『Sharon Farm Diary』 シャロン農園日記

イダウワーチタバーリ(ようこそ)!ファームの情報、ニュース、舞台裏等・・・独自の感覚的目線で綴ってまいります。。

夢広場

2020年06月30日 | Weblog
新・「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」
          ロバート・フルガム 池 央耿 =訳

……「人間、どう生きるか、どのようにふるまい、
どんな気持ちで日々を送ればいいか、
本当に知っていなくてはならないことを、
わたしは全部残らず幼稚園で教わった。
人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、
日曜学校の砂場に埋まっていたのである。
わたしはそこで何を学んだろうか。
何でもみんなで分け合うこと。
ずるをしないこと。人をぶたないこと。
使ったものはかならずもとのところに戻すこと。
ちらかしたら自分で後片付けをすること。
人のものに手を出さないこと。
誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと。
食事の前には手を洗うこと。
トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。
焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい。
釣り合いの取れた生活をすること・・・毎日、少し勉強し、少し考え、
少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして少し働くこと。
毎日かならず昼寝をすること。
おもてに出るときは車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること。
不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。」
……人間として知っていなくてはならないことはすべて、
このなかに何らかの形で触れてある。
……ここは、人にしてほしいと思うことはすべて
自分もまた人に対してそのようにしなさいというマタイ伝の教え、
いわゆる「黄金律」の精神や、愛する心や、衛星の基本が述べられている。

久しぶりに再会した夢広場には砂場と泥んこ場があります。
泥んこ場で遊ぶのはあと2,3日してからです。
今のところ砂場はやはり人気のようです。


砂場で夢中になって遊ぶ時、子どもは芸術家でもあり建築家でもあるのです。

自分のイメージしたことを表現する力、そのために夢中になること、
そして、試行錯誤しながら完成させていく喜びや達成感を存分に体験して欲しいものです。
大人になって物事を成功させるのは、やり遂げる力(グリット)です。
大人が見てこのたわいもない遊びの中で、彼らはちゃんと学んでいるのです。

 周囲の大人は、そのように子供が夢中になっている時は、ちょっかいを出してはいけません。
そっと見守っていれば十分です。



園庭 その3

2020年06月29日 | 子どもの遊び


大人が用意した遊び場でないところで遊びが始まります。
そこが面白いところです。
このようにして、
園庭では子どもの創造性に花が開きます。

今日は、
石ころが遊びの道具になっています。
自分で見つけた自然物が遊具になるがとてもいいですね。



石ころが何に見立てられて遊びが展開しているのか、
見届けできませんでしたが、

数への関心も生まれています。
「1,2,3、…… 」
二桁になると17,19、20」と、
何と、ショートカット で20まで到達していました。

先生からお勉強の時間に教えてもらう数量よりも、
この方が楽しく身につきますね。納得です。
お友達も一緒になって数を数え始めました。
数への関心がしっかり芽生えています。


園庭(続き)

2020年06月29日 | Weblog
雨上がりの園庭は少し湿って、お絵かきにはもってこいです。


人の形が上手に描けていました。
机上では味わえない、紙を配られては描けない作品です。
自らやりたいとと思ったことができる場所が園庭の良さです。
一応、上手に描けていると言いましたが、うまい下手は問題ありません。
湿った土がキャンバスになったということ。
そこになぞった形がくっきりと残ること。
評価を気にしないで、自分が描きたいと思ったときにできたこと。
「楽しい、嬉しい、出来た。」
これで十分、いや最高なのです。
親が求める机の上のお絵かきの時間よりも貴重な体験ができました。





園庭のぬかるみの補修にダンプでこぼした砂の感触を楽しんでいました。
そして、摘み取ってきた草を使って何かを作っています。引っ張っては砂の中に埋めるを繰り返しています。
写真を撮っても気づきません。
ただ集中あるのみ。



「園庭」ということ。
幼稚園と保育園の設置基準では、
幼稚園が「運動場」、保育所では
「屋外遊戯施設」となっていますが、
幼保連携型認定こども園の認可基準では「園庭」という名称になっています。

 働く先生方に対する呼び方も「幼稚園教諭」「保育士」から
幼保連携型の認定こども園では、「保育教諭」という呼び方になっています。

 ここに就学前教育についての明確な方向性が読み取れます。
園に付随する遊び場が、ただ単に「運動場」や「遊び場」というと機能でなく、
さらに広く深い意味があることを示しています。

園庭での遊びが、子どもを運動させたり楽しませたりという平面的思考では物足りなくなります。
「環境を通して行う保育」の責任果たすのが、園庭であり保育教諭の大切な役割なのです。



園庭

2020年06月29日 | Weblog
今日は、年中組さんがミニトマトの収穫体験にやって来ました。
先日のお散歩の時間に真っ赤に熟したトマトを見て、
「摘み取りがしたい!」
と言っていたようです。
念願が叶いました。
良かったですね。




シャロン農園は、
ハレルヤこども園の「園庭」の一部になっているのが特徴です。
農園の職員もこども園の仕事に多方面でシェアしております。
シャロン農園は、食育だけでな昆虫や植物、
そして勤労意欲などはば広く非認知に係る幼児の学びにも係っています。









レンブの花

2020年06月28日 | 熱帯果樹


レンブの花が咲いています。

 レンブという果樹を知らない頃、1980年代後半の頃だったと思います。
西アフリカのナイジェリアへ伝道旅行に行った時のことです。

 現地の方と奥地に出かけた時、途中でもぎ取った果実を一人でかじっていました。
   「それ何?」と尋ねると、
   「アップル」と答えが返ってきました。
こんな熱帯雨林地帯に野生のリンゴがあるのかと思い、1個かじらせてもらいました。
リンゴと信じ込んでかじったので、その違いにびっくりして、
得体のしれないものを口にしたという警戒感からあわてて口から吐き出してしまいました。

 後で知ったことですが、これをアメリカでは「ワックス アップル」と称するのだそうです。
本当のリンゴを知らない彼らが、単純に「アップル」というのも無理は無いということでした。

 実際は、マレーシア原産のフトモモ科のレンブという果樹でした。
味は、熱帯果樹の味といよりも果菜類の味わいです。
農園にあるのは、最初は白っぽくて熟すと赤やピンクにの色になります。

コーヒー園の今

2020年06月27日 | 有機栽培


コーヒーがまだ小木なので、
フルーツパパイヤをコーヒーとコーヒーの間に間植しました。

個人的ですが、私はフルーツパパイヤが大好きです。

ブラジルの日系ホテルでの朝食は、
サンライズという小ぶりのパパイヤでほとんど腹を満たしておりました。

ハワイの日系の農園で、
パパイヤを縦割りにし、
種を取り除いた窪みにバニラアイスを載せたデザートが忘れられません。

当農園のレストランはまだ休業中ですが、
早く皆さんにも味わってもらえたらという願いを持っています。

 未満児のプール開き

2020年06月26日 | Weblog
6月25日 
昨日は、未満児のひばり組、ひよこ組、アヒル組さんのプール開きがありました。

初めての活動にびっくりして大泣きです。
何事?
まだ実感がわかない子もいます。





でも、
水遊びは子ども達にとって最高はの遊びです。

慣れてきたら、プールの中でのいろいろな遊具が惜しくなります。
そして、子どもにとって水遊びが最高の学びの時間となります。

プール開き

2020年06月24日 | Weblog
子ども達が待ちわびていたプール開きです。
「夏の水遊びが守られますように!」
「泳ぎが上手にできるように!」

みんなで真剣にお祈りしました。
そして、子ども達のために洗礼式がなされました。




担任の先生からのプール遊びの注意を真剣に聞いていました。




今日はプール開きのお祈りなので、年少、年中、年長の「うさぎ組」「リス組」「キリン組」
全員が園のプールに集まりました。
明日から、近くのB.Gで泳ぎの練習が始まります。
B.Gの他の日は、ここで水遊びです。


「……この川が流れるところでは、すべてのものが生き返る」旧約聖書 エゼキエル書 47:9


プールの水は、使い終わると、農園の潅水に利用されます。
夕方、農園にある蝶園を覗いてみると、面白い光景に出会いました。
とてもぴったりの住処で優雅な暮らしを営んでいます。
カエル君! 子ども達との出会いをお願いします!!!



恵みの雨

2020年06月21日 | Weblog

昨日は農園にとっては恵みの雨を頂戴しました。
夢広場の傷んだ芝に目砂や液肥をまいたりしたのですが、
やはり、天からの雨が一番です。

解放まじかの夢広場、
しっとりとした雨に息吹を感じます。




何気なく目を横に向けるとサンゴの岩肌に頑丈に育ったソテツに花が咲いていました。
昔は味噌を作ったり、食糧難の時のご飯の代用だったりしました。


そのために、雌花の木にこの雄花をもぎ取り、受粉させる作業を手伝った記憶がよみがえってきました。
ソテツは毎年花を咲かせるわけではなく、10~15年に1度しか咲かないということのようです。

就学前教育

2020年06月20日 | Weblog
収穫したトマトを掌に載せた分、ちゃんと数えられます。
沢山採れた。多い少ないと感じることも大切な体験です。

傷がついて「食べられる、食べられない」の大切な判別も自分達で始めていました。
どこからでも、大人が用意したこと以上の活動を拓く力が、子ども達にはあります。
子ども達の内にあるエネルギーを引き出すことが、教師の大切な役目です。



乳幼児の教育は、小学校の教科学習を先取りすることではありません。
大切なことは子ども達の「感動」「わくわく感」が大切です。
無理やり先取りしたことを覚えてもあまり意味がありません。

むしろ、学校で学ぶときに大切な基盤を作っておくことです。
そして、その時に自ら学ぶ力が発揮されるのです。

ミニトマトの収穫

2020年06月20日 | Weblog
6月16日


 農業体験交流のために育てたミニトマトがたくさん熟してきました。
 急遽でしたが、ハレルヤこども園に呼びかけたら、
 年長のキリン組さんと0.1歳児のアヒル、ひよこ組さんが大勢できてくれました。

 初めに、「トマトの好きな人!」と尋ねたら大勢が手を挙げて、
 次に、「トマトが嫌いな人?」と尋ねると、元気よく!!! ???
 3人の手が上がりました。

 「でも、自分たちで収穫したトマトは絶対おいしいからね!」といって収穫が始まりました。

 給食の後の時間に担任の先生に会うと、
 嬉しそうに、「ありがとうございました。みんな美味しといって食べていました!!!」と、
 大変うれしいお言葉を頂戴しました。
 子ども達が、農業や食にもっと積極的にかかわって欲しいと思います。


2020年06月19日 | Weblog
最近の雲の写真です。
朝日が昇る頃とか日が沈む頃の雲は、
私たちの想像をかき立てるものがあります。

6月6日 5時48分  夜明け前 





6月7日 19時46分 西の空




6月17日 5時30分 夜明け


6月17日 5時55分 やまぎわの光