さしもしらじな。

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若いってこと。

2016-01-16 11:17:49 | 感想

起きがけで映画「人のセックスを笑うな」を鑑賞。

話の筋自体は大してなくて、淡々と日常が描写されてるような作品。
美大生の若者と人妻のひとときの恋愛とその終わり?まで。
美大の様子が、学生時代を思い出させてなんか懐かしい。
松山ケンイチが若くて痩せてて、パンイチになるシーンで背筋がまぶしく「若者だのう……」としみじみ。
色白の男性の裸って妙に恥ずかしいのは何でだろう。

若いっていいな、って年くってからは思うけど、自分が実際に若かった頃って不自由で息苦しく感じてた気がする。
本当は今に比べて可能性が目の前に広がっていて、体力もあって、できることも格段に多かったのに、
当時はすごく窮屈に感じてたのが不思議。
きっとそういうのって、過ぎ去ってからしかわからない類のものなんだろう。
本当の価値をわかる頃には、それらはとうに過ぎ去ってて失われてる。そんな風に。

とりあえずこの映画を観て思ったのは、

「若い頃に愛のあるセックスをするのは難しい」

みたいなことだ。
若いときにするセックスに愛なんてなくても、それはそれでいいと思う。
そんな余裕ないし、若いと。
執着とか欲とか幼い嫉妬とかそういうのを「愛」と勘違いしてても、それは許されると思う。
とにかく、湯水のようにただでひたすらできる内に、どんどんしとくべきだ。
いつかそれがちゃんと愛と結びつくときがくると思うので。
経験ない人ほど、幻想とか頭でっかちな知識とかで何かすごいもののように騒ぐけれど、
本来は自由で誰にでもできることで、なんら特別なことなんてない。
したければ誰にでもできる。平等に。
だから変に祭り上げたりありがたがったりすることじゃない。本当は。

ただ、誰にでもできるけど、そこに何かを見出すのは難しい。それだけのことだと思う。

日中から不適切な単語を繰り返してしまい、申し訳ない。
面白かったかと言われれば微妙だったけれど、雰囲気を楽しむつもりならいい映画じゃないかな、と思った。
あと、永作かわいかった。蓮っ葉な仕草がさまになってて。
そんな感じでした。



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