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やんばるの「奥」地区

2012-09-06 | 沖縄本島

今回滞在した場所は、やんばるの中でも最北部の地、国頭村の「奥」という地区です。

沖縄行きの前に、沖縄を知る方に「今回はやんばるで滞在です」と伝えると、「奥間(オクマ)ですか?」と返ってきましたが、「いいえ、“奥間”ではなく“奥”です」と答えると、ちょっと驚いていました。

(やんばるのなかでも比較的南の方にある“奥間”地区には有名な高級リゾートホテルがあり、沖縄旅行でやんばるで滞在といえば、多くの方が真っ先に思い浮かぶのは“奥間”のようです。)

 

しかし、観光ガイドの地図を見ても、観光スポットのマークが大量に記載されている中南部に比べ、北部のやんばる地域はスポットマークがまばら。中でも最北部については、辺戸岬以外のスポット表示以外はほとんどありません。

 

もともと離島が好きな私は、有名な観光スポットよりは静かなところが好みであるのと、今回宿泊した民宿に以前から興味があり泊まってみたかったというのがあり、「次に沖縄本島に行くなら奥!」と、前々から決めていたのでした。

 

とはいえ、ガイド本やネット上では、事前に入手できる情報があまりにも少なく(たとえば、海水浴場のマークはずいぶん南に下った奥間のビーチくらいしかない)、6日間の旅行中、果たして何をして過ごすことができるのか、特に海が大好きな子供たちが満足できるのか、不安もありました。

 

 

★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 

実際に行ってみた奥の地区は、それは静かなところで、国道は通っていても車の通りは少なく、ヤンバルクイナがのんきに歩いていても不思議ではないような場所でした。

懸案だった海水浴のできるビーチも、奥地区を含めちょっと車で移動すればいくつもあり、しかもほぼプライベートビーチ状態。

民宿の近くの奥漁港(上の写真)の付近は、遠浅でいつも鏡のように穏やかで静か。夜に港で空を見上げると、光害も少なく、目をこらさずとも天の川がしっかり見えるような素晴らしい環境でした。

 

 

 

 

 ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 

ところで、沖縄マニアの方には知られている話かもしれませんが、奥には共同売店の第1号店というものがあります。

 

共同売店とは、集落の住民がお互いに出資して売店を作り、住民の手で店を運営し、店の利益も住民に配分するという、昔ながらの沖縄独特のお店の方式で、この奥共同店がその第1号ということです。(詳しくはWikipedia参照

第1号店ということもあってか、ガイドブックによっては、数少ない北部の見所スポットの一つとして写真入りで紹介されているものもあるくらいの有名なお店です。

とはいえ、ここはこの地区唯一(たぶん)のお店であり、売られている物は食料品から生活用品、医薬品や釣り道具まで、まさに「生活必需品のよろず屋」といったところです。

 

ビールやらお茶やらお菓子屋らと、滞在中は毎日(しかも1日に複数回)通いました。

# 客のほとんどが地元の人であろうこの店に、6日間毎日怪しげな家族連れが通っていたことに、お店の人も不思議に思っていたかもしれません。(笑)



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (フゥ~)
2012-09-07 08:22:05
しばっくさんの沖縄・離れ島のブレのないコンセプトがいつも感じられて、いいなぁ~と思います。

すごく真似てみたいけど
なんでできないんだろ・・・年のせいでしょうか?(笑)
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Unknown (しばっく)
2012-09-07 15:12:19
★ フゥ~さん
離島好きなら、やっぱり本島ではやんばるですね。
特に奥は、昭和中頃まで陸から行く手段がなく、まさに陸の孤島だったとのことです。
山がちで宮古とは雰囲気は全然違いますが、本当にのんびりできますよ!
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