラストが印象的です。
沖縄本島の最北端にある名勝、辺戸岬(へどみさき)です。
最北端のこの地からは、あと30キロほど北に行けば、鹿児島県の与論島があります。
20年くらい前に訪れたときは、春のどんよりとした空のもと、強い風に吹かれて、とにかく寒かったという記憶しかありませんでしたが、今回は天気もよく、沖縄らしい海の色が印象的でした。
観光地図を見ても、リゾートホテルの管理しているオクマのビーチを除けば、本島北部にはほとんどビーチのマークが見当たりません。
しかし、実際に行ってみると沖縄本島の全図には載らないような、小さなビーチがちらほらありました。
私が見た中でも風景的な美しさが印象的だったのは、このヒレーの浜です。
ある書籍には「沖縄八景」のひとつであると書かれていましたが、たしかに風光明媚な場所です。
沖縄八景については、諸説あるのか、ネットで調べるとここについてはあまり情報がありませんでしたが、私としては、八景にしても十分よいと思いました。
奥の漁港でフィッシュアイレンズで撮影した星空です。
写真では露出を明るめにしているので、さすがに肉眼ではここまで印象的な見え方ではありませんが、イメージとしては、「目をこらさなくても余裕で天の川がわかるくらいの見え方」といった感じでしょうか。
奥の集落の光が多少はあるものの、光害はほとんどなく、本当に星がよく見えました。
写真には撮れませんでしたが、流れ星や人工衛星も多数見ることができました。
今回滞在した場所は、やんばるの中でも最北部の地、国頭村の「奥」という地区です。
沖縄行きの前に、沖縄を知る方に「今回はやんばるで滞在です」と伝えると、「奥間(オクマ)ですか?」と返ってきましたが、「いいえ、“奥間”ではなく“奥”です」と答えると、ちょっと驚いていました。
(やんばるのなかでも比較的南の方にある“奥間”地区には有名な高級リゾートホテルがあり、沖縄旅行でやんばるで滞在といえば、多くの方が真っ先に思い浮かぶのは“奥間”のようです。)
しかし、観光ガイドの地図を見ても、観光スポットのマークが大量に記載されている中南部に比べ、北部のやんばる地域はスポットマークがまばら。中でも最北部については、辺戸岬以外のスポット表示以外はほとんどありません。
もともと離島が好きな私は、有名な観光スポットよりは静かなところが好みであるのと、今回宿泊した民宿に以前から興味があり泊まってみたかったというのがあり、「次に沖縄本島に行くなら奥!」と、前々から決めていたのでした。
とはいえ、ガイド本やネット上では、事前に入手できる情報があまりにも少なく(たとえば、海水浴場のマークはずいぶん南に下った奥間のビーチくらいしかない)、6日間の旅行中、果たして何をして過ごすことができるのか、特に海が大好きな子供たちが満足できるのか、不安もありました。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
実際に行ってみた奥の地区は、それは静かなところで、国道は通っていても車の通りは少なく、ヤンバルクイナがのんきに歩いていても不思議ではないような場所でした。
懸案だった海水浴のできるビーチも、奥地区を含めちょっと車で移動すればいくつもあり、しかもほぼプライベートビーチ状態。
民宿の近くの奥漁港(上の写真)の付近は、遠浅でいつも鏡のように穏やかで静か。夜に港で空を見上げると、光害も少なく、目をこらさずとも天の川がしっかり見えるような素晴らしい環境でした。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
ところで、沖縄マニアの方には知られている話かもしれませんが、奥には共同売店の第1号店というものがあります。
共同売店とは、集落の住民がお互いに出資して売店を作り、住民の手で店を運営し、店の利益も住民に配分するという、昔ながらの沖縄独特のお店の方式で、この奥共同店がその第1号ということです。(詳しくはWikipedia参照)
第1号店ということもあってか、ガイドブックによっては、数少ない北部の見所スポットの一つとして写真入りで紹介されているものもあるくらいの有名なお店です。
とはいえ、ここはこの地区唯一(たぶん)のお店であり、売られている物は食料品から生活用品、医薬品や釣り道具まで、まさに「生活必需品のよろず屋」といったところです。
ビールやらお茶やらお菓子屋らと、滞在中は毎日(しかも1日に複数回)通いました。
# 客のほとんどが地元の人であろうこの店に、6日間毎日怪しげな家族連れが通っていたことに、お店の人も不思議に思っていたかもしれません。(笑)
やんばるといえば、ヤンバルクイナ。
(今、日本語変換しながら知りましたが、漢字では「山原水鶏」と書くようです。)
初日の夜に宿の屋外テーブルで泡盛を飲んでいると、「キャッ キャッ キャッ キャッ キャッ キャッ キャッ キャッ ・・・」とけたたましく鳴く鳥の声が聞こえました。
宿のご主人によると、ヤンバルクイナが縄張りを主張している鳴き声であるということで、かなり遠くからでも聞こえそうな大きな鳴き声でした。
その後もこのような声だけは何回か聞くことができたのですが、声を聞いたからには、そして、せっかくやんばるに来たからには、実際にこの目で見てみたい!
しかも、どうせ見るなら、人工的な観察施設で見るのではなく、やはり野生の状態を見てみたい!
ヤンバルクイナは昼間でも舗装道路を横切ったりすることがあるとは聞いていたので、昼間、運転中はスピードを落としてきょろきょろしながら走っていたのですが、数十メートル先の動く黒い影に反応しては「なんだカラスか…」という落胆の繰り返しでした。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
宿のおかみに聞いたところ、夜の寝込みを狙えばじっくり観ることができるということで、飲みたい酒を我慢して(← 正確には妻に我慢させて)20時半頃、懐中電灯とカメラを持って、車で繰り出しました。
数キロ走ったあたりの風力発電用の大型風車の柱の部分で1羽目を発見!(上の写真)
目を開けて、片足立ちで眠っていました。(笑)
眠っているので、ライトを当ててもフラッシュをたいても全く動じず…。
その夜は、その後も何カ所かで、合計4羽のヤンバルクイナを見ることができました!
↓ このヤンバルクイナは、半覚醒状態だったのか、水平な枝の上をゆっくり歩いていました。
久々の更新です。
夏休みに行ったやんばるの写真がようやく整理できたので、アップします。
やんばる(山原)は、沖縄本島の北部にある亜熱帯の森に覆われた地域です。
本島の多くのリゾート地は中南部に集中しているので、内地から来る多くの観光客は、美ら海水族館のある本部半島よりも北へ行くことはあまりない(せいぜい日帰りドライブ程度)ようですが、私としてはそれがまた魅力で、今回はやんばるだけに5泊してきました。
かの有名なヤンバルクイナも生息する亜熱帯の森に覆われた北部の景色は、 いわゆる典型的な沖縄らしい海辺の風景でもなく、また、本土にある山や森とは植生の雰囲気も違い、一種独特な景観です。
たとえば、下の写真のヒカゲヘゴという大型のシダ類は、ゴジラの映画の風景の一部のようです。(以前、奄美大島でも見ましたが、奄美よりも北には自生しないようです。)
数メートルの大きさがあるにもかかわらず、ゼンマイのようなグルグルがあり、下から見上げると自分がこびとになったかのような奇妙な感じがします。
フラクタル図形のような、葉のシルエットもステキですね。
(太陽の強い光が直接レンズに当たり、きれいな同心円のゴーストが面白かったので、あえて採用してみました。)
南大東島には、前回書いた有名な鍾乳洞の他に、「地底湖」という魅惑的な響きのスポットがあります。
以前から雑誌などで読んで気になっていたのですが、有料の探検ツアーを予約して行く必要があるため、時間の調整なども含めどうしようかと行きあぐねていたところ、幸運にも、たまたま同宿だった島にとても詳しいOさんが、いつでも案内してくださるとのことで、お言葉に甘えて連れて行っていただきました。
(私と息子だけの完全なプライベートツアーで、しかも、ヘッドライトや長靴まで準備していただいて!)
この島の地下には、至る所に鍾乳洞や洞窟があるとのことですが、今回連れて行って頂いた「秋葉地底湖」の入口は、上の写真のように、畑のど真ん中のこんもりとした繁みにありす。
畑のサトウキビが生長して丈が高い時期は、この入口の繁みを見つけるのは難しいかもしれません。
とにかく、個人の畑を通らせていただくので、可能な限り畑を荒らさないよう、気を遣いながら繁みに近づきます。
繁みの中の一段低くなったところ、オオタニワタリが鮮やかな岩場の先に、更に下の方へ向かう真っ暗な入口が見えます。
照明の完備された「星野洞」とちがい、一歩入ると中は自然のままの真っ暗な状態です。
ライトを消して「真の暗闇」を体験した沖縄本島の戦跡「アブチラガマ」を思い出しながら、入口の方を振り返って見上げると、ちょっと不安になります・・・。
お借りしたヘッドライトで、足下と周囲を照らしながら、慎重に進んでいきます。
ところどころ、水たまりがあるのですが、下の方に書いた理由で、地底湖の水たまりはあるのかないのか非常にわかりづらく、うっかり気を抜くと靴を濡らしてしまいます。
畑の繁みから入口のあるくぼみに降りるところだけは、少し足場が悪いのですが、いったん洞窟の中に入ってしまえば、水たまりと、滑らないように注意すれば、それほど困難な行程ではありません。(この春小学生になった次男ですが、それほど苦労せず進むことができました。)
ここは、「地底湖」が売りの洞窟ですが、ちょっとした鍾乳石も楽しめます。
入口からおよそ5分ほど進んだくらいでしょうか、お目当ての地底湖が見えてきました。
透明度がとても高く、沖縄の海のような青い色が印象的です。
地上の湖などと違い、地底湖の場合、こちら側からのヘッドライト(写真の場合はフラッシュ)の光が当たるだけで、逆光による水面反射がないため、まるで水面がないかのごとく、水の中がきわめてクリアーに見えます。
地上の湖でこれだけ透明感のある写真を撮るには、水面の乱反射を除去する「PLフィルター」をレンズに装着し、その効き方を最強にする必要があるのですが、ここではPLフィルターは使用していません。
逆に言うと、地上でPLフィルターを使うと、水面反射がなくなって、実際に自分の眼で見るよりも透明感のある(ありすぎる)非現実的な写真が撮れるのですが、地底湖の場合は、自分の目で見た景色が、まるでPLフィルターを最強にして使った非現実的な写真のように見えるという、なんとも不思議な体験でした。
唯一、水面の存在を強く感じさせるのは、上から落ちてくる水滴によってできる「波紋」があるためで、もし波紋がなければ、何となく青い地面があるだけでそこに水があるとはすぐには気づかないかもしれません。
水紋の美しい、一番のベストショット!
この日は雨の後だったため、地上からしみこんだ水滴が多く、水紋が大変美しい風景を作ってくれました。
最後に、限られたご自分の時間を割いて、我々を案内してくださったOさん、ありがとうございました!
全国的な知名度の低さからは信じられないほど立派な鍾乳洞が、南大東島にはあります。「星野洞(ほしのどう)」という鍾乳洞です。
この島の地表の多くの部分は現在はサトウキビ畑ですが、実はその地下の至る所に洞窟が存在するらしく、そのうちの一部がこの星野洞として公開されています。
入場は有料ではありますが、金属の廊下や階段で足下が確保され、照明もきちんとあるので、安心して見学することができます。
我々が行ったときは他に観光客がいなかったので、管理事務所の方がその場で入口のカギを開け、照明スイッチを全部オンにして・・・といった具合で、完全な貸し切り状態でした。
入場時に手渡された、説明アナウンスの録音されたテープレコーダーを、各鍾乳石の前で再生すると、その鍾乳石に関する詳しい説明が洞窟内に響き渡ります。
1つの鍾乳石の説明が終わると、「いったんテープを止め、次は、3番の看板の前で、再生スイッチを押してください」といった具合で、効率よく案内が進められていきます。
私は地学的な知識があるわけではなく、単に一般の観光客としての視点ですが、とにかく美しい様々な鍾乳石をたちを、その成り立ちの説明を聞きながら、興味深く飽きずに見学することができました。
上の写真は、大東諸島でのフェリーへの人の乗り込みの様子です。
人は、専用の「かご」に乗り、まるで荷物のようにクレーンでつるされて、フェリーに積み卸しされます。
私自身も、南大東島から北大東島に日帰りした際、行きと帰りの2回、この乗船を体験できました!
島の住民や工事関係の方と一緒にどやどやっと「かご」に乗り込み、外からドアが閉められたかと思うと、クレーンにつながるロープがするするっと張り、「あ、浮いた!」と感じた次の瞬間にはもう、すうーっと船に積み込まれていました。
素早く、かつなめらかなクレーン操作の技術は、感動的です。
(しばらく前までは、このように立派な「閉じられたかご」ではなく、鉄格子で囲まれただけの「オープンタイプのかご」だったようで、乗り慣れた人でも風が強い日などはかなり怖かったとか。。。)
なぜ、こんなユニークな乗船の仕方をするのかというと、この島の置かれた環境からは、こうするしかないからなのです。
一般に、フェリーに乗り降りするときは、港の岸壁から船に渡された短い橋のようなものを使って乗り降りしますが、この島ではそれが不可能なのです。
というのも、大東諸島の港の岸壁は深い外海に直接面しており、海が荒れると停泊している船は大きく揺れ、港の岸壁から橋を渡して乗り込むのは大変危険だからです。
私が乗ったこの日も、出航前の停泊している状態では、岸壁からの波の返しを受けて、大型のフェリーとは思えないほど大きく揺れていました。
ちなみに、船自体も、港に直接接岸すると海のうねりで岸壁にぶつかってダメージを受けてしまうので、下の写真にあるくらいの距離を置いて停泊します。
このように港から一定の距離を置いて船を停泊(固定)させるのも、実は結構難しい作業をしているようです。それについては、またいつかご紹介します。
コバルトブルーの大東諸島の海。
この海を愛する人たちの間では、「ダイトウブルー」と呼ばれているようです。
沖縄などでは、それぞれの島の海の色を、その島などの名前を付けて「○○ブルー」と呼ばれることがあります。たとえば、慶良間諸島の「ケラマブルー」、波照間島の「ハテルマブルー」、伊良部島の「イラブルー」等々。
それぞれのブルーがどのように違うかを分析するのは野暮なことであり、自分の愛する島の海の色をことさら大切にしたいという粋な気持ちが、これらのブルーの呼び方に表れていると思います。
ただ、大東諸島のダイトウブルーは、慶良間などのエメラルドグリーン系の青よりは、より「青」に近いコバルトブルーの印象が強いと感じました。
このあたりの海域は、島の海岸の近くからすぐに海底が深く落ち込んでゆき、海の色もどんどん深い青色になるのですが、島のすぐキワの比較的浅い海底斜面の部分は、明るい青から濃い青へのグラデーションになります。これが「ダイトウブルー」の特徴になっているのだと思います。
世界各地の海を回ったダイバーでも、最終的にダイトウブルーの海に惹かれていく人も多いとか…。
そんな不思議な魅力を持つ、南大東島の海の色です。
地図を見ればわかりますが、南大東島には多くの「池」があります。
なんでも、沖縄県の大きな池ランキングの上位いくつかまでは、南大東島の池なのだとか…。
これらの池は、深いところで海とつながっているため、上層部は淡水、下層部は海水になっていて、潮位の変化によって池の水面も変化します。
また、池には固有種や固有亜種の生物など、貴重な生き物が多数生息しており、多くの研究者が島を訪れているようです。
100年以上前、開拓団が島の崖をよじ登り必死の思いで上陸したとき、この無人島はビロウという木々に覆われた、気の遠くなるようなジャングルだったそうです。
皆で必死に水源を探し回って5日目、沖山権蔵という人が、初めて飲み水を確保できる池を見つけたため、その池は「権蔵池」と名付けられたといいます。
権蔵池の他にもたくさんの池があり、現在では、天然・人口の水路でつながったいくつもの池を、カヌーでめぐるツアーなどもあります。
3月の南大東島は、サトウキビの収穫の最盛期でした。
この島のサトウキビ収穫はとにかくダイナミックで、ハーベスターという大型の機械を使用しての収穫の様子は、日本の農業の風景とは思えない豪快さがあります。
サトウキビは、茎の一部を黒糖等を作るのに使用し、それ以外の葉っぱの部分等は不要となります。
この機械は、サトウキビを刈り取りながら、同時に必要な部分と不要な部分に分別する機能を持っているようです。
ハーベスターは、茎の部分を積載するトラックと併走しながら、葉っぱなどの不要な部分を豪快に吹き飛ばし、必要な部分だけトラックの荷台にぼとぼとと落として入れます。
不必要な部分は、畑だけといわずその周りの道路にまで吹き飛ばして捨てるので、周囲の道路はこんな感じに…。
上の写真は、畑ではなく「道路」です。(もちろん、この後、道路を清掃します。)
南北大東島は、周りに他の島のない水深2000メートルもの大海原にぽつんと2つだけ浮かんでいます。
海底深くに富士山が仲良く二つ、南北に並んでいて、その山頂の部分だけが海面に顔を出していて、それが南北大東島になっている…というようなイメージだとか。
そのため、沖縄の島々によくある「エメラルドグリーンの遠浅の海に、美しい白い砂浜」は、全くありません。
島の周りすべてが、荒波が打ち寄せる断崖になっていいて、崖から一歩落ちればすぐに深い海…という、想像するだけでもちょっと足がすくむような状態になっています。
写真を撮るだけでも結構コワイ思いをすることがあるほど…。
100年以上前、人間を寄せ付けないこの(当時の)無人島に、果敢に崖をよじ登って入植した開拓者達の勇気には脱帽です。