恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第四十二話 ご報告
「星波・・・お前なんかあったろう。
今日、授業中、完全に気持ち上の空だったぞ。」
ドキ!
そういえば、今日の塾の授業は最悪だった。
設問をやろうと、集中しようとしても出来ないし、あげくのはてに授業中はでに
ペンケースを机から落とし、みんなの注目を集めてしまったのだ。
昨日の庄司君からの告白のことを、どう健人と紫苑に切り出したらいいか
悩んでいた。
「確かに、星波、さっきからため息ばかりついているよね。」
紫苑が心配そうに私の顔を覗き込む。
思わず、またため息をつきそうになり、両手で口をふさぐ。
「あれ?昨日だっけ、庄司君と一緒に映画行ったの?」
「うん。」
「もしかして、喧嘩でもした?」
ううん。
横に首をふる。
じゃなくて・・・・・
「告白されたんだろう。」
何か苦いものでも吐き出すように健人が言う。
え・・
顔が急に赤くなるのを感じる。
「え・・・!そうなの星波!?」
一瞬言葉につまる。
「で、それを俺達にどういう風に切り出せばいいかって悩んでいた。そんなとこだろう・・」
図星・・・思わず赤くなったまま下をうつむく。
「健人の言うとおり。ごめん。なんて言ったらいいかわからなくて」
「ううん。謝ることないよ。よかったね!星波・・・・
それで星波から告白したの?それとも・・・・」
「し・・庄司君から。」
「そっか、そっか、おめでとう!!」
紫苑が、私の両手を包み込みながら喜んでくれる。
塾のあと、また3人で健人の部屋で勉強をしていた。
でも私は切り出すタイミングがわからずにため息ばかりついていた・・・らしい。
「まぁ・・よかったな。庄司は悪いヤツじゃないし。」
健人が、いつものように星波の頭に手を置く。
その手が微妙に震えているのに、星波は気づかなかった。
よかった健人も紫苑も祝福してくれて。
「ありがとう。二人とも・・・・」
「だけど、星波・・・俺達受験生なんだから、あんまり恋愛成就で浮かれていると
やばいからな。」
健人が、神妙な顔で諭す。
「わ・・わかってるよ。庄司君だって、今は、夏練真っ最中だし、私の状況もわかってくれているから・・・」
「あとは、2年の女達にまた、ねたまれるようなことにならないようにな。
お前が思っている以上に、庄司はもてるから。」
「うん。」
そうだよね。あんなにかっこよくて、爽やかで、背が高くて、優しくて
バスケ部のキャプテンなんだもん。
でも、本当に庄司君は私でいいのかな?
~第四十三話「気持ち」へつづく~
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今日、授業中、完全に気持ち上の空だったぞ。」
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悩んでいた。
「確かに、星波、さっきからため息ばかりついているよね。」
紫苑が心配そうに私の顔を覗き込む。
思わず、またため息をつきそうになり、両手で口をふさぐ。
「あれ?昨日だっけ、庄司君と一緒に映画行ったの?」
「うん。」
「もしかして、喧嘩でもした?」
ううん。
横に首をふる。
じゃなくて・・・・・
「告白されたんだろう。」
何か苦いものでも吐き出すように健人が言う。
え・・
顔が急に赤くなるのを感じる。
「え・・・!そうなの星波!?」
一瞬言葉につまる。
「で、それを俺達にどういう風に切り出せばいいかって悩んでいた。そんなとこだろう・・」
図星・・・思わず赤くなったまま下をうつむく。
「健人の言うとおり。ごめん。なんて言ったらいいかわからなくて」
「ううん。謝ることないよ。よかったね!星波・・・・
それで星波から告白したの?それとも・・・・」
「し・・庄司君から。」
「そっか、そっか、おめでとう!!」
紫苑が、私の両手を包み込みながら喜んでくれる。
塾のあと、また3人で健人の部屋で勉強をしていた。
でも私は切り出すタイミングがわからずにため息ばかりついていた・・・らしい。
「まぁ・・よかったな。庄司は悪いヤツじゃないし。」
健人が、いつものように星波の頭に手を置く。
その手が微妙に震えているのに、星波は気づかなかった。
よかった健人も紫苑も祝福してくれて。
「ありがとう。二人とも・・・・」
「だけど、星波・・・俺達受験生なんだから、あんまり恋愛成就で浮かれていると
やばいからな。」
健人が、神妙な顔で諭す。
「わ・・わかってるよ。庄司君だって、今は、夏練真っ最中だし、私の状況もわかってくれているから・・・」
「あとは、2年の女達にまた、ねたまれるようなことにならないようにな。
お前が思っている以上に、庄司はもてるから。」
「うん。」
そうだよね。あんなにかっこよくて、爽やかで、背が高くて、優しくて
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